江口潤

システム思考実践研究家。趣味は合気道。自分が体験したこと、気付いたことを書いてます。

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Ikerumono江口潤について

こんにちは。システム思考を専門にした事務所Ikerumonoを2020年10月1日からはじめます。(www.ikerumono.com) システム思考に関して、何かお役に立てることがあれば info@ikerumono.com までご連絡ください。 1.プロフィールIkerumono江口潤  1984年京都生まれ。世田谷区在住。二児の父。システム思考実践研究家。これまでに日本漁業をめぐる人材育成、漁獲規制と漁師の生計維持の両立、地域の医療費課題、社会的養護、児童虐待、とい

    • 子どもから「遊び」を奪っているものは何か?

      先日、地域の人が企画した地域の人のための研修会に参加した。「遊びが育む子どもの芽」と題した研修は、天野秀昭氏、嶋村仁志氏という子どもの遊びに長らく携わられている両名が子どもにとって遊ぶことの意味合いを語ってくれる内容で、とても素晴らしい研修だった。私はお二人のお話しにくぎ付けになった。 特に印象的だったのは、子どもは大人から見ると危険だと思うような遊びを通じて、本当に危険な事とそうでない事の境目を学んでいく。危なくて、うるさくて、汚い遊びを通じて、生きていく上で大切な力を養

      • 学習と仕事の一体化

        「組織学習の取り組みを最も制限してきた要因はおそらく、断片化、つまり学習を人々の日常の仕事の“追加的なもの”にしていることだろう」(引用:ピーター・センゲ著『学習する組織』英治出版P412) 「学習と仕事が一体化するには何が必要なんだろう?」 私が長く抱いている問いだ。世の中には、学習のための様々な考え方、ツールがある。しかし、それが組織の中で根付き、仕事と一体化しているケースに出会うことは多くない。結局のところ、どんなに気の利いた考えも現場で使われなければ意味がないと思

        • 自律型人材であることを求められる。でも、、、

          先日、「自律した人材」についてシステム思考のツールを使って対話をした。きっかけは、「もう何年も自律した人材、自律した人材って言い続けてるけど、変わった感じがしないのはなぜだろう?」という企業勤めの人からの問いかけだ。すると教師の人が興味深い発言をした。「勤めている学校では自律した人材に向けた取組みをするんだけど、必ず親からの反対にあう」という。何が起こっているのか?私たちは教師、企業人、受験を控えた親という立場をとって語り合った。 学校では自律した人材を育てるために、学生が

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        Ikerumono江口潤について

          自転車に乗れるようになった時の話

          2020年5月5日に我が家の長男坊が自転車に乗れるようになった。父として息子の自転車練習に付き合う中で、いろんな葛藤があった話。 さかのぼる事5日前。公園で偶然、保育園の友達に会った。緊急事態宣言下で保育園に通えない長男坊は、久しぶりに会った友人と元気に遊び始めた。はじめは微笑ましく眺めていたが、鬼ごっこしている様子を観察していると、「〇〇君に追いつける訳ないよ」とすぐにあきらめている様子が気になった。何とか努力しようという様子が見えない。ドラえもん好きの長男坊が、のび太君

          自転車に乗れるようになった時の話

          共働きと在宅勤務と子育てと

          我が家では、4月9日から夫婦二人の在宅勤務が始まった。同じタイミングで二人の子どもは登園自粛とし、毎日家族四人で過ごしている。在宅勤務が始まって2,3日経った時、不意に妻が「なんか私ばっかり子守りしてない?私も在宅勤務なんだけどおかしくない?」と切り出してきた。その通りだと思う。明らかに私のほうが、部屋にこもって仕事をしている時間が長い。不公平と言われれば、返す言葉もない。 妻の要望に応えるべく、日中自分も子守りの時間をとり、妻が仕事に集中できるようにと試行錯誤を重ねている

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          娘を火傷から守れなかった

          2019年の最後の日、もうすぐ紅白歌合戦がはじまるというその時に、娘が大やけどをしてしまった。その時、自分は同じ部屋にいたが、娘をやけどという事故から守ることができなかった。 年が明けてもしばらく気が動転して、まともに振り返ることができないでいたけど、落ち着いた今、自分に何が起きているのか今後のために書き残しておこうと思う。事故が起きた4日後、自分への誓いとして以下3点を日記に記している。 - 子どもと一緒にいる時は、スマホ、テレビは厳禁(注意がそれるものは絶対にダメ)

          娘を火傷から守れなかった