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警察にがっかりしたこと第一弾「110番通報」

事件概要

時系列
https://note.com/jpteacherkoichi/n/n3b4b3d8d0945

インタビュー形式
https://note.com/jpteacherkoichi/n/n2ccbcd0ef783

110番通報からの流れ

事件はマンション5Fの外廊下、玄関前で発生しました。

被害を受けた時の位置関係

男は部屋から出てきた女性学生に対していきなり「羽交い締め」にしました。そこに割って入った私に対して男は逆上。数度の威嚇の後、私の左脛を蹴り上げ、左手で私の右首を拳で殴りつけ、ラリアートのような形になりました。

女性学生は先に逃げ、画像の奥(北)方向の非常階段を先に下りました。私は間合いがとれた一瞬をついて、女性学生を追いかけるように階段下へ逃げました。この時ズボン右ポケットからスマホを取り出し、階段を下りながら110番に通報しました。発信履歴は、13:40でした。

私は110番に対して「ネパール人男性から暴行を受けた。殺されるかもしれない。」と慌てながら言いました。その瞬間、男は、メインの階段(画像手前方向)から下り、道の向こうにあるコインパーキングに停めていた車に逃げ込んだ私たちの方に向かってきました。私は110番の電話オペレーターに、車から見えた市の施設の名前を言いました。しかし、新しい建物だったからか、110番は「その建物がわからないから、元の場所に戻ってくれ」としきりに言いました。

目に見えた市の建物の名称と、Googleマップに表示された住所を伝えましたが、110番は「わからない」としかいいませんでした。もともと検索履歴に入れていた事件現場の物件の住所をやっと伝えると、「(建物名)ですね?そこに戻ってください。」と言うばかり。私は「男がそこまで来ている。こちらに近づいてきているから、車で逃げる」と言いましたが、それでも110番は「もとの場所にいてくれ」としか言いませんでした。

ドラマや映画を考えると、携帯のGPSを逆探知して場所を察知してくれるのかと思いきや、何度住所を言っても、周辺の建物を言っても110番のオペレーターが理解しないので、男が迫る恐怖と、女性学生の安全確保への焦りで正直どうすればいいかわからなくなりました。車のドアはロックしたものの、パーキングのカードを車内で見失い、精算してゲートを出て行けずにいました。

最悪はゲートを破壊して逃げるしかないと考えましたが、男は幸いに部屋の方に戻っていったので、パーキング内の北側に車を動かしたところでしばらく待機しました。

5分くらいすると、パトカーのサイレンが聞こえました。これで一安心と思いきや、パトカーはパーキングと現場建物の間の道路を素通り。この時の絶望といったら、言葉に尽くせません。腕時計を見ると、10分ぐらい過ぎたころに、警察官が歩いてパーキングの方に向かってきたので、手を上げて通報者であることを申告しました。

反省点

事件については時系列まとめにある通りですが、可能性として少しでも危険がある場合は、コインパーキングを使うべきではありませんでした。精算している間に襲撃されるからです。

また、警察は施設名では場所を特定できないことがあるということです。スマホで住所を特定できればいいですが、通報時に住所を言うことは簡単なことではありません。自分の家の住所でも、慌てると言えないことがあると言います。安全対策としては、通報時に読み上げるためのスクリプトを貼り出しておく必要があると思いました。

暴力を振るってくる男から、自分だけでなく学生の安全も確保しながら、安全なところまで逃げ、110番で助けを求めることは簡単なことではありません。まして、暴行で打撃を受けているので、痛みを感じながらの行動です。その中で、まさか110番が住所でも施設名でも場所を特定できず、犯人が迫ってきているのに元の場所にいてくれと指示することは、極めてがっかりな対応だったと言わざるを得ません。

別途、警察へのがっかり第二弾も書く予定ですが、とにかく身を守るためには、普段から危機管理の意識を持って、非常事態に対応する心構えと準備が必要だと強く感じたことを強調して、第一弾を終わります。


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