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VBTを使用した推定1RMの算出方法について

パワートレーニングでの使用について

パワートレーニングをする上で「速く動いて」「力を素早く出して」など抽象的な表現でパワーを表しています。
実験室や研究室で高価な実験装置を使えばデータをとりながらトレーニングが可能となります。
現場では高価な機器を使うことはあまりなく簡易に測れるのがよく安価であれば台数を揃えることでより全体で使用ができるようになります。
そこで使用できるのがVBTデバイスになります。

VBTデバイス

LPT(リニアポジショントランスジューサー)と呼ばれるケーブルの出た速度や動いた距離で速度を測るもの

IMU(慣性計測装置)である加速度計や3軸加速度計を使用して速度を計測する機器

光学センサーを使用してレーザーの跳ね返りで速度を計測する機器

大きく分けて3つになります。

現在あるVBTデバイス

  • GymAware RS

  • Vitruve

  • Enode(旧:Vmaxpro)

  • FLEX

  • MoveFactorX

  • RepOne 3D Motion Sensor

  • MetricVBT

  • MyLift

GymAwareRS

速度を計測する上で一番正確で角度補正もしておりゴールドスタンダートと呼ばれるくらい高精度です。
高価なVBT計測器で研究などに用いられます。

Vitruve

価格は安めな正確性が高いVBTデバイスです。
角度補正などはありませんが、LPTのため正確性は高く、パワー系エクササイズでも誤差なく測定可能です。
シンプルで使いやすく、ビジュアル的にわかりやすいです。
バーベルのみでジャンプ高などの測定には向いていません。


Enode(旧:VmaxPro)

3軸加速度計でセンサーでバーベルや腰につけるだけで速度を計測できます。
速度だけではなく、バーベルの軌道やRFDなども計測されており視覚的にデータを見ることができます。
現場でも研究レベルのデータを測定してみたいという方に向けていいデバイスです。
使用する人の知識が高ければ様々なデータを見れると思います。

FLEX

レーザーを使って距離を測るものになります。
バーベルのみの測定になります。
バーベルの端にキャップをつけて床からの距離を測定をして速度を計測します。
バーベルのみになり、ジャンプなどの測定はできません。

MoveFactorX

3軸加速度センサーでジャンプ測定、VBTの計測ができます。
POP100という開始から0.1秒までの速度がでます。
静止した状態から音が鳴ってからスタートします。
静止してから行うスポーツはリアクションをして測れるのは魅力的です。
また、ジャンプ計測もでき、データをクラウドサービスで確認できるサービスは魅力的です。

RepOne 3D Motion Sensor

LPTで正確に速度を計測し3軸加速度よりは精度が高い傾向にあります。
シンプルなデザインで測定も可能です。
ジャンプ計測には向いていません。


MyLift

バーベルのトラッキングをしてデータを計測できます。
バーベルの動く距離を計測をしないといけないのがネックですが、デバイスを購入するよりは安く使えます。

MetricVBT

無料でカメラで撮るだけで速度がでます。
リアルタイムではでないため、セッション終了後に速度を確認しなければいけません。
動画と速度が同じ画面に入って保存可能です。
無料でここまで使えるのはないと思います。

ここまVBTを測定できるデバイスをまとめました。
日本で使用できるのはこの辺りかと思います。
チームで一台しかないと使えないので安価で何台かあったほうが利用ができます。
無料や有料でも安くて数がないと使うのは難しいのげ現状です。


VBTはどのように使用できるのか?

はじめに速度をモニタリングしていきます。
その日その日の調子を見ていきます。
そこで大体の速度と負荷から推定1RMを測定できます。
デバイスによっては瞬時にアプリに出てきます。
グーグルドライブからシートをプレゼントします。


速度負荷プロフィールについて

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