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早死にする職業ランキング!寿命が縮む・短い職種や共通点も解説

早死する職業とは「命が縮む仕事」と言っても過言ではないかもしれません。肉体的、精神的に負担の多い仕事は実際に存在し、我々の健康を蝕むこともあります。 もちろん、どの職業にも大変な局面がありますが、健康に悪影響を及ぼす可能性の高い仕事は避けたほうが賢明です。 そこで、今回は、命を縮める可能性が高い職業をランキングして紹介します。 大量労働企業だけが疲弊させるわけではないのです。

激務やストレス性の高い業種がランクされる、寿命が縮む恐れのある職業のリストが公開されました。ここで述べる情報は、特定の職種を攻撃するためではなく、筆者の経験や情報収集に基づくランキングです。


1位:零細企業のSEやプログラマー

1位は、IT業界において過酷な状況に置かれることが多い零細企業のSEやプログラマーです。

ここで言う"零細企業" とは、ベンチャー企業ではなく、新たな技術を持ち合わせたわけでもなく、単調な仕事を重ねるだけの企業を指します。 多重派遣や二重派遣、顧客からの圧倒的な無理難題など、彼らの仕事は運動不足にもつながり、休みなしの徹夜作業も珍しくありません。

さらに、自己裁量の権限がなく、常に厳しい納期や仕様に縛られ、自由を失っているのです。 こういった状況下で、彼らは神経を使い、思考力をフルに発揮しなければなりません。このような厳しい条件下において、彼らは心身を痛め、寿命を縮めてしまうこともあります。

2位:広告代理店営業

広告業界は真夏の太陽よりも熱く、深夜までの残業が当たり前となっています。この文化は、会社の規模に関係なく浸透しています。

仕事量に加え、接待も追い討ちをかけます。未だに「飲みニケーション」が当たり前の業界での接待は、営業担当者の負担を増大させます。 しかしながら、全てが「美味しいお酒」ばかりではありません。

実際には、内臓に衝撃を与えるような暴飲が大半です。 更に、常にノルマに追われる生活。成績が悪ければ上司にせっつかれるかもしれません。ノルマがあると、自己裁量性が大きく制限されます。

3位:タクシー運転手

タクシーの運転手は、座りっぱなしの仕事です。長時間の運転は神経を使いますが、筋肉を使うことはほとんどありません。

しかしながら、運転中に下半身の血管が詰まったり、閉塞性動脈硬化症にかかる可能性が高いです。加えて、腰痛や交通事故に遭遇するリスクも高く、常に危険が伴います。

また、酔っ払いや突拍子もないトラブルにも対処しなければならず、常に密室で1対1の状況が続きます。これらの理由から、運転手を長年務めることは、寿命を縮める可能性があると感じられます。

4位:外食産業の雇われ店長

ブラック業界において、名ばかりの店長と呼ばれる存在があります。一方で、重責を負わされながらも自己裁量や制限が無く、異常に長時間の残業が当たり前という現実に直面しています。

とある有名チェーン店の元店長と話したことがありますが、彼は月に200時間もの残業を強いられ、そのうち20時間しか残業代が支払われなかったそうです。まさにブラックな環境です。

しかし、彼がある公的機関で半年の臨時職に転職すると、毎日が天国だと言っていました。店長時代は常に売上やシフト管理、クレーム処理に追われていましたが、今では自由であることを実感しているとのこと。

店長という肩書きだけで、上からも下からも客からもプレッシャーを受けて、自由がない環境に置かれているのでしょう。

5位:エリート官僚

考えを以てこそ、英知は発揮されるものです。しかし、若手のエリート官僚には、超人的なワークロードが与えられています。 自己裁量が求められるなどという状況は、年功序列という慣行が当たり前の世界では求められず、仕方のないことです。

このようなプレッシャーの下で、エリート官僚たちは自殺者になることが多いのは有名な話です。 都市伝説の可能性は否定はできませんが、トイレに鉄格子が設置されているという報告もあります。 準エリートと呼ばれる人たちも同じような状況に進み、ミスを許されず、大きな責任を負うことが求められます。あらゆる角度から圧倒的に追い詰められてしまった、と言えるでしょう。

このランキングは、危険信号を知るための1つの指標にすぎませんが、エリートたちは運動不足、ストレス、プレッシャー、大量の飲酒、そして自己裁量不足といった要因によって、早期に命を落とす可能性が高いことがわかりました。 プライベートと仕事のバランスをとり、将来を見通したキャリア構築を目標に、転職を前向きに考えていく妙案といえるでしょう。

