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『1人経営』

こちらの記事では、自己紹介の記事でも少し触れた『1人経営』について書き記していきます。


○『1人経営』とは?

『1人経営』の特徴として、下記4点ございます。
・自分がやりたいことや得意なことを長く続けていくこと
・一定の規模を保ち、大きくしていかない経営
 ・自分の人生設計を絡めながら、経営計画を立案・実行
 ・『仮にうまくいかなければ、他のことをやればいい』という柔軟性

○一般企業と『1人経営』の違い

・『1人経営』は、事業で得た利益が増えたとしても、その利益を再投資することがないこと

 一般企業を経営する場合、はじめに出した資本をいかに膨らませていくか、ということが求められます。
 例えば、会社設立時に(資本金含めて)500万円を投資して会社経営を始めたとします。その会社の創業者は、経営者であると同時に、500万円を出した「投資家」でもあるため、投資した資金を増やしていかないといけません。
 資本を増やしていくとなると、得られた利益を使って従業員の雇用や設備投資をしていく、その得た利益を再投資して、会社を膨らませる、それを繰り返していくと、世間にある程度知られるようになったり、株式を公開(上場)したりしてさらに資金を増やすことが可能となります。
 『1人経営』は、人や設備を増やさず、1人で細く長く永続的に仕事をしていくことが大切になります。

『1人経営』は、少数の人に対して長く喜んでもらうことに、価値がある。

 一般企業の場合、売上を多くあげ、たくさんの人を喜ばせることが企業の責任と言われます。確かにそういう考えもございますが、私は売上の多寡で企業の価値が決まるわけではないと考えております。 
 『1人経営』は自身の人生計画も絡んできますので、自分の納得するスケールの範囲で事業を永続化することに、価値があると考えております。 

○今後の日本の社会の流れと『1人経営』

 将来の日本の人口動態の変化を見ると、『今後、世界の経済はまだ拡大するが、日本の経済は縮小していく』と考えております。
 人口動態は経済規模や株価、景気などに影響を及ぼします。当たり前ですが人口が多いほうが、経済規模が大きくなります。日本は今後人口が減少していくことが明らかですから、需要が減り、経済規模が小さくなることを予測しております。
 私が生まれてまもない頃のため、当時のデータや文献を読んだ上での推察になりますが、昭和の高度成長期は、拡大の一途を辿っていたようです。その中で会社が一丸になってみんなと一緒に頑張り、会社を大きくしていけばうまくいきました。しかし、平成に入ってバブルがはじけ、景気が悪くなりました。(私も事業廃止に伴う早期退職及び倒産といった経験をした上でお話しいたしますが、)拡大路線で頑張ろうとした会社はうまくいった会社もあれば、うまくいかない会社なども出てきて、二分化されました。
 令和になった今後数十年、人口は減少し、経済は縮小していくことを予測しているため、右肩下がりであることを自覚して、その状況に合わせて動いていくことが求められるので、上記に挙げた『1人経営』の特徴がより活かされることと考えております。

○自分流『1人経営』のルール

・事業の固定費ほぼゼロ

自宅兼事務所
個人事業主になってからzoomやチャットワークを活用することによって、仕事のほとんどを自宅にて行なっております。固定費削減に加え、家事按分を使えるため、一部経費にすることができます。
※自宅にお客様を招くことが無いため、水道代は家事按分の対象外にしております。
◆人は雇わない
過去の棚卸し・自己分析を行った結果、自分は『組織・チームで仕事をするよりも個人で仕事をするほうが性に合っている』こと、『1人経営』の名前に則って人を雇わないことにいたしました。
 また個人事業主になってから今までやってこなかった弥生会計を使った経費精算、見積書・請求書作成なども自分で対応しており、手間ですが仕事の効率化を図るための工夫を常に求められるため、新鮮な気持ちで対応しております。

・自分ができる範囲内で小さく行う=事業拡大は行わない。

◆大々的に宣伝しない
 自己紹介の記事でも触れましたが、お金をかけてホームページやブログを立ち上げて不特定多数に向けて集客するよりも、『今まで取引していただいた方・取引していただいた方からご紹介いただいた方・noteの記事を見ていただいた方達から【私の人となり】を理解していただいた上でお問い合わせいただく』といった特定の方に向けて集客することを選択しました。
◆『1人複業』に取り組む。
前職の経験を活かし、【クリニック経営アドバイザリー業務】と【クリニック開業支援業務】を軸に経営を行ってまいりますが、これらの業務を活かした関連業務を複数行う『1人複業』にも取り組み、細く長い経営を努めてまいります。
具体的には
・キャリアコンサルティング・社会保険労務士の資格を取得し、その資格を活かした業務
 →前職にて、スタッフ採用業務及び労務相談を多く対応したため
・医師の複業支援
 →医療費の抑制・人件費高騰に伴い、今後開業医の可処分所得減少を予測。医師ご自身の好きなことを複業にする支援。
 具体的には、
 ・日本酒やワインなどの嗜好品が好きな方には、料理人や管理栄養士と協力して、お酒に合った健康増進のレシピ本をKindle書籍に出版
 ・車が好きな方は、医師含めて高所得者向けのカーディーラー
など

以上になります。
記事を読んでいただきありがとうございます。
記事を読んでいただき、少しでもお役立ていただける内容がございましたら、幸いです。
今後ともよろしくお願いします。

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