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子供の偏差値が上がりません。志望校変えたほうがいいですか?

★最後まで志望校を変えずに戦うべきです!★

8月も、もうすぐ終わりですね。
お子さんはしっかり勉強出来たでしょうか?

本来だと8月最終週に模試がありますが、
今年はコロナの影響で、9月に自宅で受験というところもあります。

毎回、模試の結果で親御さんと生徒からいろいろ相談されます。

・この偏差値で、志望校に行けますか?
・この勉強法で大丈夫ですか?
・志望校変えたほうがいいですか?

このようなことを聞かれることが多いです。
模試の結果というのは、これほど受験生を惑わせるものなんですね。

この中でお答えしたいのが3点目。
「志望校変えたほうがいいですか?」についてです。

この3つの中で、私が受ける相談の中で、毎年必ずと言っていいほど、一番多い相談です。
私がこの相談に対して言うのは、


最後まで志望校を変えずに戦うべきです!


ということです。
正直、たかが模試です。

これで合否が決まるわけでありません。
忘れてはいけないのは、本番の試験でしっかり点を取り、合格すること。

模試で偏差値を上げることを目標にしてしまうと、
模試の対策の勉強に注視してしまうため、
模試は出来るのに、志望校の過去問が出来ない!という逆転現象が起こります。

模試をやると、本来の目的を見失いそうになりがちです。
だからこそ、「たがが模試である」ことは忘れないでください。

なので、模試は


「自分の勉強を調査するためのツール」


として使ってください!
今後、合格のために

・何が出来ていなかったのが、出来ていたのか
・どこを復習すべきなのか
・今後の必要な勉強は何か

といったことを模試の見直しから見つけて、以降に生かせばそれで十分です。

少なくとも、模試で間違えたところは、以降絶対に間違えないように
復習してほしい
と生徒に指導しています。

また、志望校判定を気にされる方いらっしゃいますが、
気にしなくていいです。

志望者の中で、受験した模試がどれだけ出来たのかの順位付け
なのであまり意味ないです。

ですが、国公立大学志望者の方は、
マーク模試については共通テスト形式であるため、
ライバルがどれくらい出来ているのか、合格のボーダーがどれくらいなのかは見ておいてください。
今後目指すべきレベルが具体的になります。

とにかく、模試で全てが決まるわけではありません!
あくまで、

「今の自分の全国での立ち位置(順位)」
「今の自分の出来と課題」
「今後の勉強に必要なことが何か」

を調査するためのツールですから、
完璧に復習出来たら、それで終わりで大丈夫です。。

だからこそ、志望校を変える必要がないのです。
志望校を再考する時間があれば、その分模試の復習に充ててください。

模試で点が取れることよりも、本番の試験で点を取れることが大事です。
模試はゴールではなく、プロセス。

親御さんは心配されると思いますが、
次に向けて頑張るお子さんの姿を温かく見守ってあげてください。


※ただし・・・
国公立大学を志望されている方。

あまりにも合格のボーダーと自分の点数が離れている場合は、
私大に絞るのも作戦の一つです。

私大だと受験科目が国公立大学よりも少ないため、
負担が少なくなります。

なので、どうしても間に合いそうにない科目があった場合は
私大に絞ってみてもいいかもしれません。

大学受験メンタルアドバイザー わっち

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