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芸能界もデジタル化の波に乗り出した!!あのジャニーズ事務所も!!

最近の芸能人はYouTubeデビューしたりしております。テレビに出れていなかったヒロシさんが「ソロキャンプ」で地位を確立したり、キングコング梶原さんが「カジサック」として順調に活動しているのを見たり、オリエンタルラジオ中田さんが歴史を語ったり・・・
どちらかと言うとテレビからネットに移行していった人達って感じでしたが、新型コロナの影響もあり有名タレントも続々デビューしております。
最近では大御所の黒柳徹子さんでしょうか(笑)
あのお歳でチャレンジするところに感動しました。
その裏で、デビューしたが登録者増えず閉鎖している人達も多いです。

現在のビジネス界でのフリーランスや副業の状況と似ております。

力あるフリーランスが仕事取ってくるのを見て、みんな副業で仕事をしようとする構図ですね。
やはり成功する人と失敗する人は出てきます。

そんな感じで、個人の力量に任せていた感があるデジタル化ですが、芸能事務所としてデジタル化に向き合っていかないといけない時代がやってきております。

今回は、露出制限が厳格だったジャニーズ事務所がデジタル化に向けて動いていることを参考に中小企業の皆様もデジタル化に向けて一歩踏み出していただければと思います。

ジャニーズ事務所

コンサート2

有名ですので、既にご存知かとは思います。
日本の芸能プロダクション。創業者はジャニー喜多川さんで、亡くなられる前後で色々なことがありましたよね・・・
法人の規模としては資本金1000万円、社員数130人程度なので「中小企業」の位置づけになると思われます。イメージできませんが(笑)

マネタイズポイント

マネタイズ

ジャニーズ事務所の売り上げは、当たり前ですが所属しているタレントによってもたらされます。
マネタイズのポイントは3つ「テレビ出演料」「ファンクラブの入会金・年会費」「コンサート・グッズ販売収益」です。

テレビの出演料
テレビ番組の出演者枠は事務所の規模によっても決まるそうです。ジャニーズはなかでも力があり、あらゆる番組に多くのタレントが出演しています。そのギャランティのうち、数%が事務所に入るというカタチで収益を挙げる仕組みです。
吉本興業は有名タレントで7:3で事務所が7割だったような(笑)
お笑いネタで使われているので信憑性はわかりませんが・・・
テレビ出演料に関しては、人材派遣業に近い収益構造と考えてもらえればイメージしやすいと思います。
人材派遣業のマージン率は20~30%が平均なのでそんな感じではないでしょうか。
※業種による

ファンクラブの入会費と年会費
ジャニーズには「ジャニーズファミリークラブ」というファンクラブがあります。入会費は1,000円で、年会費が4,000円です。原則的にファンがジャニーズのコンサートを観たい場合は、ファンクラブに入る必要があります。複数のユニットが好きな場合は、それぞれのファンクラブに入る必要があるのが巧い部分です。

今流行りのサブスクリプションの先駆けですよねファンクラブ事業は(笑)

そんなことを考えていると自分でファンクラブを作るサービスも開始されております。
試しに自分のファンクラブ作ってみようかと思いました(笑)

コンサート・グッズ販売収益
熱狂的なファンであれば、コンサートに行くのはもちろん、グッズも購入してもらえます。グッズはライブツアーごとに一新されるので、毎回新しいアイテムをファンが買ってくれるという仕組みで収益を挙げています。

これ以外にも不動産収入とかもあります。推定総評価額250億円。自社ビル含む10棟以上ビルを所有しております。

ビジネスモデル

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先ほども言いましたが、ジャニーズ事務所の売り上げは、所属しているタレントによってもたらされます。

つまり、所属タレントを売れさせるようにマネジメントすることが重要になります。
当たり前ですね(笑)ドヤ顔で言っている自分が恥ずかしいです(笑)

そこで男版宝塚と言われるような組織「ジャニーズJr.」です。
約300人の教育費用は、前述したマネタイズで賄えるので、次世代のアイドル育成に投資し、コンサート等でバックダンサーとして先輩方と共演して、人気のでたジュニアがデビューする・・・もう売れるべくして売れるアイドルグループが完成します。

