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速度低下率について

VBTで速度を計測しながらトレーニングをして疲労を管理するという方法が多くなってきています。
ただし、トレーニングフォームが正しくないと怪我のリスクやそもそもフォームにばらつきがあり狙った効果を得ることができません。
まずは正しくトレーニングができるフォームの習得をしましょう。
その中で、一定の速度でトレーニングをするなどVBTデバイスを使用し客観的に観ていくということも重要だと思います。

速度の低下率について

トレーニング中の速度については、1レップ目から10レップ目まで連続で挙上すると徐々に速度が落ちてきて、重量が重く感じてきます。
それは筋肉の一時的な疲労もあり速度が低下してきます。
全力で1レップ目から挙上してみると感じると思いますが、徐々に全力をだすことが困難になってきます。
そこでどこまで速度が落ちたら終了するのか?
また、疲労を最小限にとどめるためには?
などと考えられてきており、挙上速度が低下したらそのセットを終了するという考えです。
実際にトレーニングをして、疲労困憊まで回数をした場合次のセットでは同じ回数ができない、重量を下げないといけないということが起きます。
それでは、プログラムを作成して計画を立てても無駄なことになりそうです。

挙上速度低下率
挙上速度低下率

 どのくらいの低下率だといいのか?

研究などで言われているのは1RMを下げないためには最低1レップだけでもいいと言われています。
すなわち速度低下率は0%です。
筋力向上であれば、20%以上低下すべきではないと言われており、試合期などは10%以上低下しないようにするなど、目的によって速度低下率は変化します。

また、筋肥大のような場合は40%まで低下したら終了とすると仕事量が多くなるため物理的な負荷が多くなります。
速度を基準にどこまで実施するかを決める方法が常に全力を出してトレーニングをするということになります。
全力で実施するからこそ筋線維の中でも速筋線維を選択的に動員してより収縮力が上がることもあります。
この結果、パフォーマンス転化が起きやすいと言われています。
神経筋へのアプローチ方法として最大の力をどれだけ速く出せるかという能力が育成されると言われています。

ただ、フォームができていないと再現性が低いので速度がばらつくためいいトレーニングとはいえません。
疲労を溜めずに仕事量を増やし、質の高いトレーニングができるというのはいいと思います。

お問い合わせ先

色々と書いてきましたが、速度を見るからどこまで速度が落ちたか、疲労が溜まってきてる、調子が悪いなど可視化して見ることができます。
選手の感覚だけではなく、数値をみることで客観的に評価でき、評価も再現性が生まれます。

質問や相談などがあればご連絡ください。


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