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ドリフとお風呂

今更だけど、志村けんが亡くなった。
職場で聞いた時、上司、役員がいる前で、
『え?マジで?』
と、上役がいる前で使うには相応しくない言葉が出た。

僕は一視聴者でしかないけど、やっぱり悲しい。
そして、実感が湧かない。
昨晩、喉が渇いて起きて、照明代わりにテレビを付けたら志村けんの番組がやっていて千鳥の大悟と昔の昭和のテレビの話をしていた。
収録が済んでいる分の放送が終了したら、もう、新しい志村けんの番組、笑いを見ることが出来ないんだと思ったら寂しさが募った。

今も志村けんの追悼番組をやってるしYouTubeでは、よくこんなストックがあったなと思えるほど志村けんが出演してる古い番組や70年代のドリフが出演してたCM動画なんかが沢山、アップされてる。
志村けんの笑いは言葉が分からなくても分かるらしく以前、交流サイトで知り合ったポーランドの人もドリフ、志村けん。どちらも知っていた。
志村けんという人が皆から愛されてるのを感じた。

僕はドリフ全盛の世代ではないけど、子供の頃、バカ殿様なんかもよく観ていた。
小学生の頃、スイカの早食いを真似しようとして父に怒られた。
父がいない日にやったら、お婆ちゃんに怒られた。

ドリフや志村けんの笑いの中で印象的だったのがコントの中でよくあった“ 緑の池 ”
黄緑という方が正しいのか。
服を着たまま水に飛び込むのは絶対に怒られるから子供の頃、憧れに近いものがあったので真似したくてしょうがなかった。

それと、もう一つ。
『あの水は何で色を付けているんだろう?』
という疑問があった。

絵具で色を付けたのか。
絵具ならどれだけ量が必要なんだろう。
あの水は冷たいのか温かいのか。
温かいと湯気が出るから冷たいのかな。
冷たいと水に落ちた人が言うだろうからぬるいのかな。
とか。

色の付いた水なんて、ジュースやお茶くらいしか想像できなかった。
お風呂を同じような色にしたくて、絵具をお風呂に入れようとしてたら、僕の不審な行動に気付いたお婆ちゃんに止められた。

小学校2~3年生になって、バスクリンのCMを見て、
『これか!』
って、思った。
実際にドリフで使われた水がバスクリンで色付けされたのかは分からないけど、ドリフ気分を味わえると思って母に頼んでバスクリンを買ってきてもらった。

確か蓋の裏に一回の使用量を計れるようになってたと思う。
でも、その適量ではお風呂の中の自分の体が見えてしまう。
なので適量を無視して自分の体が見えない量を入れた。
結果、ドリフばりの黄緑の水を再現できたけど母に怒られた。

コント自体より、水の色に目が行くのは僕だけじゃないだろうけど、少数派なのは間違いない気がする。
久し振りにバスクリンを買おうと思う。
適正量より多く入れて、ドリフのコントの水の色を再現するために。

これまで沢山の笑いをくれた志村けんさんへ僕なりの感謝を込めて。


ジュースが飲みたいです('ω')ノ