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【エッセイ】あの頃夢見たかっこいい大人に僕はなれているだろうか。なれてなかったらごめんよ、昔の僕。
2021/1/26
僕はサッカーが好きです。日本のチームでは鹿島アントラーズを応援していて、普段はJリーグの試合を観ています。
今はシーズンオフのため、海外サッカーを観ています。今はもっぱらスペインリーグ。リーガエスパニョーラですね。そう、日本の至宝、久保くんの試合を欠かさず観ています。
今朝も徹夜で朝5時からの試合を観ていたので寝ていません。とても眠いです。
徹夜明けのテンションってちょっとおかしいですよね。徹夜マージャンした後のあの体のだるさと異様なハイテンションが僕は大好きでした。ビートクルセイダーズの『imagine?』をライブバージョンでみんなで熱唱して、放送禁止用語をみんなで絶叫して。まるで一種の陶酔状態、奇祭的な様相を呈していました。呪術くらい使えたんじゃないかな、あの頃は。
もうしばらくやっていないけど。そんなところからも自分が大人になったんだなって実感します。
まぁ、単純に徹夜マージャンしてくれる友達がいないっていうだけなのかもしれないけど、哀しくなるので深く考えないことにします。
話をサッカーに戻して、久保くんといえばまだ若干19歳。日本で言えば高卒1年目、僕で言えば大学1年生の頃です。
僕が大学1年生の頃に何をしていたのかと言えば、前述の通り、大学の友人たちと徹夜マージャンをしたり、高校時代の友人とバンドを組んでオリジナル曲を作ってみたり、彼女を作ろうと必死に出会いを求めてみたりしていた時期です。
もちろん頭の中は遊びと女の子のことでいっぱい。お腹はペコペコだけどエッチなことで胸はいっぱいおっぱい状態でした。
そんな僕にも夢があって、今もそれを叶えるために頑張っているところなんだけど、随分と回り道をしてしまったような気がします。
それでも諦めきれなくて今も必死にしがみついてもがいている。まるでフラれた恋みたいに未練がましく追いかけ続けているわけです。
スラムダンクの安西先生の言葉「諦めたらそこで試合終了だよ」を胸に、指先に力を込めて一本のロープに無様にしがみついています。氾濫した川に飲み込まれた時みたいに、このロープを離したら僕は茶色い濁流に飲み込まれてしまう。
だから僕は必死に、無様でも夢を諦めきれずに追いかけ続けています。
こんな僕を見て、19歳の頃の僕はなんと思うだろう。みっともない、かっこ悪いと残念がるだろうか。それともかっこいいと思ってくれるだろうか。きっとまだ夢を叶えていないことに残念がるだろう。それでもその後に少しでもかっこいいと思ってもらいたい。
そう思ってもらえるだけの自分でいたい。だから今日も僕は頑張ります。
そんなことを19歳の久保くんのスペインでの奮闘を見て思った火曜日の早朝でした。
それではみなさん、今日も素敵な一日を。
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