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#4食卓を囲む子供たち

子供たちが食卓を囲みながら、ワイワイとしゃべっている。
「この鍋おいしい!」「ちょっとその皿とって!」「おかわり!!」

これは、あるフリースクールの昼食時の一幕。僕は、この光景にすごく幸せを感じた。なので文章で残しておこうと思う。


学校に行っていたら当たり前にある給食の時間。この時間は、食事をするためだけの時間ではない。いろんなおしゃべりをしたり、時には牛乳を飲んでいる友達を笑わせて牛乳を吹かせてやろうなんていたずらをしたり。
こうやって何気ないコミュニケーションをとっている時間が、すごく大切で「幸せ」な時間だったと記憶している。

なんと驚いたことに、フリースクールでの食事の時間も、僕が給食の時に感じていた「幸せ」と同じものを感じた。
その「幸せ」を感じたとき、「学校に通っている子供たち」と「フリースクールに通っている子供たち」に全然差なんてないということに気が付いた。確かに、置かれている状況は違うかもしれない。でも、違うのはそれだけだと思った。


本当に大切なことは、自分が思ったことを口にできる安心できる環境と、それに対して当たり前に反応があることなのかもしれない。

そんな当たり前の「幸せ」を、食卓を囲む子供たちから教えてもらった。
ありがとう。




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