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狩野麻礼 迷走王ボーダーという生き方
よのなかのマーケティングに背き、貧乏にやつしながら自分の大切な価値観を貫いて生きる生き方がある
「あちら側」と「こちら側」の境界線をふらふらと歩むもの…それがボーダーという生き方である
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この話の難しいところは決して、主人公が「こちら側」に染まった生粋の変人ではないことだと筆者は考える
あちら側として成功し、放浪したのち、こちら側に身を置いて疎まれつつもぷかぷかといきている
作中ではブルーハーツがよく取り上げられているが、個人的にはM-BANDの「今日もぷかぷか浮いています」がすごくマッチしているとおもう
基本的には主人公3人を中心として、様々なトラブルに巻き込まれながら過ごす日常の話だ
みんなのまとめ役のこちら側の主人公
あちら側をうまくコントロールして生きるこちら側の主人公
本当はあちら側の人間なのだが、「期間限定」でこちら側に身を置く主人公
それぞれの生き方があって、それぞれが交差をしながら影響を与え合っている
この話と自分との関係を書くと、私の交遊関係についてが近いなと感じています
自分の親しい5人の友人がもっとも自分を色濃く写すというのであれば私の周りにいる人はサラリーマンがあまりいません
自営業あるいは、どうやって生きてるのかよく分からない人、サラリーマンであってもサラリーマンらしくなく、反骨心を持つものなどいい仲間に恵まれていると感じている
立場も違うのになぜ、仲がいいかというと世の中で暗黙に提示をされている生き方を斜に構えて捉えているからだなとおもっています
わたしに関していうと、こだわりがない人生は意味がないという哲学のもと生きています
そのためにはお金がどうしても必要です
こだわりを貫き続けるのはただ、買い物をするだけではなく維持と意地を持たなければならないと考えています
そして物を吟味するための調査と手入れなどなど
自分でもめんどくさい生き方をしていると思っていますが、おかげで楽しく生きていますね
もし、無意識に醸す社会から提示される生き方に息苦しさを感じるなら
ちょっと外れた行動をとるのがいいと思います
あちら側に身を置きつつも、こちら側の精神を持つ…
そういう生き方もありなのではないだろうか
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