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リフレーミング

リフレーミングという言葉を最近知りました。

リフレーミングとは、物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、違う視点で捉え、ポジティブに解釈することです。

捉え方を変えることで自分自身の行動が変わり、問題解決にもつながるそうです。


物の見方に多様性を持つことが出来れば、人に対しても自分に対しても可能性を見出せるのではと思います。

若い頃、音楽を勉強していた私は、周りが優秀過ぎて、どうしても自分に自信が持てずにいました。

「○○○だから、自分はできない〜、自分はダメだ。」

これが私の口癖でした。

自分なりに努力している。でもどうしてもできない。

その一択の思考しか持てなかったし、周りもそういう目で見ている人が多かったと思います。

そして、それがひどくなると、

「○○○な自分は、ここにいてはいけない存在だ。」と。

自己の存在まで否定するようになりました。

これって、完全に病んでいたなと思います。

実際には、私の周りの人は皆私に優しく接してくれたし、先輩も可愛がってくれていました。

今から考えると、正統派のやり方でなくても、何か違う方法や道を見つけることができたのかもしれなかったなと思います。

でもその当時の私は、悲しいくらい自らの頭の中の捉え方が全てであり、自分に絶望し、自分をがんじがらめに縛り、身動きが取れなくなってしまっていたのです。

そして、引きこもりがちだった私に、音楽とは全く関係のない知人が助言をしてくれました。

「とりあえず、大学を卒業することを目標にしてやってみたら?」と。

すごく当たり前の普通のアドバイスでしたが、当時はそんなことにさえ気づく余裕もありませんでした。

辛くて辛くて藁をもすがるような気持ちでいた私は、素直にその助言に従いました。

真面目だった私は、それなら出来るような気がしたからです。

それから私は、自分のプライドを捨て、とにかく授業だけはちゃんと受け、単位を取り、実技試験もなんとかクリアして大学を卒業することが出来ました。


低空飛行でしたが、最後の目的地まで辿り着いたのです。


途中で大学を辞め進路変更するという選択肢もありました。

しかし私にとっては、自分に自信をつけるために、大学を卒業するということは必要なことだったと思います。

それにしても、若い頃にリフレーミングというポジティブに解釈できるという方法を知っていれば、もっと楽に生きていけたし、いろんな可能性が生まれたんではないかなと思います。


どんな物事にも多面性があります。


頭を柔らかくして、これから先も豊かな人生を送れるようにしたいものです。

最後まで読んでくださりありがとうございました😊


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