見出し画像

子の影を踏みつつ


長女がOLを辞め、離島の和食の学校に1年間留学して、縁もゆかりもない街で働きはじめて早3年。
この間、コロナ禍、私自身の体調不調、次男の変調等で1度も長女の暮らす街を訪れていなかった。

先日、たまたま仕事とからめて訪れ、わずかな時間であったが、長女の暮らす街を味わうことができた。

長女は太陽天秤座、月魚座、アセンダント牡牛座であり、太陽牡牛座の私にとっては家族の中で最も、嗜好が近い。
太陽天秤座で、交友関係が広く、風のエレメントが多いので、人脈を活用して、仕事先も次々と変化させており、長女においては、その変化が自分の成長につながっていくと信じているようだ。
ホロスコープの太陽期(25歳~34歳)の真っ最中であり、太陽を獲得している手ごたえがあるのだろう。

職場のオーナーがかなり高齢であること、福利厚生がないこと、年をとれば今のような働き方は難しくなること等、色々な不安めいたことが脳裏をかすめ、それとなく将来の方向性を尋ねるが、自分軸が希薄でなりゆきまかせという傾向が強い。これは父親譲りであろう。
先ずは健康で好きな仕事を毎日楽しみ、自立して暮らしているということに感謝しようと受け止めた。

長女のアパートにも初めて泊めてもらい、タイのビール、そして今年、仕事の休みがとれて知人のいる奄美で求めたという黒糖焼酎を味わうことができた。ビールも黒糖焼酎も私の好みで、ちびりちびりと飲みつつ、語らう中、段取りよく次々と料理が出されてきた。
先日、長女が学んだ離島の学校のイベントがあったようで、その食材の残りの魚をうまく活用したようだ。

長女の食の考え方としては、できるだけ安全なものを、特に新たに買うことなく、冷蔵庫にあるもの、残りものを活用して美味しくいただくというもの。


鰹と青野菜の煮しめでビールによく合う


イサキ練りものに薩摩芋を千切りにして揚げたものでその食感が新鮮


玉子4個を使った揚げだし豆腐で2切れのみ食べた


最後の牡蠣の煮しめはお腹が一杯で1つしか食べれなかった


長女の部屋には天窓があり、昼間は電気は不要で屋根部屋もある。


翌日は長女が毎日、オーナー二人で作っているこだわりの少量多品種のお弁当屋さんをのぞいてみた。
10種類ぐらいのお弁当が販売されていた。前日に仕込み、翌朝の7時から作って何回かに分けてお店に納品するようで、驚くほど手をかけているにも関わらずリーズナブルな価格で販売されていた。

お土産に2つ購入して家でみんなで分けて食べてみた。素材の食感、スパイスなどの活用で、意外性のある味わいを生んでいるように感じた。
俳句もそうだが、予定調和ではなくそこに何か新鮮な発見、意外性があることで読み手を惹きつける。料理もまた同じかもしれないと感じた。


店番のお兄さんに撮影の許可をもらいパチリ





子の影を踏みつつ浜へ冬夕焼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?