【エッセイ】月曜日の朝の殺伐さの中で今日も僕は祈りを捧げる
2021/1/18
今日は月曜日。また新たな1週間が始まります。他の人がどう思ってるのか知らないけれど、実は僕って月曜日がそんなに嫌いじゃないです。
それにはもちろん理由があります。月曜日って独特の雰囲気がありますよね。7つの曜日の中で一番個性的で不思議なオーラをまとっている感じ。
なんというか、よく晴れた日に干した洗濯物を取り込んで太陽の暖かい匂いを胸いっぱいに吸い込んだら、奥の方に少し生乾きの臭いが残ってた感じがします。月曜日って。
他の曜日だと、たまに「あれ、今日って何曜日だっけ?」とわからなくなる時があるんだけど、月曜日だけは間違えない。そんな存在感がある。
月曜日って週の始まりとしての清々しさと憂鬱さを同時に持ち合わせていて、満員電車に乗る人々の苛立ちもすごいんです。駅の構内なんて殺気立ってる。日曜の平和さと比べたら大違いです。
そんな月曜日の朝、みなさんいかがお過ごしですか?憂鬱さを抱えながら忙しなくバタバタとしている人が多いんじゃないかと思います。
僕だってそう。月曜日は嫌いじゃないけど憂鬱なのは僕も一緒です。もう拳銃で空に浮かぶ雲を撃ち抜きたいほど憂鬱です。
そんな僕がどうやって月曜日の憂鬱さを乗り越えているかと言うと、ホットコーヒーを飲むようにしています。
他の曜日だとそもそも朝食をとらないんだけど、月曜日だけはバタートーストを焼いて、コーヒーを淹れる。それも丁寧に。バターの塗り方も、コーヒーの淹れ方もとにかく丁寧さを持ってやる。それはある種の宗教儀礼のように欠かしてはいけない神聖さを持ったものなんです。
それでリズムを作るようにして月曜日を乗り越えて、その勢いのまま一週間を乗り越えるように心掛けています。
僕のマンデールーティン。みなさんも気が向いたらやってみてください。
それでも気が乗らない人は無理せず休んでもいいかもしれません。月曜日からいきなり全力なんて出せるはずないんだから。車だっていきなりアクセル全開に踏み込んだら危ないですよ。ふんわりと踏み込んでいきましょう。
それではみなさん、素敵な月曜日を。
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