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なぜか上手くいかないと思った時に経営者がチェックすべきポイント

おはようごございます!眼から鱗という会社で経営者のメンタリングサービス『あとおし』を提供している長島です。今日は”なぜか上手くいかないと思った時に経営者がチェックすべきポイント”について書いてみます。

何か物事が上手く進まないと感じる時、経営者が点検すべきポイントがあります。上手くいかないという時は、多くの場合、ツキが落ち始めているタイミングです。原因としては、経営者自身が天地自然の理に反する行動を取っている可能性があります。

天地自然の理とは、
 ①分かり易い
 ②簡単
 ③効果がある
 ④接する人が笑顔になる、人相が良くなる、明るくなる

という要素を満たしていることです。

商品・サービスが思ったように伸びないとき

これを新商品やサービスの展開で置き換えて考えてみましょう。

□分かり易い
顧客が見たり聞いた瞬間に理解できるほど分かり易いかどうか。使ってみたいと感じるかどうかを確認する

□簡単
顧客が導入する際に複雑なことをせずに簡単に使うことができるか。また使う中で複雑な操作などがなく、誰もが利用することができるかを確認する

□効果がある
事前の期待値を超えた効果を実感できるかどうか。その効果は顧客が求めていることなのかどうかを確認する

□導入する人が笑顔になる
定性的な側面として顧客が導入をきっかけに笑顔になるかどうかを確認する

顧客が商品のことをすぐに理解し、簡単に導入や利用ができ、期待以上の効果を実感でき、定性的な改善も進み、結果として笑顔になる。こうした要素を満たす商品・サービスであれば天地自然の理に沿っているため、自然とツキが上がり売れていきます。

前提としては、利用する顧客の視座に立って商品・サービスの価値が整理されているかどうかになります。ツキを落としている商品は、売り手の考え方が色濃く出ているケースが多く、顧客にとって分かり難く、求めている効果からはズレていて使い難くなっています。4つの点で再点検をしてみると、どこにズレがあるかが分かるようになります。

社内の制度や仕組みが上手く実施されないとき

社内の制度について置き換えて考えてみましょう。

□分かり易い
社員が制度を施行する意味やその内容について簡単に理解できるほど分かり易い内容になっているかどうかを確認する

□簡単
その制度を利用する社員が簡単に実施できるようにオペレーションをシンプルにできているかどうか。新人も含めてすぐに使えるようになっているかどうかを確認する

□効果がある
会社にとっても社員にとっても効果が実感できる制度かどうかを確認する

□導入すると社員が笑顔になる
導入することで効果を実感し、その結果として社内が明るくなるかどうか。笑顔になる社員を増やすことができるかどうかを確認する

例えば、ビジョン・ミッション・バリューの策定をすると考えた場合、どうしてそれが必要になるのかを社員が理解できるように落とし込めているかどうか。策定したものが社内に浸透するための方法が、全社員が実施できるものになっているかどうか。効果を実感でき、結果としてビジョンがあることで社内が明るくなるといった未来を実現できるかどうか。

ここでも重要になるのが、それを実施する社員の視座に立って、その制度が設計されているかどうか。そうでなければ利用されないし、利用されなければ制度によって期待した効果を実感できなくなります。

まとめ

上手くいかないと感じた時、経営者は天地自然の理に反していないかをチェックする習慣を持つことです。売り手志向や経営陣の思い先行の状態だと、それが素晴らしいものであったとしても、ツキが落ちるので結果は出ません。

顧客や社員の視座に立って考えるというのは案外と難しいものです。そこで天地自然の理に反しない展開ができているか。4つのポイントに沿って点検するという習慣を持って貰うことで、軌道修正ができツキを上げることができます。上手くいかないと感じたら、この4つのポイントで確認してみてください。


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