政治に関わる信条 23
1989年夏、社会に出るには装備、弾薬、兵糧の類が足りないと思い込んだ不肖・櫻田は、急遽、大学院進学志望にに舵を切った。ただし、北海道大学では色々な先生方のゼミに参加していた手前、どれが専門かを明確に語ることはできなかった。北海道大学入学以前、国際政治を勉強したいと思っていたのだが、その思いは外れて道草を食う感じになっていたのが「札幌の歳月」である。だから夏以降は、大学院進学のための勉強に半ば慌てた形で取り組むことになった。受けたのは、東京大学と北海道大学であったか。もうひ