親が出来ないことを押しつけてはいけない
「もっと勉強しなさい!」
「沢山本を読みなさい!」
「スマホばっかりいじらない!」
こんなことは、子供のいる家庭では日常茶飯事かと思います。
むしろこんなやり取りのない家庭は存在するのか?というレベルですよね。
でも生徒と話していると…
「お母さんは遅くまで起きているのに、僕は早く寝なさいって言われるんだ。」
「大人は勉強しなくていいんだって。ずるい。」
「お父さんはスマホでゲームしてるけど、僕はやらせてもらえない。」
時々こんな声も出てきます。
なるほど、そりゃあ「ずるい」、「なんで自分だけ」って気分にもなってしまいますよね。
私にも覚えがあります。
あれは忌まわしき小学校時代…
●小学校の体育では冬でも半袖強制(教師は沢山着込んでいる)
●茶髪禁止(地毛で茶色いのもダメ)(なお教師は茶髪)
生徒はとにかく教師に不満を持っていました。
そう思うと私の親はちゃんと考えていてくれたのかもしれません。
ゲームは禁止、などルールの多い家庭でしたが、
子供だけに課せられたルールは少なかったと記憶しています。
印象に残っているのは母親が時間を決めて資格の勉強をしている姿と、父親がキライな野菜も我慢して食べている姿。
子供の前でわざわざ勉強したり嫌いな野菜も食べたりする、というよりは、「家族全員のルールとして」みんなが守っていましたね。
おかげで私は勉強も好きだし、嫌いな食べ物もほとんどありません。
前回の記事ともリンクしますが、強制をされないからこそ勉強好きになれたのだとも思っています。
ちょっと話は逸れましたが、
●子供にやってほしいことは親もやる(姿勢を見せる)
●やってほしくないことは親もやらない
これが大切かなって思います。
忙しい親御さんも多いと思うのでなかなか一緒にはできないかもしれません。
でも少なくとも、自分もそうするという意思を見せたり、苦しいことを押しつけているという印象を与えてはいけませんよね。
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