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人を支配しようとするもの


ブラックムーンリリス(月の遠地点)の存在は、随分前に調べたことがあったが、あまり意識してこなかった。(リリスには実在する小惑星もあるのでご注意下さい)

マドモアゼル愛先生のメンバーの動画でブラックムーンリリスがテーマとなり、また、noteでも意識の学問としてホロスコープを深く切り込んで考察されているユリシスさんからもタイムリーな投稿があった。
ユリシスさんはマドモアゼル愛先生繋がりで、彼女の投稿や動画をいつも興味深く読ませていただいている。彼女の鋭い圧倒的な表現力に自分の中で言語化できない部分が示されて、もやもやしていたものが整理、意識化できる方が沢山おられるのではないかと思う。

リリスと天王星~原初の傷・分離の根源と和解|ユリシス|note


OK Soraさんのリリスの考察は、占いとしてではなくあくまでも自己を深く洞察していく切り口はとても共感する。
リリス神話はいくつか存在するようで、その受け止め方も人によりさまざまであるかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=Qw9nnDNeuug


火星と木星の間にある実在する小惑星の話からブラックムーンリリス、そして月との関係性も浮彫りとなってきたと受け止めている。
ブラックムーンリリスの神話的な視点も1つではないようだが、先ずは自分自身と家族と重ねていくことで、この遠地点の影響というものが少しづつ意識していければと思う。
これを機に改めて私自身のそして家族のブラックムーンリリスを調べてみた。


私のブラックムーンリリスは双子座6度で3室にある。
3室の学ぶこと、言葉、コミュニケーションにおいて人に知られたくない抑圧されたもののイメージはすぐに浮かんできた。
私は、青春期にうまく喋ることができず、そのことを人に知られたくなく、誰にも相談もできずにもがき苦しんできた。
以前のnoteでも述べたとおりマドモアゼル愛先生と人生相談されている加藤諦三先生の本を本当に貪るように読んでいた。
そのことがトリガーとなり、月乙女座に大きく支配されて自己嫌悪を繰り返してしまうという青春期を過ごした。
就職をして、週末に自分のやりたいことをやっていくことで、少しずつ牡牛座太陽、水星、蟹座金星が発揮されることで月乙女座の支配が少しづつ減ってきた。
幸いにも伴侶を得て、3人の子を持つことで、蟹座金星、火星が発揮して自分自身のことより家族を強く意識するようになった。
ギフトを象徴するPOF(パートオブフォーチュン:幸運を占めすアラビア占星術での感受点:)が私の場合は7室のパートナーに関係する位置にあり、
俳句やマドモアゼル愛先生の動画を見始めたり、ブログをはじめのはすべて家内の複数の知人からの影響を受けてである。

このようにホロスコープを学んだことで、過去の流れを物語として辿れることで、自分の人生もかけがえのないものであるんだと意識できるようになり、生きることがどんどん楽に楽しくなってきた。

コンステレーション|junchan|note



先ずは家内
太陽射手座ステリウムの家内のブラックムーンリリスは獅子座7室でドラゴンヘッドと合。7室というパートナーシップに関する領域で獅子座という自分の太陽をしての衝動に関連するもの、そしてそれがドラゴンヘッドと合であり、今世の彼女のテーマとして強調されている。
射手座太陽の要素が強い彼女は自然の中で手作りの暮らし、子育てを願って私と結婚した。私もそのような暮らしに憧れつつも、経済的な怖れ、父との軋轢、自分自身の不器用さ等を理由に本気にやろうという意識に至らなかった。
このことが背景にあり、私がサターンリターンの際に彼女と激しく感情的な軋轢が生まれた。
射手座に太陽、金星、水星、火星がステリウムの彼女においては、本来は自由に直観的に暮らしたいという欲求が、支配的な家に生まれた私との出会いにより軋轢を生んでしまった。
ブラックムーンリリスとドラゴンヘッドが合であるということで、まさにこのテーマが彼女にとっても今世の課題であるように思う。


次男
家族でnoteに一番登場している太陽魚座の次男のブラックムーンリリスは
牡羊座でASCとセレスと合。
セレスは養育に関する働きが強く、それがASCと合であることで、心優しい、思いやりがある反面、物事がなかなか決めれないという側面がある。
太陽魚座の要素とも重なるが、自分が進んでいく道になかなか具体的に進めれない次男の姿勢と重なる。そしてASCとブラックムーンリリスが合という点は、幼少の頃から女性的なピンクの色を好んでいたり、石に強く興味を持ってアクセサリー作りをしたり、麻のユニセックス的な洋服を好んでいることとも重なる。そして今の管理される学校や社会に居場所が見つからないままに苦しんできた二年間であったように思う。
木星が魚座入りしたことやオーソモレキュラー医学により栄養補給等に、心身の状態が大きく改善し、粉もんやでのアルバイトをはじめたり、専門学校のオープンキャンパスに行ったりとASC牡羊座らしい前に進んでいく勢いが生まれてきた。
この2年間は本当にジェットコースターのような状況であったので、この勢いさえあれば、親としてはそれ以上、あまり求めない境地になってきた。


長男
建築を学んでいる太陽獅子座の長男のブラックムーンリリスは10室天秤座
でMCとジュノーと合。
10室という仕事という領域でのジュノーは対人関係でのバランスに影響するもので、まさに天秤座の要素が強調されている。そこにMCとブラックムーンリリスが合(天秤座9度)ということで、仕事を通して社会に出ていく中で自分の世界が壊されていく、犠牲になるのではという怖れが生まれやすくなるのではと受け止めた。
天秤座9度のサビアンシンボルは「アートギャラリーに掛けられた三人の巨匠」であり、まさに大学を休学してさまざまな現場で肌を通して自分の適性を慎重に見極めてきた(自分が傷つかない職場を選ぶため)長男の姿勢が表れていると感じた。
建築業界はブラック色が強いということで、一時期は建築以外の業界を選択するかしないか迷っていたが、ご縁合って、在来工法で自然な素材で家作りをする小さな工務店に4月から就職予定である。
太陽獅子座であり、将来の自分のライフイメージは既に明確に固まっているようで、それに向けての布石となる現場経験になると思う。

長女
最後に6室天秤座太陽、木星、水星の長女のブラックムーンリリスは12室牡羊座1度。前の12サインが終了して新しいスタート。
始めたはよいが何も具体的な計画はないというような感じ。
まさに3年前に3年半務めた会社を退職し、1年間、島で和食を学んだが、いざ具体的にどう働いていくかという段階で、まさに手探り状態であった。
夜のバーや和食の小料理等で単に料理をするだけでなく、人との対話を求めていた彼女は、一時期、手当たり次第にバーや料理屋を巡っていた。
学生時代から人との出会いには、まさに名前の通りに恵まれてきたが、やがて何のつてもない街を訪れて、その街とそこに住む人の雰囲気に惹かれて、そこで暮らすことを決めた。
まさに太陽期である長女は、天秤座太陽、水星が強く働き、ASC牡牛座でもあるので五感を大切にした食を提供する中で他者との交流を深めていきたいという思いは伝わってくる。暮らしぶりは相変わらず自転車操業であるようだが、オンラインや対面で自分のレシピを紹介しつつ、料理も提供するような新しい試みやアイデアを楽しんでいるようである。

私と家族のブラックムーンリリスを調べ、意識することで、ぼんやりしていたものが少しクローズアップしてきたような感じがある。
トランジットの太陽はまさに蠍座であり、男性性と女性性との関係性を深く洞察する時期でもある。



鋼打ち冬青空の割れにけり



※俳句と写真日記を毎日更新中






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