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日本が恋しくなる時

こんにちは。

NY生活も20年近くなると滅多に日本が恋しいとか思わないのですが(食べ物と温泉は恋しい😆)それでもお盆とお正月の時期は無性に日本が恋しくなります。

私は新潟のど田舎で育ち、小さい頃は近所の山や川で遊んでいました。毎年夏は近くの農家から美味しいスイカを多めに買って、家の裏の池で冷やしていたものです。

お盆という言葉を聞くと、あの美味しかったスイカ、夏休み、親戚が集まって夕方にお墓参りに行くときのなぜかウキウキした気持ち、お祭り、花火。。。記憶の中の日本の夏が蘇ってきます。

そしてそれはいつも私がまだ幼かった頃の夏の記憶なのです。

うだるような暑さの中、歩いて小学校のプールに通っていたこと。

近所の川に魚を突き(釣りではなく突くのです)に行ったり、肝試しをしたり、スイカ割り、蝉取り、クワガタ、カブトムシ、盛り沢山だった夏。

今日本へ帰ったとしても、もう2度と味わえない、戻ることのない夏。

私の両親はもう他界しているので、尚のこと遠い記憶に感じます。

今日仕事先で、蝉の鳴き声を聞いて、急に日本が恋しくなりました。

夏も終わりに近ずくと、ヒグラシが鳴き出して、ふと寂しくなったものです。

いつまでも続くものなんてないもないのに、今日と同じような明日がきて、それがずっと続くのだと信じて疑わなかったあの頃。

そして今も、変わりばえのない毎日だけど、日々への感謝はいつも溢れてくる。

これが歳をとるってことなのかしら?






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