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(レビュー)パイロット万年筆キャップレスデシモ

知的生産により大きな業績を残した人たちの道具や本棚に強い興味がある私。
ノートであったり、本棚であったり、使っている文房具であったり。
なぜかわかりませんが、そう言った類のものに惹かれ、BRUTUSと言った雑誌などで特集されていると、思わず手に取ってしまいます。

文房具の多様といったら、やはり万年筆。
近年では数百円といった低い価格帯のものも出てきていて、だいぶ手に取りやすくなりましたが、モンブランと言った一流メーカーのものとなると、10万近かったりする製品もザラ。

自分も仕事や勉強ではジェットストリーム一択ですが、日記などの気持ちを落ち着かせて一文字一文字を書きたい時には万年筆を使います。

お気に入りの万年筆

万年筆に興味を持ち始めたのは社会人になってしばらくしてから(10年前くらい)と記憶しています。
明確に「これを天気に万年筆を使うようになった」という出来事があったわけではないのですが、なんとなくカクノというエントリーモデルのものを手にし、途中、ウォーターマンのちょっと高価なものにも手を出しつつ、使い勝手と書き心地の良さから本製品 キャップレスデシモに辿り着き、かれこれ4年ほど使用しています。

正直、速記性だったり、芯(インク)交換の手間だったりを考えると圧倒的にボールペンに優位性があるのですが、万年筆の良さとしては

・速記できないからこそ、考えながら筆記ができる
・ペン先の角度によって線の太さが変えられる
・所有欲のようなものが満たされる
・製品としての美しさ

だと思っています。
4年も使っていますが、今だピカピカですし、ボールペンを持った時には思わない「綺麗に書こう」という気持ちも湧いてくるから不思議です。

現在、手書きをする機会もますます減ってきていますす。
記録として残すだえであれば、圧倒的に電子データに分があります。
早く、大量に打てるし、検索性にも勝る。
でも、手書きにはゆっくり考えながら書くことができるという、場合によっては電子データも及ばない利点があることも忘れてはいけないかと。

自分は、寝る前に落ち着いて、万年筆を片手にその日を振り返りながら日記を書くことをルーティンにしています。自分と向き合う、大事な時間。

そんな時間のお供に、もしお持ちでない方は購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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