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多様性

私は幼い時に、父を病気で亡くしました。

母や周りの方々に育ててもらい、母子家庭でありながらも環境に恵まれ、大学まで行かせてもらったし、いわゆるバブルの時期にそれなりに青春を謳歌したりもしました。

このコロナ禍の学生の生活に比べたら何不自由なく生活することができ、この歳になって振り返ってみて周りの方々に感謝しなければとつくづく思っています。

母子家庭であったこともあり、家族で支え合って生きてきたので、家族の結びつきが強かった思います。それはそれで良いことであった訳ですが、そのせいか『価値観』『生き方』の正解が一つしかなかったように思います。

昔はみんなそうだったのかもしれません。

無意識のうちに『普通に生きるのが良いこと』『世の中に認められる生き方』というざっくりとした正解の価値観に縛られてしまっていて、若い時にはそれに気づかず苦しみました。本当はもっといろんなことやってみたかった笑

昨今、多様性を尊重しようという言葉が耳に入ってくる世の中になりました。ダイバーシティともいうんでしょうか。

そんな言葉は昔はなかったので、『普通』の価値観でない自分が
何か悪いことをしてしまっているようで心を暗くしていたことも多かったように思います。苦労して親に育ててもらったんだし、普通に褒めてもらえる生き方をしなきゃいけないと。

今なら、もっと大らかに生きていいんだよと若い頃の自分に言ってあげたい気分です。本当に。

理想主義のミレニアル世代の長男は、私の呪縛(?)を受けてか普通に誉められようとする生き方を選び、自分が本当は何をやりたいのかもわからないまま世の中の正解を追い求めて苦しんでいるようです。

現実的なZ世代の次男は、早い時期から普通に価値を求めず、自分の性質を見極め、自分に合った生き方を選んで進んでいます。

でも次男は普通を求める社会や家族に人知れず傷ついていたと大人になってから話してくれました。小さい時はなかなか自分の思いを大人に話せないですからね。可哀想なことをしました。

そうか〜。もっと早くに気づいて認めてあげればよかったと今ごろ反省する愚かな母親です。やはり私自身の育ちが子育てに影響させてしまったようです。

子育てはもう卒業とは言いつつ、やはり新しい人たちの生き方は自分が年老いても遠くから見届けたいですね。口は出しませんが。。

この先どんな時代がフューチャーされるのでしょうか。

それでも、やはり自分が自分らしくありながら好きな道を歩めることが出来たら素晴らしいことですよね。そしてそれが人の役に立つことに繋がることならより幸せだと思います。

#ダイバーシティ
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