高校時代の恋①

私の高校の恋を文章にしたいと思う。
楽しくて恋しくて、辛くて悲しい恋の話。


 私は家から電車で1時間かかる高校へ入学した。

ただ入りたい部活があったから、この高校を選んだ。

 彼との出会いは入学式、同じクラス。

初めて話したのは授業のペアワーク。
英語の授業。

彼はめちゃくちゃかっこいい、だから話しにくかった。変にドキドキする。

カッコイイクラスメイト、私が仲良くなれる隙なんか何もない、生きてる世界が違うとすら思っていた。



 そして、学校行事、「遠足」。

彼と班は別々だった。
バーベキューをした。
今でも私とは違う班で楽しく会話してる彼の笑顔を思い出す。

私は彼と二人で話すこともできないまま、悠々と時間だけがすぎていった。

遠足は終わってしまった。
話すことさえできない私に呆れた。


 私と彼は同じ方向の電車。
1時間かかる高校に田舎から来ているのは私と彼だけだった。

電車を待っていたのはクラスメイトの女の子と男の子、そして私と彼の4人。田舎の電車。単線だった。クラスメイトの2人は私たちとは別方向の電車。

電車を待っているとクラスメイトの男の子が「今から4人でどっかいかん?」高校生特有のノリで4人で遊びに行った。


プリクラを撮った。
4人でクラスの話、中学時代の話、色んな話をした。
私はこの日が高校生活1番の青春の日だったかもしれない。

帰る方向は彼と一緒。
2人きりになった。
この日から、2年たった今なにを2人で話したのか全く覚えていない。
少しでも仲良くなろう、頑張って話そうと必死だったんだろう。



私はこの日彼のことが好きだと分かった。








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