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Netflix『パルファム -香りに魅入られた悪魔-』

 少し前のドラマなんですが、友人に進められて観たこちらの作品。

あらすじは、「匂いに惹かれることがきっかけで、寄宿学校で知り合った6人の若者。その何年もあとに残虐な死体が見つかり、警察が捜査を開始。それぞれが容疑者となった彼らの驚愕の秘密が明らかになっていく...」と言う感じのドイツのドラマなんですが、これがまた引き込まれました。

 なんで引き込まれたかと言うと、とても暗いからw

 登場人物の誰も幸せじゃないと言うね。でも、すごくそれぞれのキャラクターの葛藤が生々しくリアルに描かれていて放っておけなくなります。主人公の女性がまたダメでね。不倫相手から連絡あったら捜査そっちのけで帰っちゃったりするところにリアリテイを感じます。またラストが素敵。俺もその香水欲しいぜって感じです。ぜひ皆様もご覧いただければ!

 話は変わって、最近こちらもすすめられて「鬼滅の刃」「約束のネバーランド」を読んでみたんですが、共通するのは人を喰う鬼が敵であること。そう言えば東京グールも鬼じゃないけど人を食べてたなあと。

 全ての作品が面白いのだけど、なんでみんないわゆる「カニバリズム」が焦点なんだろうと。昔のバトル物の漫画の敵はだいたい「支配する」か「殺す」を目的にしていたのに、それが「食べられる」に変化したのって、潜在的に僕ら人が何か危機感を感じているからなのかなあと。

 ともかくこの流れでいくと、トマス・ハリスの「ハンニバル」もそろそろリメイクとかありそうですよね。あれこそ「カニバリズム」物の最高峰。映画が酷かったので、ぜひちゃんと作り直して欲しいです。ちなみに、小説は本当に素晴らしい出来ですので、皆さんこちらもぜひ。なんだか物騒なnoteですみません・・・。


僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。