青砥室長ってどんな人・・・?
こんにちは!インターン生のぺっこです!
今日は未来の準備室・室長 青砥和希さんにお話を伺ってきました。
クールでイケボな室長のコミュニティ・カフェEMANONへの想いや白河への想いはいったいどんなものなのでしょうか?
それではどうぞ!
ーまず、室長にとって未来の準備室もといカフェEMANONってどんな場所ですか?
=次世代の人、そして次世代のために仕事をしたいと思っている人と出会える場所でしょうか。大学のない地域である地方都市である福島県白河市で、高校生の選択肢と可能性を大きくするために開いた場所が「コミュニティ・カフェ EMANON」です。可能性の塊である地域の高校生はもちろん、そのサポートをしたい大学生、大人にも会える。出会いのある古民家カフェがEMANONで、その運営に取り組んでいるのが一般社団法人 未来の準備室です。
ーそういった場所が欲しいと思ったきっかけがあったのですか?
=そうですね。最初の最初のきっかけは、2011年3月11日に起こった東日本大震災を、大学1年生の時に東京で経験したことです。自分は18年間福島で過ごしてきた立場でありながら、自分にできることや福島に関する知識は、東京にいる東京出身の人と大きくは変わらないのでは、という無力感を感じました。その遣る瀬無さを次の世代の高校生には味わって欲しくなかった。高校生活の3年間は、もしかするとその高校のある街に住む最後の3年間。高校生のうちに、高校生自身が福島と関われる機会を設けたいと思いました。
そこで当時、Shirakawa Week( http://bono.co.jp/tag/shirakawa-week )というイベントに関わるようになりました。
Shirakawa Weekでは、地域の方に助けていただきながら、大学生実行
委員が大学で学んだスキルを高校生に提供したり、高校生や大学生など若年層をめぐる地方都市の課題を議論したり、地域の歴史や民俗に触れたり。
その中で、基礎自治体の若者支援政策・教育政策の中からこぼれ落ちている世代=高校生であるとの認識を深めた一方で、高校生が持つ力・可能性を強く感じました。自分たち東京の大学生という立場からも、地域の中で出会う人からインスピレーションをもらうことができたりして。
ーイベント団体から、 場所づくり、場所の運営に意識が変わっていったのですか?
=そうですね、イベントを開催したことを通じて、より一層こういう機会がもっと日常的にあればいいなと考えるようになりました。地方の高校生から見えずらい選択肢や教養、あるいは地域の中でこそ出会えるキャリア...高校生をめぐる課題は山積していますが、当事者の高校生からすると、それらに取り組むことはどれも、新しい人との出会いであり、新しい挑戦になります。当たり前の話ですが、高校生のコミュニケーションスキルは家庭環境や性格に依存してしまいます。イベントは短期間・単発なものにならざるを得ないので、コミュニケーションスキルの高い人だけにしか届けられない。高校生が、地域の中で安心して滞在できる場所、高校生が、小さな期待を持って集まってくれる場所を作ることができれば、もっとたくさんの高校生の持つ可能性を大きくすることができる。そう考えて、コミュニティ・カフェEMANONを作りました。
ーそんなカフェEMANONができてまちに変化はありましたか?
=当事者だからあんまり言えないけど、大人と高校生が日常的にコミュニケーションを取るようになったなと思います。自分が高校生だった時にはなかった景色だなあと思います。
ーそれってすごくカフェEMANONが白河にある意味をなしてると思うのですが室長としてカフェEMANONが白河にある意義ってどんなことだと思いますか?
=カフェEMANONは、大学がない街である白河に住む・通う高校生の将来を考える機会を担保する役割もあると思っています。家庭や学校では出会うことのできないスキルのある社会人や、大学生とコミュニケーションがとれる場所になっています。一方で、地域の人の期待には、若い世代に将来、この街に帰ってきて欲しいというものがあります。
いまの10代は、その1年後、3年後、5年後に、東京にいるのか、京都にいるのか、ニューヨークにいるのか、シンガポールにいるのか、もうわからない世代。だからこそ、どんな街に移動しても色褪せない、この白河でしかできない経験をしてもらいたい。それが素敵な思い出になったらいいなと思っています。まずその第一歩として、カフェEMANONはめちゃくちゃ高校生びいきです(笑) 高校生は入場無料、電源Wi-Fi無料、ケーキやドリンクのオーダーは学割価格です。
(27歳の誕生日を高校生に祝ってもらう室長)
ー確かに!!私もこんな場所で青春できたら帰ってきたくなりますもん(笑)
つまりカフェEMANONは高校生のためにまちのためにもなっている場所なんですね。
青砥室長の今後の目標とそれに対して新しいチャレンジがあれば教えてください!
=はい。目標は一貫して「白河を日本一、若者が活動しやすいまちにする」です。これはあと3年くらいで達成したいですね笑。
新しいチャレンジは、
高校生や、あるいは成長した大学生、そして地域に貢献したい大学生・社会人が、気軽に白河に滞在してもらえるような宿泊施設を作りたいなと思っています。
ーおぉ!それはまた面白そうですね。その話は違う機会で詳しくシェアしてください!!
私も「地元を日本一、若者が輝けるまちにする」を目標に掲げているので、室長から色んなノウハウを学んでいきたいと思います笑
今日の対談でカフェEmanonに高校生が集まる理由や室長の想いを知ることができました。私も白河のことが好きになりそうです!
それでは、室長、読んでくださったみなさんありがとうございました!
(テキスト:春山瑞季)