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円安時の味方?!安くておいしい海外の外食

旅の大きな楽しみの一つが食。
旅をしたら、現地ならではの名物や、おいしいものを心行くまで堪能してみたい。

なおかつ、財布に優しければもっと良い。
特に、円安が止まらぬ昨今、海外旅行の際はなるべく食事は手頃に済ませたい。

旅をしているときは、どこで何を食べたら安く済み、且つ味覚も満足できるだろうか……?

今回、私が物価の高い欧米を旅しているときに出逢った、安くておいしい外食をピックアップしてみました。

これらの食べ物は、「予算オーバーしそうだから、今日の食事は手頃に済ませたいな」「でも、なるべくおいしいものが食べたいな。我慢するのはイヤだな」と思ったとき、本当に助けになりました。

多くは地元の人に愛されているローカルフードですが、旅人の胃袋も掴むこと間違いないでしょう。
これらの地域に旅するときは、ぜひ一度味わってほしいものばかりです。

ケパブ(ヨーロッパ全域)

トルコのB級グルメ、ドネルケパブ。
吊る下がって燻されている肉の塊を削って提供するあれです。

ヨーロッパのどこの街にもほぼ必ずケパブスタンドがあって、地元民たちがランチを買いに来たり、店内で屯したりしています。
これらのスタンドでは、具材がたっぷり詰まったケパブサンドを手頃な値段で提供しています。

できたてケパブサンドを一口かじると、温かくてジューシーな肉汁と野菜のフレッシュが香りが、口の中いっぱいに広がります。
地域の物価や店にもよりますが、値段はだいたい1個5ユーロ前後。
ドリンクと併せて購入しても、10ユーロ未満で済みます。

ジューシーな肉と野菜がぎっしりのケパブサンド

お手頃な上に、肉や野菜がバランスよく摂れるのが、栄養が偏りがちな旅行者にはうれしい。
ケパブスタンドは比較的遅い時間まで営業しているので、私は他に食べに行くところがなく困った時はケパブ!と決めていました。

ピッツェリア(イタリア)

イタリアのレストランは、種類によって呼び名が違います。
高級レストランがリストランテ、カジュアルなレストランがトラットリア、そしてピザ専門店がピッツェリアです。

私はイタリアへ来たら、食事は毎日ピッツエリアでもいいと思っていました。
本場の焼きたてピッツァが食べられる上、値段も控えめだからです。

ピッツァメーキング中

ピッツァ1枚の値段は、6ユーロくらいから。
シンプルなピッツァマルガリータが最も安価です。
飲み物と併せても、一人10ユーロ前後を見ておけば足りるでしょう。

個人的には、ピッツァの中ではシンプルなマルガリータが一番おいしいと思う。

ピッツァ生地を手でくるくる回して伸ばしている職人の技とか、おもしろいパフォーマンスが間近で見られますよ。

バール(イタリア)

イタリア庶民に親しまれるバール。
BARと書きます。
カフェ+バーのような感覚でしょうか。

バールでは淹れたてのエスプレッソやカプチーノが飲めるほか、フォッカッチャやパニーニなどスナックを手頃な値段で提供しています。
ちょっとしたランチに最適。

イタリアの温かいスナックとコーヒーの組み合わせは、それだけで満足できるくらい絶品です。
ちなみにバールでは、カウンターで立ち飲み(立ち食い)か席に着くかで値段が異なります。

バールのお手頃ランチ、パニーニとコーヒー

バル(スペイン)

スペイン各地にある、ドリンクやタパス(小皿料理)を手頃な料金で提供している店です。
イタリアのバール同様、BARと書きます。

特筆すべきはアンダルシア州グラナダのバルで、ここではドリンクを注文すると、タパスが無料で1皿ついてきます。
料理のオリーブオイルとワインの香りを存分に味わいながら、南欧の旅を謳歌したいものです。

パルのワインとタパス

スタンドのホットスナック(マルタ)

マルタ各地で売られているホットスナック。

特に親しまれているのは、パスティッツィ。
パイ生地の中に、リコッタチーズや豆が入っている小さなスナックで、値段は1個0.5~1ユーロです。

パスティッツィ

パスティッツィの他にも、マルタにはフィッテーラ(マルタパン)のサンドイッチ、チーズやポテトなどの素材を包み込んで焼いたお惣菜パンのアッターサ、ランプーキ(マルタでよく食されている魚)パイなど、お手頃なスナックが多数売られています。

値段はどれも、1個2ユーロ~。
温かく素朴な味わいのスナックは、軽めのランチや街歩きのお供にぴったりです。

首都バレッタのバスターミナルの周りには、これらのスナックを販売するスタンドが並んでいますので、ゆっくり物色してみてはいかがでしょう?

ケースの中に並んだマルタの温かいスナック

パンダエクスプレス(アメリカ)

アメリカのショッピングセンターやフードコートならどこでも見かける、パンダのロゴのチェーン系中華レストランです。

チェーン系とは言え、侮るなかれ。
味はがっつり本格中華。

好きな大きさの容器を選び、そこに食べたい中華のお惣菜を詰めてもらいます。
容器は小さい方から、BOWL→PLATE→BIGGER PLATEです。
お惣菜メニューは、主食から炒飯、炒麺など、副菜からチキンやビーフの料理、麻婆豆腐などをそれぞれ選べます。

本格的な味とボリュームが堪能でき、かなり高い満足が得られると思います。

パンダエクスプレスにて
おまけにフォーチュンクッキー(真ん中)をくれる。

余談ですが、私は欧米を旅行中西洋料理に飽きたら、インドか中華料理に行くことにしていました。
西洋料理と異質の、日本人に馴染みやすい味を提供してくれる上、西洋料理レストランより料金も幾分手頃だからです。

ハリウッド・バーガー(アメリカ・ロサンゼルス)

アメリカの外食といえば、やっぱり王道はハンバーガーでしょうか。
マックやバーガーキングのような日本人におなじみのチェーン店から、日本未上陸の店、特定の地域にだけ出店しているローカルなハンバーガー店など、アメリカのハンバーガーショップは多種多様です。

ここでは私がロサンゼルスに行ったときに見つけた、いい感じのローカルバーガーを紹介したいと思います。

その名は「ハリウッド・バーガー」

Hollywood Burger
6250 Hollywood Blvd, Los Angeles, CA 90028 アメリカ合衆国

その名の通り、ロサンゼルス・ハリウッドのメイン通りにあります。
ハリウッドの他に、サンタモニカにも出店しています。

ここ、お店の雰囲気がとてもいいんですよ。

ハリウッドらしく、明るく洗練されていて、どこかアメリカのダイナーっぽくもあって……。

ハリウッドを思わせる装飾が、店内に施されていました。

ハリウッド・バーガーの店内
お店の壁紙

奥には厨房があり、注文を受けてから作られています。

出来上がった具材たっぷりのハンバーガーの、ジューシーでおいしいこと!

できたてハンバーガー
下に敷かれた紙や、ドリンクの容器もおしゃれ

ロサンゼルスを街歩きしている際の、ランチやブレイクタイムに最適です。

メニューはハンバーガーの他に、ホットドッグやサンドイッチ、各種サイドディッシュがあります。

アメリカのファーストフードはどこも個性的で、アメリカ文化を感じますよね。


……いかがでしょう?

地元民の生活と食文化も垣間見れるし、旅先での食べ歩きは楽しいですね。
どこの食べ物も、お財布に優しく手頃に胃袋を満たしてくれる上、その国らしさが現われていると思います。


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