【長文・乱文】Web3.0的な未来と独立

前に以下の記事を書きましたが、いまのところ一番「スキ」をいただいている記事なので、もう少し書いてみようかと思います。

なんでもかんでもWeb3.0に絡めるのもどうかと思いますので、現在私たちが置かれている立場について俯瞰して客観的にどうなのかを想像してみようと思います。

まず、世の中はグローバル化が進んでいて、都心の会社が異なる電車の直通運転が当たり前になっているのと同じくらい国と国がビジネス上密接につながってきてて、もうかなりの密接具合になってます。

どのくらい密接かという例を考えてみました。
A社の電車で人身事故が起こると直通運転しているB社とC社の電車も一斉に運転見合わせになりますよね。そんなことが国をまたいで発生するっていうイメージです。
なんというか、もうグローバル化からは逃れたくとも逃れられません。


また、もうすでに日本は人口の急速な減少が確実です。
どんどん減っています。近いうちに1億人を割り込みます。
3,000万人はどこへ行ってしまったの?って思いますが、それだけ亡くなる人数と生まれる人数に差があるということです。
そうすると、日本にはそのうち外国人労働者が増えていきます。
既に増えてますね。
観光客もたくさん呼び込もうとインバウンドが活発で年間2,000万人とか3,000万人とかが来る国になってきます。

単一民族の環境に慣れている日本人がいつまでも外国人を見て見ぬふりをして過ごすことも、もうできません。コンビニに行ったらレジには外国人ばかりです。銀座や京都に行っても外国人ばかりです。
これがこの先、どんどんいろんなところで増えてきます。

今は外国人の方々は日本人の目を気にしてか、あまり目立たないように行動しているように感じますが、そのうち外国人がもっと増えて、そういう行動もなくなってくると思います。

所謂在日の北朝鮮、韓国、中国に籍を持つ方々も日本人のような通称を使って目立たないように生活されているようですが、そういうのもする必要がなくなってくると思います。

日本の給料が自国よりいいから、働きに来る。
今まではそれだけで済んでましたが、今後はたぶん違います。

「日本では給料が良くないからアメリカへ働きに行く」
この流れに乗らざるを得なくなる状況が来ると思っています。
まだ、日本人は上がらない給料で、自分でなんとかして老後資金を貯めようとNISAやiDeCoのために必死に生活を切り詰めて積み立てているレベルでなんとかなっていますが、どんどんどうにもならなくなってくると思います。
しかも、だいぶ遠い未来ではなく、結構近い未来だと思ってます。


さらに、いろんな会社の人々と働いてたり、他の会社の状況を見ていると、徐々にではありますが、中途採用のされ方が「ゼネラリスト」ではなく、ほぼ「スペシャリスト」に偏ってきているのを感じます。
外資系企業の求人はもっと顕著で、会社として採用活動をするのではなく、部署毎に採用活動をしています。

GAFAMや日本支社を持つ主要なITに関連する外資系企業は
「A部署で●●のスペシャリストを募集します!」
「B部署で▲▲のスペシャリストを募集します!A部署で不採用になった人も応募は大歓迎です!」
という感じです。

これ、JOB型の採用なんです。すでに外資はJOB型なんです。

アメリカのタクシー運転手さんはお客を乗せ目的地まで届けるのがJOBだから、それ以外はやりません。もし、それ以外のことをやらなければならない雰囲気になり、実際に「お客を乗せ目的地まで届ける」以外の「お客との世間話」「美味しい料理を出すお店の情報提供」「お客の希望で目的地まで急いだ」等を行った場合、チップを要求します。
自分のJOB以外のことをしたのだから対価を要求するのは当然のことなのです。

日本人は無料で見返りを求めずにホスピタリティを一生懸命発揮しようとしますが、世界はそういう感覚じゃないんです。

で、日本人はどちらに合わせていかなければならなくなるかというと、JOB型です。
日本人の素晴らしい面は資本主義ではないため、資本主義社会では排除されていく力が働きます。