早死にする・寿命が縮む職業の共通点や特徴

体や心に負担のかかる仕事

言いたいことを言えば、業務が身体や精神に過度の負担を与える仕事は存在しています。これは会社の問題ではなく、職種に関係する課題です。つまり、「ブラック企業」を避けても、問題が解決するわけではありません。 筆者自身が所属するIT業界でも、「ホワイト企業」であっても、身体や精神の健康に悪影響を与える人々が存在しました。しかも、シンナーを使う「塗装屋」のような職業であっても、残業がなくとも多大な肉体的負担があるため、ある意味素早い命を奪う仕事と言われています。

長時間同じ姿勢を強制される

「立ったり座ったり」が健康的な姿勢だと思っている人も多いかもしれませんが、実はどちらも健康に悪影響を与える可能性があります。 過剰な座りは、筋力の低下や血管の病気などの健康問題を引き起こす可能性があります。一方、長時間の立ち仕事は足腰を負担し、肉体的な疾患を誘発するリスクがあります。 それだけではなく、精神的にもストレスを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

長時間同じ作業を強制される

姿勢を維持することと同様に、単純作業の継続は人間にとって重大なストレス要因となります。それは努力や忍耐力の不足に起因するものではありません。 単純作業には達成感を得にくい傾向があります。かつて筆者は学生であり、部活の先輩が有名なパン工場で夜勤のアルバイトをしていたことがありました。 先輩は、「一晩中パンに白ゴマをかけ続ける仕事」がそうであったと振り返りました。決して筋トレを怠ったり、健康に気を抜いたタイプの先輩ではありませんでした。 単純作業は特定の部分に集中するため、身体的なアンバランスを引き起こす可能性があります。

自己裁量が少なくノルマや納期が厳しい

これらの仕事は、まさに精神的な負担に直結するものです。 自分自身が指示を出す立場にいるときや、自分の興味に合わせて仕事を進められるときは、長時間の仕事でもがんばれますが、誰かが常に監視し、指示を仰ぎ、合わせなければならない仕事は、短時間でも非常に消耗します。 例えば、出張を考えてみましょう。一人で自由に出張するのと、上司と一緒に行くのとでは、どちらが疲れるでしょうか?また、食事や飲み会でも同じことがいえます。最低限のルールや規則に基づき、ある程度の自由を認められなければ、人間は病んでしまいます。 さらに、この状態のゴールが見えないと、高確率でメンタル的な不調を引き起こします。そして、メンタル不調は「生きる力の欠如」に繋がり、必ず体に異変をもたらします。 多くの人が見逃してしまうことですが、筆者はこれが最も重要だと考えています。

早死にしやすい職業別の平均寿命


1.採掘作業者:46.74歳

2.サービス業の従事者:60.34歳

3.農林・漁業作業者:60.55歳

4.従事者;62.12歳

5.運輸・通信従事者:63.44歳

最新の調査が行われていないことは事実ですが、国立社会保障・人口問題研究所による研究によれば、平均寿命が短い職業の中で最多は採掘作業者であり、彼らの平均寿命は46.74歳という結果になりました。現代では、採掘作業が減少しているものの、労働環境や職場内で発生する健康被害により、全ての職業の中で最も短命な職種であることに変わりはありません。 第2位はサービス業の労働者であり、タクシー運転手や雇われ店長なども含まれます。これらの職業も平均寿命が短いことから、私たちは彼らの健康に配慮することが必要であると言えます。

逆に早死にしにくい仕事・職業の特徴

暗い話題が続いたわけですが、ここで考えてみましょう。人生において長寿を送れる業種として、私たちが見つけるべきはどの職業でしょうか。

信念をを曲げずに生きる 「宗教家」のような職業はいかがでしょうか?昔、ある調査では、各職業の著名人の死亡年齢を比較した結果、宗教家が最も長寿だったそうです。 宗教家になるには誰でもなれるわけではありませんが、自分の信念や信条を曲げず、心穏やかに生きることが理由のひとつと言えるでしょう。

自分にフィットした仕事 それに加え、大学教授、開業医、実業家なども長寿とされているそうです。こういった職業は、自己裁量が認められ、仕事の自由度が高いことが特徴的です。 人生を自由に生きることは、長寿と直接関係しているのかもしれません。

早死にする仕事・職業ランキングまとめ

仕事を選ぶ際に、よく注目されがちなのが年収です。もちろん、お金は生活に必要不可欠なものであり、無視することはできません。 しかし、一方で、仕事が自分自身への身体的・精神的影響を大きく与えてしまうと、価値がないのではないでしょうか。 私たちは、自分の人生を実りあるものにするために働くべきだと信じています。お金のために薄く広く働くのではなく、人生を深く掘り下げられる職場を選ぶことが大切です。

最後まで、お読み下さり、ありがとうございました。よかったらスキ、フォローよろしくお願いします😉

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