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夢判断


昨年、河合隼雄氏の著書に触れて、無意識への関心、さらには無意識と意識をつなぐ夢の存在に関心が強まってきた。

無意識への扉|junchan|note


そして、昨年11月中旬から2か月ほど目覚めた後に夢を忘れないように枕もとにメモ書きと鉛筆を置き、目覚めたらすぐに書くように意識してきた。

その結果、以前よりは夢をよく見るようになり、目が覚めた直後は、夢の記憶が残るようになった。

新年最初のマドモアゼル愛先生(以下、愛先生)のメンバーのオンライン講座では夢についての内容であり、シンクロしたことに先ずはびっくりした。

愛先生の動画の中でセノイ族の夢判断に関して話をされた。
セノイ族については何も知らなかったため、さっそくWEBで調べてみたらセノイ族の夢診断について3年前にも愛先生が動画で語られていた。
当時は、私が愛先生の動画を見始める前であるので、この動画には記憶がなく、改めて見てみた。

(3) セノイ族の夢判断 - YouTube

セノイ族はマレー半島のジャングルに住む原住民で、毎日、村の中で自分の見た夢に関しての分かち合いをして、その夢が示している象徴、意味等を話し合っている風習がある。
そして日常生活の活動の大半をその話し合いで得た解釈で決定したり、夢の内容をポジティブに解釈して、次の夢をコントロールもしている。
セノイ族のそのような風習が報告されてから既に20年以上、経過しているので、現在の状況はわからないが、夢というものを現実をつくっていくものとして日常の中で大切にしていくことは、お互いの普遍的なものを共有することで、必要以上に言葉で理解し合うこともなく、過剰なストレスを受けにくい環境がおのずと生まれてくるように思った。

また、愛先生は3年前に夢に関して連続して動画を発信されており、その中で夢判断に参考となる動画が見つかった。

(3) 吉夢と凶夢の見分け方 - YouTube

夢判断は、聞いたことがあったが、いざ自分で日常の中で重ねていく体験ははじめてであり、最初は、夢の内容をどのように手帳に残したらよいのか戸惑いが生まれた。

以前は、誰かに追われて逃げても逃げても最後は見つかるというようなサスペンス的な夢を何度かみたことがあったが、今はそのようなな夢は減り、全体的には穏やかな感じで、目覚めが悪いという夢はなくなってきた。

私のネイタルチャートの11室(対人関係の部屋)には山羊座土星が鎮座しており、対人関係は、過剰に意識を使って疲れてしまいがちで、一人で過ごすことを好むが、夢の中ではいつも仕事仲間や上司、家族、俳句のメンバー等人との関わりの中の夢が多い。
新幹線や列車に乗り換えたり職場のメンバーとの仕事をしている場面、職場で旅行をしている場合等が多い。
登場するものはノート、本、新聞、カバン、カメラ等
仕事を通してあるいは文字や写真の表現を通して自分自身を認めて欲しいという承認欲求が象徴されているように思った。

 愛先生の夢の考え方に、夢が現実を支配する、つくっていくというものがある。夢は自分の無意識領域から生み出されてくるものなので、夢が先なのか現実が先なのかの見極めはまだ私の中ではできないが、意識の学問であるホロスコープを学び、さらに神話を通して普遍的なものが伝わっていく河合隼雄氏の思想を通して夢が象徴するイメージ、シンボルを味わっていくことへの関心は高まってきた。

きしくも昨年、日本の代表的な精神科医である中井久夫氏の著書の中でも
統合失調症の回復の進み具合は夢を見るかどうかに現れると語られており、夢の意味合いが意識の安定化においては極めて重要な要素であると語られている。

セノイ族のように自分のみた夢を語り合う日常を通して、お互いに無意識に働くイメージやシンボルが共有することで言葉の必要性がだんだんとなくなっていくのではと思う。
そのことは、2年前からホロスコープのオンラインでのお話会を重ねているが、お互いホロスコープという意識の学びを通して惑星、サイン等の普遍的な働きを感じ合うことで、必要以上に言葉で語り合うことが必要なくなっている(あくまでも私自身の感覚ではありますが)ことと重なる。

夢判断も夢の事柄を言葉で評価・判断するというよりは、そこで感じる温かさ、穏やかさを感じていくこと、また、繰り返し登場するサインを味わい、そこに何が象徴されているのかをただ感じていくことを大切にしていこうと思う。




初夢や小さな森に小屋建てて


※俳句と写真日記を毎日更新中

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