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海外旅行のニューノーマル

COVID-19で海外旅行が以前より少し難しくなりました。

1. 複数国を回る順番

以前は、トランジットの時間が半日あれば、入国して観光したりおいしいものを食べにでかけることができました。しかしCOVID−19によって、現在24時間以内のトランジットを認めない国もあります。

また、例えばA国入国について、日本から直行する場合、日本出発直前のPCR検査によるCOVID-19陰性証明書が必要です。しかしB国からA国へ直行する場合は出発直前のPCR検査が不要です。
つまり、日本からトランジットではない形(24時間以上滞在)でB国を経由してA国に入国すればPCR検査が不要になります。

複数国を跨ぐ出張の準備要件が複雑なパズルのようになっています。

乗換案内アプリのように、条件を入力すると、どの順番でまわるのが一番簡単か教えてくれるアプリ/サービスがあると嬉しいです。しかし入国条件が刻々と変わるので、最初に決めたルートがベストでなくなる可能性もあります。

2. デジタル化で入国手続きは簡素化されたのか?

通常の入国審査、税関審査に加えて、COVID-19陰性証明書やワクチン接種証明書の確認が必要になりました。その煩雑さを減らすため、各国の入国手続きのデジタル化がこの1年程で一気に進ました。パスポートと同じくらいスマートフォンが海外移動の必須アイテムになりました。

しかしスマートフォンのアプリを使った登録、ブラウザによるオンライン登録、PDFや2次元バーコードの準備など、国毎、省庁毎(縦割りの弊害!)に違います。複数国を回る場合、国ごとに要件を確認し、準備をしなければいけないので、事前の労力とかかる時間はかなり増えました。

3. 日本語は通じない

以前に比べて、海外で日本語の案内を見かける機会が減りました(なくなりました)。もはや日本人は"上客"ではなくなったのだなと寂しく思います。オンラインやアプリの入国手続きで複数の言語が選べる場合でも入国書類の入力に日本語の選択肢はまずありません。
各国の入国に必要な手続きはどんどん変わっています。新しい条件を有志や旅行代理店などが日本語化してネットに挙げてくださっていますが、更新の早いサイトと遅いサイトがあり、うっかり古い情報を参照してしまうリスクがあります。オリジナルの情報を見たり、疑問点を確認するには英語が必要です。

某国のオンラインでのビザ申請を試しましたが、何度やってもエラーがでて最後まで行き着けませんでした。英語で問い合わせメールを送ったところ
「こっちのサイトを使って下さい」
と回答がありました。僕が使っていたのは古いサイトでした。
そんなの消しておいて欲しいわ!

海外旅行に、ある程度の英語の理解力を求められる機会が格段にあがってます。

4. 旅のニューノーマル

こういう状況も海外に行く醍醐味だと考えて楽しんではいますが、技術の進歩やフォーマットの共通化などで少しでも楽に旅ができるようになるに越したことはないですね。

5. キャッシュレス

どの国でもキャッシュレスサービスが進んでいます。
クレジットカードは使えますが、ローカルのキャッシュレスサービスはその国のIDや電話番号を持っていないと使えないものも多くて便利になったのかどうか悩むところです。

アジア各国の紙幣

他にもCOVID-19で海外の旅がこんな風に変わったという点がありましたら教えて下さい。

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