体は全部繋がっている、と再認識した話
この面白い形状の靴、ご存じでしょうか?
ビブラムファイブフィンガーズと言うとある界隈では有名な靴で、自分もちょっと前に東京で購入し(今はネットで簡単に購入できますが)、今も時々履いています。
このシューズの何がいいかというと、見た目通り”靴なのに裸足感覚を得られる”と言うこと。
裸足の感覚を得られて何がよろしいの?と思われる方が多いかと思いますが、数日間着用すると、その意味がわかるかと思います。
姿勢が良くなる
自分が本製品を購入した理由の一つは、マラソンのタイムを上げたかったことが一つです。と言うのも、ソールの厚い、かつ最新のクッション性の高い素材に慣れてしまうと、多少変な走り方をしてたとしても、特に痛みを感じることはありません。
一方、本製品を履いて変な歩き方・走り方をするとすぐに痛みが出ます。
一番感じやすいのは個人的には足の裏で、靴に頼らずにちゃんと衝撃を吸収しようとするため、自然と人間本来の歩き方に戻っていきます。
で、歩くのは足だけではできないので、体全体のバランスが整い、結果自然が良くなると言う流れです。
自分は元々そんなに姿勢が悪くはなかったですが、ビブラム効果か、マラソンシューズを買いに行った時に両足の荷重分布を測定してもらったところ、ほぼ均等で「これだけバランスがいい人も珍しいですね〜(お世辞含む?)」とのコメントをもらいました。
効率的にエネルギーを使えるようになる
このシューズ、履いて走るとわかりますがちょっと走るだけで結構疲れます。
視点を変えてみると、いかに最新技術を用いたランニングシューズでは、シューズに「楽をさせてもらっているか」と言うことだと思います。
で、ある程度の期間、ビブラムを履いて走ることが習慣化すると、疲れが少なくなるようなフォームが自然と身につきます。
思い返してみると、自分がフルマラソンでサブ3.5を達成できたのもビブラムシューズのおかげかもしれません。
もしかしたら、頭にも良いかも
歩くことや足の裏への刺激が脳を活性化させる、と言うのが科学的にも証明されつつあります。
こんな怪しい本も・・・笑
現在のところ、自分は定量的にビブラムの使用が脳にどれくらいの好影響があるかというのを示せるデータはないのですが、足の5本指を上手に使えると知能が向上したと言うような報道も見た記憶があります。
まあ、もし脳に良くなかったとしても上の2点のメリットだけでも十分な気がしますので、さらなるビブラム使用のモチベーション向上の材料くらいに捉えておくと良いかもしれません。
と言うか、姿勢が良いと成績も良くなることも概ね証明されつつあるので、ビブラムの使用をすると知能が向上すると言うのはある程度蓋然性の高い話なのかもしれません。
かっこいい!とは言い難い形状と値段の高さが解消されれば、もっと流行しそうと思いつつ、素材の面から値段を下げるのは難しいかとも感じているところです。
多少なりとも興味を持たれた方は、試し履きでも良いので一度履いてみることを強くおすすめします。