このビジネスモデルがうまく回っていますが、芸能界にデジタル化の波が押し寄せてきたことによりジャニーズ事務所も変革を余儀なくされております。

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グッズ販売をネットで。とかは普通に移行できるとしても
ジャニーズの基本路線である露出禁止からSNSでの露出展開への移行は、すごい挑戦だと考えます。
さすがなのは慎重に進めるために期間を設けたり、人やグループを決めて段階的導入を行っているところです。

こう考えると、最強と思える中小企業でもデジタル化が必要なのだから、大なり小なり、中小企業全般デジタル化は必要と思えますね。

デジタル化でグローバル化

グローバル

様々なデジタル化がある中、今回注目するのはYouTubeです。
テレビとネットで展開が変わるからです。

テレビだとほぼ日本向け、ネットだとグローバル展開となることは想像がつくかと思います。

ジャニーズ事務所もグローバル展開を視野に入れ、MVをYouTubeで配信していっております。

最初の話に戻りますが、今までと同じような展開をしていても成功しないということです。

当然、ジャニーズ事務所も気づいておりトライ&エラーで取り組んでいると思われます。
ネット対応でデビューしているSnow ManとSixTONESを見ると意気込みを感じます。

しかし、現実は、活動休止した嵐と上記2グループを除くとMVの再生回数は1000万回も超えません。
小学生でも口ずさんでいるAdoの「うっせぇわ」は約9700万回再生です。K-POPでは2000~3000万回再生を超えたあたりでやっと“ヒット”として認識されるそうです。
BTSやBLACKPINK、TWICEなどでは億を超える再生回数を考えると・・・
Snow ManとSixTONESですら3000~4500万回再生なのでデジタル化からのグローバル展開は厳しい状況です。

ですが、デジタル化の波は、想像以上に早い、とてつもなく早く変化していきます。立ち止まっていては衰亡するだけなので、ジャニーズ事務所のデジタル化への転換は間違いなく正しい選択だと思います。

正直、ファンクラブ会員で100億も200億も収入のあるジャニーズ事務所は取り組む必要がないのでは?
と思えるほどの素晴らしいビジネスモデルですが、ビジネスは先を見ることが大切なので、現在の経営陣を応援したいと思います。

頑張れタッキー!!!

まとめ

成功

最強のビジネスモデルのジャニーズ事務所もデジタル化の波に乗ろうと試行錯誤しております。
それはグローバル展開となり、K-POP等との激しい戦いを意味します。
日本のテレビ業界の覇者とも言えるジャニーズ事務所がデジタル化の荒波をどう乗り越えていくのか、非常に興味深いものがあります。

中小企業の方々も参考にできるところは参考にしてください。

特に、取り組む姿勢や気持ちは共通と思われますので、是非参考にしてください。

ビジネス業界でもデジタル化の考えは同じです。
便利なITツール導入したから、これで生産性向上!!とはなりません。
利用するのが「人」だからです。
ITツールを活用できる環境に変革していかないといけません。
それも、時間をかけて導入するのではなく、計画的に早期に体制づくりをする必要があります。

今思えばジャニーズ事務所を退所した元SMAPの3人
ネットで基盤を作り、映画、CM、TVドラマと進んでいるのは、争ったとはいえジャニーズ事務所が参考にできると客観的に思う次第です。
やはり先見の明があったできる経営者だったんですね・・・

最後に

後藤又兵衛

今回は、ビジネス的なお話をさせていただきました。
本業は中小企業の新規事業開発支援・DX支援を行っております。
オープンイノベーションの相談や、デジタル化のご相談がございましたら、お問い合わせください。

ホームページ制作やITツールの活用(MAやRPA)等の支援なども行っております。

普段は、歴史、温泉、紅茶、読書なんかのブログを書いておりますが、今回はビジネス系となりますので、会社の宣伝させていただきました。
勝手気ままにブログを書いてる後藤純ですが、他のブログもよろしくお願いいたします(笑)

ジャニーズ事務所の素晴らしいビジネスモデルを調べたことにより、我が子をジャニーズ事務所に入所させたいと熱い気持ちを持っております(笑)
それについても今後、報告していければと思います(笑)

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