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【80.水曜映画れびゅ~】『さかなのこ』~目がキラキラしてるっ!!~

今年の9月に公開された『さかなのこ』

さかなクン初の自伝的エッセイ『さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!』原作で、沖田修一監督、のん主演の作品です。

あらすじ

お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆく――。

『さかなのこ』公式サイト

さかなクンをのんが演じる!?

さかなクンの自叙的物語の本作ですが、主演はのんちゃん。

驚きのキャスティングで公開前から話題でしたが、観てみたらわかります。

「これは、のんちゃんにしかできない役だ!」と…。

お魚大好き少年からお魚博士になるまで…

さかなクンと言えば、お魚大好きお魚博士。

本作では、そんなさかなクンをモデルとした(のんちゃん演じる)ミー坊の、お魚大好き少年からお魚博士になるまでの軌跡がコメディチックに描かれています。

とにかくお魚が大好きなミー坊は、お魚をみるのも食べるのも楽しくてたまらない。

だけど…

いつもお魚のことばかり考えていて勉強はできず…

社会人になっても働くが苦手で…

人生の壁にぶちあたります。

それでも。自分の好きを突き詰めてお魚を愛し続けた日々がミー坊に大きな出会いと転機を与えるのです。

そんな優しさと楽しさに溢れた物語に、超ほっこり(*´∀`*)です。

目がキラキラしてるっ!!

そんな本作で特に私の印象に残ったのが、のんちゃん演じるミー坊の目

もうとにかく、いつもキラキラしてるんですよ!

「四六時中 大好きなお魚のことを考えて楽しくて仕方がない!」っていう純粋なその目の輝きが、眩しくてまぶしくて(笑)

あんなにも輝いた目ができる俳優は、のんちゃん以外考えられないですね!

『あまちゃん』の頃の純粋無垢な感じから変わらず、吸い込まれそうになるくらいの目の輝きに圧倒されました。

きっと、のんちゃん自身の心が綺麗だからなんでしょうね。

のんちゃんに加えて、ミー坊のお母さん役の井川遥をはじめ、柳楽優弥夏帆岡山天音などのユニークなキャストが勢ぞろい。

ミー坊に負けない一癖も二癖もある登場人物が映画を本当に楽しくしてて、映画を観終わったらどのキャラクターのことも愛おしく思っちゃいますね。

好きなことは大事っ!

そんな好きをとことん突き詰めたミー坊の姿を映画で観て…

好きを好きなだけやることって、本当に素晴らしいなと思いました。

頭の中一杯になるまで好きなことのことを考えて、楽しく楽しくて仕方がない!って姿にすごく憧れました。

でも実際には、仕事やなんやで「好きなことを好きなだけやる!」っていうのが難しかったりします…

それでも、好きなだけできなくっても、自分の大好きなことを大切にはしたいですね。

私は一度、大好きな映画を観る余裕が全くなくなってしまった時期がありましたが、あんなにつらい時間はなかったですね!(笑)

好きなことを大切できる余裕、そしてミー坊みたくそれを目一杯楽しむのって重要だなって思いました^^


前回記事と、次回記事

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来週は、今年のNAACPイメージ・アワード作品賞(映画部門)受賞作"The Harder They Fall"ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野を紹介させていただきます。
お楽しみに!


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