見出し画像

知らない人の有料マガジンを買ってみた

世界を大きく変えてしまうような超有益情報から、チラシの裏にでも書いておけばいいような「今日のごはんは、うどんにしようかなァ」的な誰にとってもどうでもいいような情報まで。この世は、そんな文字や映像の情報で溢れています。

その理由は、いつでも、どこでも、誰でも、手軽に、文字を世界に向けて発信できる環境があるからにほかなりません。

情報の価値は受け取る人によって異なります。例題を示すまでもないかもしれませんが「20000%口説かれるバリモテメイク術」という情報があったとして、25歳女性なら1万円払ってでも知りたい、と思うかもしれませんが、50歳のおじさんにとっては100円でも買わないよ、という話。

ただ、こんなに情報が溢れているこの世界で、検索窓に悩みを打ち込めば大抵の答えが「タダ」で手に入る時代に、有料で情報を販売するって、相当ハードルが高いように思っていたわけです。

そこで僕は、じゃあどういう人がどういう情報をいくらで売っているんだろう、ということが気になったので、前回「知らない人の有料マガジンをわざわざ買う」という記事の中で、「実際に買ってみるねー」と書きました。

で、実際、何本か有料記事を買ってみました。すべて面識のない、まったく知らない人の記事です。

まず思ったのは、有料記事って意外と少ないんだなということです。たまたま、僕が見たときだけそうだったのかもしれませんが、15~20本に1本くらいの割合でした。少ないのは前述の通り「答えなんていくらでも無料で手に入る時代」だからしょうがないとは思っていましたが、それでも、もう少し発信者のみなさん一人ひとりの「(有料にするほどの)とっておき情報」があるものだと思っていました。

もしくは、僕のように、積極的に誰かに見せるような情報ではなく、売れても売れなくてもよいので「必要な人だけ見てね」スタンスで有料記事をつくっている人も、もう少したくさんいるのかなぁ、と思っていたのですが、実際のnoteの世界は僕のイメージとは少し違うようでした。

詳細は省きますが、大きく「編集者」「ビジネス」「note攻略法」みたいなジャンルから記事を買ってみました。だいたい100円~800円くらいの記事でした。

100円の記事と、800円の記事、その差はいかほどか。

結論としては、100円だから有益な情報が少なく、800円だから多い、ということはありませんでした。「その情報、むしろ●●っていうサイト(無料)の方が詳しく書いてあるような……」的なものもちらほら。ただ、その人なりの情報の解釈とか、そんな捉え方もあるのね、というところは参考になった、のかも、しれ、ま、せん。何度も申し上げますが、情報の価値は人それぞれなので! あくまで、僕にとって、という意味合いで。です。

noteは記事の長さも、値付けも、発信者に大きな裁量があります。文字数とか、情報量とか、質とか、そんなことに対してお宝鑑定団がやってきて「いい仕事してますねー」と値付けをすることはないのです。だから、いろんな情報で溢れることになるわけです。

ともあれ、自分にとって必要な情報は、有料であれ無料であれ、結局自分で選別して手に入れる必要があるんだなってことがよくわかりました。少なくとも、TVや電車の広告とか、なんちゃらニュースとかYoutubeの「オススメ」など、誰かの意図で「取らされている」情報ばかりで満足していてはダメです。そう、ダメなのですッ! 必要な情報はッ! 自分から取りに行くッ! 活字溢れる情報大戦争を生き残るには、それしかないッ!!

さあ! 僕の考えに共有してくださった方はお金を出して僕の記事を買いましょうッ! そこにはあなたが知らなかったであろう知覚の扉が開いていることでしょう!


……


……


有料記事を販売する方の中には、こんな風に記事を買ってもらうための工夫をしている人も見かけました。ちょっと前に流行った情報商材の感じ? のマイルド版みたいな感じでした。

この売上だけで食べている人って、どれくらいいるんでしょうね。引き続き、調べてみようと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?