「飲み会になんで出席しなきゃならないんですか?仕事ですか?」
「給料もそんなのに上がらないのになんで偉くならなきゃならないんですか?大変だから嫌なんですけど」
「残業するのが当たり前っていう雰囲気なんなんすか?仕事終わったので定時で帰りますし、なんなら与えられた仕事が終わったらもっと早く帰らせてほしいです」

こういう今どきの感覚が真っ当で、仕事でもないのに飲み会に参加したり、給料が上がらないのに偉くなろうとしたり、残業しなきゃ仕事が終わらないような人たち、そんな人たちはどんどん淘汰されていく、これからの世界はそんな世界です。


いろんな側面で日本の現状を振り返ってみても、明らかにアメリカっぽい方向に文化も日本人の感覚も働き方もどんどん変わってきてます。

終身雇用制度にもたれかかってクビにならないことをいいことに働かないおじさん、おばさんが話題になるくらい、今は不適切と判断されがちです。

若いころ、安い給料でがんばってきて、年齢が上がったらようやく給料も増えてくる日本型の給与体系、数千万もらえる退職金、みたいな世界はもう一部の大手企業以外には存在しなくなってます。
IT企業はどれだけ大手でも退職金はほとんどないと思います。

確定拠出型年金なるものを退職金替わりに制度設計されて、それじゃ足りないからiDeCoで税金優遇をし、それでも足りないからISAを改悪して日本版ISA(NISA)を作って投資を促す。
税金も高い、保険料も高い、年金は支給されるときには現在の年金受給者より減るかもしくは支給開始年齢が引き上げられる、どんどん苦しくなってきます。


話があっちいったりこっちいったりしてわかりづらくて申し訳ありません。
日本人の置かれている立場はいろんな側面でどんどん悪化してて、もう何も考えずにゆとりが手に入る環境ではなくなっているってことです。

それを唯一解決する手段がJOB型で稼ぐ力のある人財になることです。

現在、フリーランスになったり、独立して会社を立ち上げたりしている人が周りをみても増えてきたと感じませんか?
その方々は2種類に分けられると思っています。

「自分で仕事を取り、自分が得意とする領域で仕事で成果を上げられる人」と「時間が自由になるし、仕事にも困らなそうだからとりあえず組織には所属したくないと考えて、特別自分が得意とする領域はないけれど組織を離れた人」

今後、人間じゃなければできない単純な労働は賃金の安い外国人労働者に置き換わります。人間じゃなくともできる仕事はWeb2.0でいうとスマホやタブレットに置き換わってますし、Web3.0ならAIに置き換わっていきます。

日本人が稼げる仕事は日本から減り続けてます。
だから、外国人労働者やAIには代えられないスキルを持った人財になるしかないですし、そうなれないけれど稼がないといけない人は外国に稼ぐ場所を求めていかなければならなくなると思います。

見て見ぬふりをしていたら、気づいたときにはもうそこまで来てます。

正直、逃げ切りたい。
今の40代は逃げ切れるか逃げ切れないかギリギリのところで、おそらく逃げ切れない世代になる気がします。
30代以下の若い世代はもう逃げ切れませんから、収入は少なくても質素な生活で穏やかに暮らすことを選ぶか、今までのように資本主義的にたくさん稼ぎたくさん使う生活を選びことになると思います。

後者になりたい人はJOB型でグローバルに活躍できる人財に自分をはめていくしかありません。

第一優先は「外国人労働者やAIにはこなせない仕事のスペシャリストになること」
第二優先は「英語や中国語などの使用人口の多い言語をビジネスレベルで話せるようになること」


書いてて疲れてきましたが、やるべきことは結構明確だったりします。
まずは目先の老後資金は確保しなければなりません。
また、現役世代のうちに世界の状況がどんどん悪化して、国や企業が守ってくれず一人ひとりに自立が促される環境になってしまったとしても、今の生活が続けられるようJOB型人財への自分強化をしていくことです。


ゆとりがあって、穏やかに、今の生活レベルを保ち、家庭や子供を持っても自分を殺さずに自分らしく生活していける環境が私は欲しいです。

じゃあどうするのか?がんばるしかないでしょう。
いつやるんですか?今でしょってことですね。