3ヶ月目の近況報告~IPCガイドライン会議(再)~
こんにちは、プリンセスです🙌
ザンビアに来て3ヶ月が経過。
ちょっとした振り返り~~:)
年始はプロジェクトもなくゆったり
12月の3週目ごろからほとんどの人がバケーションに入り、年始明けすぐに戻ってくるのかと思いきや、そうでもなく。笑
長い休暇をとる人も多い。
そして、それを見越して、年末年始はプロジェクトが組まれておらず、
予算も1月から考え直すので、年明けからフルスピードというよりは、
プロジェクトを考えて→予算申請、というながれみたい。
とは言え、年明け以降にCOVID-19のケースが増加したので、情報共有と今後の対応に関しての他の機関との緊急の会議も多く、本当は私以外の人が出席するっぽい会議にも顔を出すことができた(私は年末年始に休暇をとらずずっと出勤していたのでww)。
存在を知ってもらうこととコネクションを作ることは大事なのでいい機会でした。
IPCガイドライン会議(再び)
これはこちらに着任してからずっと携わっているもの。
12月に出張した際には、今年改訂すべきIPC (Infection Prevention and Control)ガイドラインのうちの一つに関してのTechnical Working Groupのワークショップだったのだが、
実際改訂しなければいけないガイドラインは三つ。
私が来る前に、すでに他の二つはドラフトができあがっていたのですね。
ただ、このガイドラインのドラフトは、ドラフトのドラフト。笑
それをドラフトに格上げすべく笑、
保健省に集まって10日間みっちりワークショップ。
前回の出張のときのワークショップに比べて少人数で討議。
私はテクニカルサポートと書記を任されたので、
毎日プロジェクターのセッティングと、
みんなが「ここの説明はおかしい」「ここはこうした方が良い」という意見を集約してドラフトに反映していくお仕事。
英語力低すぎて、聞き取れないことも多かったけど、ザンビア人の優しさに救われた10日間でした😇
この3つを最終きれいに仕上げるのも私ともう一人の同僚の仕事。
このドラフトが仕上がればやっと外部のレビュアーに提出できる!
コレラアウトブレイク in Zambia
ザンビアは断続的にコレラのケースがあるはあるが、
今年(2023年)の1月21日からEastern Province (マラウイとモザンビークと接している場所)で複数のケースが続けて報告され、
同年1月26日にはMOH (Ministry of Health: 保健省)より、アウトブレイク宣言が出されました。
コレラについて、アウトブレイクの対応について勉強したことはあるものの、実際に起こったところに行ったこともなく、自分の組織も含め関係者たちがどのように動くのかも全然わからなかったヒヨッ子のプリンセス…。
自分のIPCのボスと共に、現場に出てIPC業務に携わるのかと思いきや、ボスはコレラがコントロールできていないマラウイの方に呼ばれ、私はザンビアのガイドライン作成を任されるという、なんとも言えないジレンマ。
ガイドライン作成も大事なんだけども、アウトブレイクなんて次にいつ起こるかわからないし、起こらない方がよっぽどいいので、次の「機会」に「期待」とも言いたくない。
事務所にいてもできることってなんやろ⁇
と当初はかなり悶々としていたけれど、レスポンスの初期から現場に入った同僚からのメッセージや、定期的な関係者ミーティングのおかげで、遠くからでもアウトブレイクの対応をほぼタイムリーに観察することができた。
ちなみに、Rapid Response (RR)チームの結成はかなり早かった。
誰がどう動けばいいのか、関係者同士でわかり合ってる様子。
日本でこんなアウトブレイクが起こったときにここまで迅速に初期対応
できるのだろうか?とも疑問に思った。
週3 (月・水・金)の定期ミーティングやほぼ毎日作成される sitrep (situation report)の存在もありがたい。
コレラと言えば、Global Task Force on Cholera Control (GTFCC)と言われるプロジェクトが有名で、ここのサイトに行けばコレラに関する情報やマニュアルなども手に入る。
アウトブレイク時で大切なのは、もちろんその疾患のアウトブレイクであるとケースが同定されることから始まるのだが(というかこれがないとMOHによるアウトブレイク宣言もできず、その後のRRチームやファンド要請もできない)、それに引き続き、または同時に、以下のことを行っていく必要がある。
Epidemiological surveillance
Case management
Infection Prevetion and Control (IPC)
Community engagement/Risk communication
Water, sanitation and hygiene (WASH)
Vaccination (Oral Cholera Vaccine: OCV)
Logistics
そして、それぞれのピラーの中でのアクティビティ(とその優先度)を考え、responsable personを割り当て、予算を出していく。
ザンビアの場合は、国家予算だけでレスポンスすることは難しいため、WHOをはじめ、UNICEF、USAIDS、World Bank、国内外のNGOなどと協働して、ファンドサポートを得たりしてマネジメントを進めていく。
ここ数日は、東部だけでなく、北の方のprovinceでもsuspected caseがあったとか。
ただ、laboに送るのに時間がかかったり、上手くisolationできなかったりで、まだconfirmedではないみたい。
雨季なので、こういったwater borne diseaseは起こりやすい。
私が所属するクラスターのチーフには、
「私も現場に行ってサポートしたいし、現場で学びたい」と伝えていて、
もしかすると来週にも現場入りできるかも…?
行って即戦力としてIPCを実践できるか自信はないけれど、絶対いい経験になる。
行けたら、こちらでもシェアしたいと思います。
Bonne soirée☆
記事を読んでいただきありがとうございます✨いただいたサポートは今後の語学学習と図書の購入に使用させていただきます。