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六本木・本格的なカジノ体験(#5)

きっかけは突然に

5年前のわたしは「休日は家に閉じこもってゲームしている」という、引きこもり体質の人間でした。

そんなわたしですが、今は
・月イチで新しい遊びを開拓
・アウトドアもインドアもなんでもチャレンジする
・最近はボランティアも始めた

ほどのアクティブな毎日を送っています。
そのきっかけは、たまたま訪れた「カジノバー」にありました。

きっかけは突然に

わたしが「カジノバー」に行くことになったきっかけは、本当にささいなものでした。

その日は水曜日で、週末の予定なし。
「なんでもいいから予定を入れよう」と思ってアソビューを見ていたら、六本木にあるカジノバー「BACKDOOR」を発見。

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お店の説明によると、賭博ではなくあくまでも遊びとして、ルーレットやブラックジャックを体験できるのだそう。
要は大人のゲーセンみたいなものかな?

「カジノならドラクエのミニゲームでやったことあるし、遊んでみようかな」
わたしは軽い気持ちで予約を入れました。

当日の夕方。六本木に降りたわたしは、その異国情緒漂う町並みに圧倒されていました。黒人の客引きがいるし、外人向けのバーやケバブのお店が建ち並んでいて、正直かなり気後れします。

カジノバー「BACKDOOR」に到着したときも、その華やかな外装に圧倒されてしまい、しばらく入店をためらったほどです。
もっと「チープなゲーセン」みたいなものを想像していたのに……!

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勇気を出してお店に入ると、まずはチップを購入します。チップ額は

・$500……3,000円
・$1,000……4,500円
・$1,500……5,000円

から選べるのですが、カイジが「種銭は多いほうがいいっ……!」と言っていた気がしたので、$1,000を購入します。

「初心者はどのゲームがおすすめですか?」
髪をオールバックにセットしたイケイケの店員さんに聞くと、ブラックジャックを勧められました。

カードを引いて21を目指せ!ブラックジャック

ブラックジャックは、プレイヤーとディーラーで勝負するカードゲームです。

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ルールは簡単。カードを2枚以上引いて、その合計値が「21」に近いほうが勝ち。
カードの数え方は、2から10まではそのままの数字でカウントしますが、
「J・Q・Kは10」としてカウント、「A(エース)は1,か11」としてカウントします。

また、「Aと10」、「KとA」のように、最初の2枚で「21」が完成すると「ブラックジャック」になり、賭け金が2.5倍になって戻ってきます。

ブラックジャックのテーブルに着くと、わたしの種銭である$1,000が渡されました。おお……重量感があって、まるで金貨みたい! ゲーセンのメダルとは大違いだ!

わたしはドキドキしながら$10を賭けました。プレイヤーが揃い、ディーラーさんがピッピッとすごいスピードでカードを引いていきます。
こちらの手札の数は「8」。このままでは弱いので、もう一枚カードを引きます。(ヒットと言います)

「あの、ヒットで」

わたしが宣言すると、ディーラーさんは
「あの、カジノのルールってご存知ですか? 本場のカジノでは、発声ではなく、動作でアクションを行うんですよ」
と教えてくれました。やばい。ルールは知っていても、作法までは知らなかった……!

初心者歓迎の世界のありがたさ

ここでディーラーさんはゲームを中断して、ブラックジャックの作法を教えてくれました。

ルールを聞いている間、わたしはものすごくいたたまれない気持ちでした。「自分のせいでゲームが中断していること」「そもそもお店の雰囲気に呑まれていること」などが頭の中でぐるぐるして、今にも消えてしまいたい気持ちでした。

「あの、すいません。ぼくのせいで時間取っちゃって」
隣のサラリーマンに謝ると、彼は常連なのか
「いいのいいの。ここはカジノプレイヤーを育てるって目的があるからさ。新規の人は大歓迎なのよ」
と、明るく笑いました。

勝負の結果、わたしの勝ち。手元には$20が配られました。よっしゃ、勝った! ちょっといけないことをしている気分だ!

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※ブラックジャックのイメージ

それから1時間、わたしはブラックジャックをどっぷり遊びました。

プレイ中はたくさんのドラマがあって、

・$100を賭ける大勝負に出たり
・ブラックジャックが出て大喜びしたり
・勝負に5連敗してへこんだり

と、1年分の喜怒哀楽を体験したかというほど、泣いたり笑ったりしました。色々あったけど、最終的に$400の儲け。初心者なのに勝ててほくほくでした。

出目を当てよう!ルーレットを体験

お次はルーレットを体験。

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ルーレットはルールがシンプルで、初心者向けの遊び。
ディーラーがボールを円盤の中に投げ入れ、そのボールが落ちる場所を当てるゲームです。
要するに「勘がすべて」のゲームため、実力は関係ないのです。(多分)

賭け方がまったくわからないので、
「自分の誕生日にちなんで、『5』と『9』に賭けよう」
「ケータイの番号にちなんで、『8』と『1』に賭けよう」
という風に、適当に賭けて遊びました。

ルーレットのボールが目に落ちて、当たりかハズレかどうかを待つ瞬間はドキドキもの。

・赤の目に賭けたのに、黒の目に落ちた時の悲しみ
・一つの数字に賭けたら、その数字に当たった時のおどろき(※配当36倍)

など、ここでも大はしゃぎでした。

でも、一度にあちこちの場所に賭けていたら、さっき稼いだ$400をすってしまいました……

世界中の富豪たちが熱狂!バカラを体験

最後に遊んだのはバカラです。

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バカラは簡単に言うと、「2枚以上のカードを引いて、その合計値が9に近いほうが勝ち」というルール。「10・J・Q・K」は、「0」としてカウントします。勝負に勝てば賭け金は2倍に!

