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「Public Health Officer」って何してるの?

こんにちは、プリンセスです🙌

今回は、今の私の仕事についてまとめてみました。


現在のポジション

私の現在のポジションは「Public Health Officer」というもの。

文字だけ見ると、Public Healthのスペシャリスト感満載ですごくカッコいい…笑

そして、そもそもPublic Health自体が大きな概念なので、もちろんこのポジションに課せられるタスクもかなり大きなものなはず。

…ではあるけれど、何でもかんでもできるわけではないし、人手の足りないところを埋める形で入ったので、私が今注力しているのは*IPCというもの。
*IPC= Infection Prevention and Control

これはインタビューのときにもことごとくつっこまれたので、それに関わるのだろうな~とうすうす感じてはいたので、大学院での学びに加えて自己学習も少しした上で渡航したというのは我ながら良い判断だったと思う。

WHO Zambia Country Office (以降WCO)には、いくつかクラスター(チーム)があって、母子保健(Maternal and Newborn)をしている人もいれば、小児保健(Child and Adolescent Health)をしている人もいます。
WCO Zambia の中でも、大きなクラスターの一つがWHE(Worlld (Public) Health Emergency)で、私もこのクラスターに所属しています。

WHEは何をしているクラスターなのか?

Emergencyという名の通り、感染症のアウトブレイクの対応が主な業務。

最近は、ザンビア内でもCOVID-19のケースが増加しているので、MOHやZNPHI、他のパートナー機関と共に、それに関する情報共有のためのミーティングに出席したり、対応・対策を考えたりして、WCOがサポートできる部分を考えます。

その他にも、断続的にケースが報告されている

  • ポリオ(これは下水からのウィルス同定で人間への被害は未確定)

  • コレラ(マラウィとの国境沿いの地域で断続的に症例あり。2023年1月26日にアウトブレイク宣言もされました)

  • 炭疽(まだこの病気があるのかと驚いた…)

  • 疥癬

などなど、日本ではなかなかお目にかかることのない疾病についても追いかけています。

IPCの目的

前回投稿した記事では、出張についてまとめてみましたが、その出張の目的はザンビアのIPC National Strategy (カッコよく言うと国家戦略的な感じ)のレビュー&作成のためのワークショップに参加すること。
前回公開されたものが2023年で5年経過することになるので、見直しが必要なんだそう。

WHOとしての意見を求められる

上記のIPCドキュメント改訂のワークショップで感じたことは、
「この感染予防についてWHOはどう言及しているのか?」
「WHO的にはどういうプロセスを推奨しているのか?」
と問われることが多く、もっと資料を読み込まないといけないと感じました…自分のボスは長年この分野に従事していることもあって、こういう質問にすぐ対応できるところはすごいなと思います。

自分は経験が浅いからこそ、自分で勉強すればちゃんと身につけられる知識はもっと確実にものにしないと、と勉強不足を痛感。

地図を手に入れろ!

WHEというチーム名の通り、さまざまな感染症の発生状況を確認しておく必要があります。

ZNPHI (Zambia National Public Health Institute)やMOH (Ministry of Health)とのバーチャルミーティングに定期的に参加をしたり、担当者から情報共有してもらったり、自分でも情報収集をしたりして、状況・情報の更新をしていきます。

特に、公衆衛生の感染症管理として大事なのは
Person・Time・Place」。

ザンビアで話題にあがる、コレラやポリオについて、
誰が、どこで、いつ感染したのか、自分自身で地図にマッピングをして、どこで発生していて、その数の増減や地理的な広がりのトレンドについて確認するようにしています。

マッピングは自分の頭の中でできる人はそれでも良いと思うけれど、初めての国・土地で、地名もなじみがなく、土地勘も無いと、頭の中で記憶してマッピングをイメージするのって思っていたより難しい。

紙ベースでもいいし、地図の画像をダウンロードして使うのでもいいし。
私ももう少し自分のやり方を改善できればと思っています🙌


ちょっとまとまりのない記事だけども…笑

Bonne soirée☆


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