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【ヨガスタジオDIY日記】⑤外壁#1

防湿シートを張ったあとの工程です。

外壁は「塗り壁」にすることにしました。

ここは雪国だし、雪への耐性を考えると「ガルバリウム鋼板」が一番強く軽量で壁への負担が少ないのですが、その材質からどうしても硬くてシャープな印象になってしまいます。
ちょっとイメージと合わないので、クラック(ひび割れ)のリスクは上がるし塗る手間はかかるけどバラエティ豊富な塗り壁にしました。

そこまでの下準備にかかります。

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外壁に関しては、今は「窯業系サイディング・金属サイディング」などの”貼るだけ”の外壁材が主流だそうです。確かに周りを見回すと古民家以外はほとんどサイディングですね。

さて、塗り壁に決めたものの、大工の夫も一から施工したことはないらしく、ここは二人で一から勉強しました。
やはり「2コートくらい塗って終わり!」というわけでにはいかないわけで・・・塗るまでの過程が結構大変そう🤓

塗り壁は木造住宅の外壁構造の一般的な「直張り工法」という方法で進めます。
この図がとても分かりやすかったのでお借りします。
画像引用 https://www.tosouyasan13.net/gaiheki-dammen/

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現状はこの図でいうと、②防水防湿シートまで終わっている状態。
なので次は⑩胴縁⑮ラス下地です。

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このように木を縦横に組んで外壁内に「通気部分」を作ります。
内壁面に侵入した雨水や内部の結露によって構造軸組みを腐らせないよう、湿気を逃がしてあげるわけですね。

実は、手間も材料費もかかるし「もう横(⑮ラス下地)だけにしよっか!」となったのですが、その通気面と次の過程のラスの安定感を考えて、めんどくさくとも縦横にしました。

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これは家の裏側部分。
ここには雪がたまるので、下の方の幅を狭くして少し補強しています。

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次は⑫ラス網⑮モルタル仕上げ用建材になるんですが、ここで選択肢が2つあります。

一つは、「アスファルトフェルト」 + 「ラス網」
もう一つは、「ラスカット」

塗り壁の場合モルタル下地が一般的ですが、その場合「ラス網」という金属製のネットを壁面に張り、その上にモルタルを塗ります。ラス網にはモルタルを壁面に固定する役割があり、これがないとモルタルが脱落してしまいます。

「ラスカット(株式会社ノダの商品名だそう)」とは、ラス網がなくてもモルタル塗りができる「壁面ボード」のことで、構造用合板にポリマーモルタルを下塗りしたモルタル下地材です。通常、左官工事は材料費よりも工費が高いので、これを使えば工期の短縮、コストカットに繋がります。

確かにラスカットを使えば工程が省けるのですが、1枚¥2980は高い!
私達はコスト面から、手間はかかっても前者(アスファルトフェルト→ラス網)をとることにしました。

ちなみにラスカットはこういうものです↓

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モルタルがしみ込んでるので当然重くて頑丈!
表面はざらざらしてます。

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では次の工程です。
ラス下地板の上に「アスファルトフェルト」を張ります。

アスファルトフェルトとは、その名の通り、フェルトにアスファルトを染み込ませた防水材料です。これも重い!

大きめのホームセンターで発見しました。
「アスファルトフェルト430(旧20㎏)」 0.6㎜×42m×1m¥3980
を2本購入。

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これを組んだラス下地の上に張っていきます。境目は防水テープ。
これで雨が降ってもちょっとは安心・・・

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次の工程、⑫ラス網です。

この上に塗るモルタルが落ちないように固定する役割があります。
ラスもいろんな形状があるようですが、ここも安いラスで済ませました。
メタルラス(5枚入り) ¥485

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アスファルトフェルトの上にタッカーで固定していきます。

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タッカーだけでなく、所々にラス留め付け用ステープルを使って固定強化します。

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よし次はモルタル!というところまで来たところで梅雨に突入😰
梅雨明けまで外作業はできなさそうです・・・


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