バカラも初めてなのでゲームを止めてルール説明をしてもらいましたが、やっぱり常連の人達は親切でした。
あるサラリーマンは
初心者なんて気にするな。今のうちにカジノ遊びは覚えておいた方がいいぞー、カジノ法案設立で日本にカジノができてみな、初心者の金持ち共をカモにできるぜ!」と教えてくれたほど。

バカラではなんとか勝ち続けて、$500を稼ぐことができました。

夜が更けるにつれ、お店はどんどん盛り上がりを増していきます。
誰かが大勝負を仕掛けたのか、どこかで大歓声が上がったり、隣のテーブルでは
「俺は今まで真面目に生きてきたんだ、真面目に生きてきたんだ……」とつぶやく危ない人がいたり、高そうな葉巻を吸っているおじさんがいたり……(葉巻を吸う人なんて、一度も見たことない……)

1回のカジノ体験で人生が変わった

その気になれば一生遊べそうでしたが、気がつけば終電が近づいていたので勝負を切り上げることに。午後7時に来店してから、4時間以上ぶっつづけて遊んでいました。

カジノバーで体験した出来事のすべてが衝撃的で、帰り道は足元がふわふわして、空を飛んでいるような気分でした。

この日本に、こんな面白い遊びがあるなんて!!!

わたしがここまで衝撃を受けたのは、ひとえに「カジノ体験を見くびっていた」からでしょう。

「カジノバーなんて、ただのゲーセンでしょ?」と舐めてかかったら、カジノの本格的な雰囲気に圧倒された。
「ゲームのルールは知ってるよ」と舐めてかかったら、作法を知らなくて恥をかいた。
舐めていたカジノバーに圧倒されたことで、「世の中にはまだまだ面白い遊びがたくさんある!」ということに気付かされていたのです。

そして何より、カジノゲームがおもしろすぎる!

大人になると「勝ち負けにこだわるのはみっともない」「争いごとは避けて、話し合いで解決しよう」という美意識が備わります。
飲み会で唐揚げが一個余っても、じゃんけんで取り合いなんかしません。エレガントに話し合いで解決します。

だから、カジノで勝ち負けに本気になっていると、子供に戻ったような無邪気な気持ちになれるのです。
別に遊びのカジノで勝ったところでなんにもなりません。でも、それでいいのです。

その後、あまりにカジノが面白すぎたのでアソビュー社内で何度も「カジノがヤバい!」と言いまくっていたら、とうとう社内行事でカジノに行くことに!
これもまた、面白い遊びを開拓する喜びを体感させてくれるできごとでした。

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「どうせ面白いんでしょ?」を無くす大切さ

カジノ体験を通じて、わたしは自分が「世の中のアクティビティを舐めていた」ことに気づきました。
「陶芸? 吹きガラス? フライボード? やったことないけど、世間で人気ということは、どうせ面白いんでしょ?」と決めつけていたのです。

みなさんもありませんか? 人気の漫画や映画に対して、
「どうせ面白いんだろうけど、今は読まなくて(観なくて)いいや」と思ったこと。それは、心の中で相手をナメているのです。

こうやって、なんでも「やったことないけど、どうせ面白いんでしょ?」と構えていると、どんどん頭でっかちになって、行動力がなくなってしまいます!

「それなら、少しでも気になった遊びはすぐに体験するようにしよう。きっとカジノと同じくらいの感動を味わえるはず!」

そう決心したわたしは、
・「どうせ面白いんでしょ?」という思い込みを無くす
・月に一度は必ずアソビューを使う
・「つまらなそう」と思っている遊びでも、思い切って飛び込んでみる

ことを意識するように。

人生が変わるほどの遊びに出会うには?

わたしは一回のカジノバーで人生が変わるほどの衝撃を受けましたが、誰もが同じ感動を味わえるとは思っていません。

もしも「何かに熱中したい」「自分を変えるきっかけが欲しい」と思っている人がいたら、
「『○○?知ってるよ。やったことないけど、どうせ面白いんでしょ?
とナメているものにチャレンジしてみることをおすすめします。

「どうせ面白いんでしょ?」という思い込みが裏切られた時、
「世の中にはこんなに面白いものであふれているのか!」という感動を味わえるはずです。

それでも何をやろうか迷ったら、わたしはとりあえずカジノバーへ行くことをすすめます。

店舗情報

店名:Extreme Bar BACKDOOR
住所:〒106-0032 東京都港区六本木3丁目15-24
アクセス:六本木交差点から徒歩3分
営業時間:平日・17:00~25:00
土日祝・15:00~25:00
TEL: 03-6804-5500

こちらのマガジンでは、アソビューを100回体験したレポートをまとめています。あなたの「やってみたい!」が、きっと見つかるはず!


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