マガジンのカバー画像

フィクション私小説【泣いたジャンボ】

9
フィクション私小説です。ジャンボはひょんなことからある有名女性芸能人に恋に落ちます。ジャンボみたいな奴とそのお方、恋は実るのか?芸人仲間に支えながら、ジャンボは奮闘するのでした。
運営しているクリエイター

記事一覧

なぜ俺は天使と夜の公園で氷結を飲んでいるのだろう。

俺は自分のほっぺたを強くつねった。全く痛くない。んじゃ夢か?なーんだ〜!夢じゃんか〜! …

「きょんは嘘をつく時、右を向く」

喫茶店で1人コーヒーを飲む。 カランコローン。 喫茶店の扉が開いた。 「ういっすー!じつ…

「親友、伊織。」

俺は今日一日、ウキウキしていた。シャワーを浴びながら鼻歌は歌うし、テレビを見て大笑いもし…

「屋敷さんはお人好し。」

何秒止まっていたのだろうか。凄く長い様な気もしたし、凄く短い様な気もした。ただ、目の前の…

「ネタパレという戦場の傷跡」

「そのセットこっちでーす!」 ネタパレの収録が撤収の準備を進めていた。そんな中、俺はその…

「ネタパレ、、、戦場。」

ネタパレの本番前、舞台袖は緊張感で溢れている。お客様とMC陣の前での一発勝負。俺はりんたろ…

「りんたろー、ジャンボを鼓舞する」

フジテレビ湾岸スタジオ、3階廊下の奥に、小さなスペースがある。そこの椅子に俺は、ぽつんと腰掛けていた。今日はネタパレの収録。この番組には感謝しかない、「綺麗だ」のネタ以降、どこにも引っかからなかった俺たちを、唯一使い続けてくれたからだ。勿論、毎回全力投球。自分らの力、全てでぶつかっていく!ただ、俺は動揺していた。不安で不安でしょうがなかった。 「藤田ニコルさんの前でうまくできるかなぁ」 不安な俺は、ブラックコーヒーを片手に、そう独り言を言っていた。我ながら情けない。 「

「、、、あんさん。恋してるやろ?」

「集中してへんな〜」 池田のその言葉で、俺は我に帰った。池田は俺の相方で、喫茶店で2人、…

「喫煙所の天使」

俺の名前はジャンボ。吉本で芸人をやっている。これは、俺が人生で、忘れることのできない恋を…