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3人の子の10室


長男は、4月に再就職して3か月の新人研修を終えた。
1年間の準備期間を経た上での再就職であるが、彼の内側においては今更ではあるが、このブラックな業界でやっていけるのだろうかという不安が見え隠れするような言葉が出てくる。
彼も親に心配をかけてはいけないと必要以上に細かなことは話さないし、私も彼の問題として一定の距離感を持って見守っていくしかないなと受け止めている。
ずいぶん前に投稿したnoteでブラックムーンリリス(月の遠隔点)に関して書いたが、長男の仕事に関係する10室天秤座にはブラックムーンリリスがあり、職場という社会性を象徴する領域で、自分を見失ってしまうという恐れが、月水瓶座を刺激してくるのかもしれない。

人を支配しようとするもの|junchan (note.com)

ブラックムーンリリスは月の遠隔点で、月と同様に無意識領域に働くと思われるので、繰り返す自分の中での思考パターンを自分で意識していく必要がある。長男は昨年、リクルート活動をしつつこの意識化する練習を重ねてきたが、これは、自分で意識化していく作業を積み重ねていって欲しいと思う。

一方、最近、重大な決断をした長女(まだ不確定要素が多いため詳細は語れないが)の10室水瓶座には土星と小惑星パラスが合。
太陽天秤座の社交性を発揮させ、水瓶座的な人脈を通して二人の天才的な師と出会い、食の仕事を重ねてきた。
私と同世代の風変りな師匠とお弁当をひたすら毎日、作り続ける姿勢は山羊座的である。また長女のMC(ライフワークを象徴する)には天王星と海王星が合であり、直観と変革というエネルギーが強く働いている。
料理においても既存のスタイルから離れたものをプリコラージュ的に手元にある食材で即興性を活かしてつくりだそうという姿勢は、こういうところから生み出されるのだろう。
先日の重大な決断も、彼女なりに3年間、考えた結果であることは理解できたが、親からするとあまりに懸念点が多く複雑な感情が生まれてくる。

次男は10室のMCにタイトにキロンという癒しを象徴する小惑星が合。
世間一般のレールからは大きく外れ、精神的な変調で苦しみ、やっと見つけた専門学校も途中で退学。
孤独の中で、太陽魚座の彼なりに学び気づいていくプロセスにある。
彼の存在そのものが癒しとなるのか、過去のどの職場でも職場の社長やご主人にとても可愛がられるというのも彼の特質である。
太陽魚座という混沌とした世界に杭を打つように日常の中での繰り返しの仕事を今は淡々と重ねている。
宇宙人気質の彼は、何を考えているのか親からはわかりにくい。
生真面目な親とは、正反対の予想もしない変化球が返されることが多く、次男の存在は、また親にとっては貴重な学びであることは間違いないと思う。


三人の子の顔並ぶ夏休み






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