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起業は手段か?目的か?

初めまして。株式会社juice up代表の野口(twitter)です。

juice upは20代、30代を中心とした転職エージェント及びスカウト採用を支援する人材会社です。このnoteではjuice upの起業経緯と絡め、juice upは何を為す会社なのかお伝えできればと思います。



1.簡単に野口という人間について

大学卒業まで大阪で生まれ育ち、新卒で入ったBtoBメーカーを1年半で退職。24歳でリクルートへ入社。今は無き『リクナビNEXTプロジェクト(通称:Nプロ)』のプランナー&営業をやっていました。
※Nプロはダイレクトリクルーティングの先駆け(のはず)

担当は全業種、全職種。
誰もが知る大企業の海外現地法人案件もあれば、地場の空調施工管理案件もありとほんとに色んな企業を担当させて頂きました。エージェントでは採用が難しいニッチな職種も多く、飽きることがなかったです。
約4年間ゴリゴリに働き(まだ上場前だったので働き放題)、その後juice upを創業しています。

2.起業時に考えていたこと

起業は28歳の時。
いずれ起業したいとは思っていたけど、当時の経験・スキルは中途採用知識とセールスのみ(+いくらでも働ける体力)
新規事業立ち上げとか経理、ファイナンスもよくわからんし修行のためにベンチャー行くか、事業再生ファームに行くかどうしよっかなーと迷っていました。

そんな中、起業について調べていくと
・どうやらビジョンが必要(らしい)
・社会を変えるぶっ飛んだ発想が必要(らしい)

と『将来の夢は何?』という作文が苦痛過ぎた自分にはなかなかハード…。

1年ぐらいモヤモヤしつつ、後に共同創業者兼COOとなる上林(かんばやし)にリクルート時代から起業について何となく相談していました。
※上林は自分より年上で、かつベンチャーリンク時代に色んな経営者を見ていたので相談しやすかった。

3.起業に至った理由

上述のように社会を変えたい!とか良くわからんし、でも会社経営はやってみたいし…という中で、周りからは起業とかやめとけ!しか言われなかったです笑(まーそうやんな。わかる)

ただ当時はまだ20代後半。
しっかりリクルートに染まっていた僕は
『1番未知の領域に飛び込んだら成長出来るんちゃん?んじゃ起業かな?』で起業を選択。
※3年やってもまだ30歳。あかんかったらどっかでセールスか採用担当やれるやろーぐらいの感覚。この辺は人材業界で相場知ってた強みかもしれない。

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(創業時。何でも手作り)

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(起業祝い頂いて喜ぶ野口。笑顔は苦手)

4.起業してから

上林と2人でjuice upを立ち上げたあと、2年ぐらいはただただ出来ることでお金を稼いでいました。忙しいけど別に食べるには困らないぐらい。自分で会社立ち上げて、自分で稼いでとそれなりな充実感。

ただ、2年目の途中で
『おれたち何のために会社作ったんやっけ・・・?』
がいきなり襲ってきました。
(お金は稼げるけど、何かつまらんなー。と言ってたw)
こうなるともう目の前にずっと霧がかかっていました。

起業が目的だったのは事実。
ただ、起業を手段に変えないとなと思った瞬間でした。

5.そしてビジョンを策定〜起業を手段に変える〜

という中で、1年ほど上林と来る日も来る日も会社のビジョンについて話していました(当然稼がないといけないので、日々の受注&納品は継続)

そこで出来たのが「楽しく、はたらく」というビジョン。

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仕事は当然お金を稼ぐ手段であり、日々生きていくために必要。
ただ、仕事で感じる「豊かさ、喜び、楽しさ(=幸福)」は人生においてかけがえのないものではないか?と考えています。

『働きながら幸福である状態』を『楽しく、はたらく』という言葉に変え、1人でも多くの方が良いキャリアに進んで頂けるよう「転職」という手段を提供することで成し遂げようとしています。

企業へは良い人材を採用頂き、事業の発展に繋がる一助となる。
個人の方には良いキャリアを描き、実行し、より良い人生を歩んで頂く。
この2つを人材会社として遂行していくことをjuice upは目的としています。

6.結論:起業は手段か?目的か?

やはり起業は手段です。
初めは目的でも良いが、どこかで手段に変えていくべきではないか?というのが、約6年経営してきた中での僕の持論です。
起業したいならさっさとやれば良いです。会社設立freeeで必要書類揃えて、法務局いってお金払うだけ。

ちなみに起業して後悔は全くないです。

・資金繰りが危なく、給与払えないかもしれないと思った時
(メンバーの子供の顔がちらつく…)
・せっかく小さな会社に来てくれたのに退職してしまった時

と辛いことは多々あるけど、それも含めて自分の選択。
その選択を正解に変えていくことが、ビジネスパーソンとしてやるべきことかな?と思う。

(最後に)
皆さんの「楽しく、はたらく」とはどんな状態でしょうか?
juice upは1人ひとりの“楽しく、はたらく”が増えることで今よりさらに面白く、わくわくする未来に繋がると信じています。

株式会社juice up
代表取締役 野口健

キャリア相談いつでもお待ちしております!