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【2022/02/06更新】おれはBloodborneっぽいゲームを探す旅をしている

よくきたな。おれは****だ。Bloodborneっぽいゲームを探している。見かけたら教えてくれ。この記事ではおれがメキシコを旅する途中でクリアしたゲームを一覧にして書き残しておく。おれと同じようにBloodborneっぽいゲームを探す同志が、メキシコ荒野で迷わないための道標となることを願う。なお記事を書いたゲームはもちろんだが、「記事にするほどでも無いな」とか「記事にしようとしたが、オチが思いつかないのでとりあえず書いておこう」などと判断したゲームについてもここで紹介していく。その際に混乱しないよう、更新日をタイトル冒頭に付けておいた。参考にしてほしい。


この記事は社会派コラムニスト、逆噴射聡一郎氏の独特な文体を少し真似て作られています。氏の記事に興味があればこちらからどうぞ。

見出し画像は「フリー素材ぱくたそ」様より「青空と荒野の写真素材」をお借りしました。



そもそもBloodborneとは

わざわざおれの記事を読みに来て「Bloodborneってなんですか??」などとほざくうらなり野郎がいるとは思えないが、一応触れておこう。

「Bloodborne」は2015年3月26日(日本)にSONYから発売されたアクションRPGゲームだ。かつて「Demon's Souls」というゲームが発売され「ソウルライク」ジャンルの先駆けとなったのは有名だが、それを手がけたSCEジャパンスタジオとフロム・ソフトウェアが再び手を組んだということで、当時オーディエンスがすごい沸いた。おれも沸いた。おれは「Demon's Souls」が初の風呂むげーであり、フロムが真の男のための硬派なゲームを作る会社であるということを事前にリサーチしていた。なので「Bloodborne」もそういうゲームなのだという期待を持たずにはいられなかった。そして・・・・それは間違いではなかった。

おまえはBloodborneで病に冒され、その病を治すために古都ヤーナムを訪れる。その後に獣狩りの夜に巻き込まれて手に持ったノコギリ鉈とかで敵を殴り殺しているうちに筋肉がムキムキになり、シュワルツェネガーになってやがて真実に到達する。人形だがベイブもいる。そういうゲームだ。Bloodborneのキーワードは「未知を探索する楽しさ」と「死闘感」だと言われている。メキシコの大地と全く同じであることをおまえは即座に理解しただろう。ヒリついた緊張感の中で未知と戦い、それに打ち勝つ。それによって、おれとおまえは真の男になる。この2つは真の男のためのゲームには必要不可欠だ・・・・どちらかが欠けていてもダメだ。両方なくてはならない。

おれはこのゲームにそうとうハマった。19世紀ヴィクトリア朝というゴシックな美しい街並みを駆け抜け、獣やナメクジどもにカラテを打ち込み、血生臭い匂いに塗れながら獣狩りの夜をサヴァイヴし、エンディングへ到達した。その後もあっという間にトロフィーを全部回収し、それに飽き足らずレベル4攻略(真の男の中の男のための縛りプレイだ)もやった。聖杯ダンジョンはよく分からなかった。そうしているうちにDLCが発売され、これにもハマった。レベル4攻略は7周とか8周した。その過程で聖杯ダンジョンで死んだ目をしながら血晶石を掘ったり、時計塔のベイブとかに100回以上殺されたが、なんとかクリアした。このチョーオモシロイゲームの精神を受け継ぐゲームを待ち望みながら。

だが・・・・後続のゲームが出ることは無かった。その後も名作と呼ばれるゲームが生まれたが、おれの心は動かされずヤーナムを求めるばかりだった。おれはいつしかゲームへの情熱を忘れ・・・・そんなにゲームも起動しなくなり・・・SNSでインターネット物申すおじさんとかになり・・・虚無と孤独の内に倒れ・・・・やがて老いて死ぬ。END OF MEXICO・・・・そいゆう運命が待ち受けていた。だがおれの中にねむる真の男の魂がそれを許さなかった。おれはこの精神的な虚無から抜け出すために旅を始めた。このゲームと並び立つような優れたゲームが世に生まれることを信じて、それに見えるために。


「Bloodborneっぽい」とは

「Bloodborneっぽいゲーム」とはどういうゲームを指すのか?それに関しては、無理に答えを出さないようにしている。正直な話、Bloodborneのキーワードである「未知を探索する楽しさ」と「死闘感」は、ソウルライクゲームであれば大体満たしているような要素だ。ならばおれは単にソウルライクゲームを求めているのか?それは違うと思う。Demon's SoulsやDAAK SOULS、SEKIROなどもまた真の男のためのじょうしつなゲームであった。だが「Bloodborneほどではないな・・・・」と思った以上、おれがBloodborneに抱いている何かはそれらソウルライクゲームには無いものだろう。そしておれはそれを未だに言語化することはできていない。おれの「Bloodborneっぽいゲーム」を探す旅は、言い換えれば「Bloodborneっぽいゲームとは何か?」に対する答えを探す旅でもあるのだ。

そういうわけであるから、おれの紹介するゲームの中には「あんまりBloodborneっぽくないな・・・」と思うような作品もあるかもしれない。だがおれがピンときたゲームである以上は、Bloodborne的要素を孕んでいる可能性が十分にある。あまり考えすぎていても仕方ない。そもそもこれは、おれのゲームへの情熱を失わないための旅なのだ。迷い立ち止まれば、即END OF MEXICO・・・・そういうかこくでシビアな旅だ。何が「Bloodborneっぽい」のかは、歩きながら考えればよい。今はそういうことにしている。次から本題に入る。



Source of Madness(記事公開済み)

2021/11/29 プレイ開始 2021/12/5 Act 2クリア

世界に溢れた名状しがたいクトゥルフどもを魔法の指輪で容赦なくKILLしていく、2Dローグライクアクションゲームだ。複雑怪奇な動きで襲い掛かるクトゥルフとのシビアな戦闘に、おまえはメキシコの乾いた風を感じるだろう。なお現時点(2022/02/06)ではアーリーアクセス扱いでまだ途中までしか攻略できない。Act 3がリリースされたら改めて記事を書くつもりだ。


Sands of Aura

2021/12/08プレイ開始(同日メインストーリー部分クリア) 

船で砂の海を渡りながら行く先々で冒険をするクォータービューのアクションRPGだ。Bloodborneのような高難易度アクションがウリだが、おれはこのゲームと5,6時間向き合った結果、「氷属性の魔法攻撃で動きを鈍らせて、その隙に背後からのクリティカル攻撃を叩き込む」という戦法がどのボスにも有効であることを理解し、このまま放っておくと戦闘がワンパターンな腰抜けゲームになるのではないかという懸念を抱いている。とはいえ雰囲気は悪くないし、現時点(2022/02/06)ではアーリーアクセスというか体験版+α程度のボリュームしかないので、今のところは何とも評価しようがない。今後の動向を注意深く見守る必要がある。


NEEDY GIRL OVERDOSE(記事公開済み)

2022/1/21 プレイ開始 2022/1/23 全実績解除

顔だけは満点のメンヘラ女を人気配信者に仕立て上げる」という、現代人にとってはこの上なくキャッチーでイカれた内容のADVだ。どう見てもBloodborneっぽくはない・・・と思うだろうが、おれはこのゲームからどことなく滲み出る「救いの無さ」が気に入った。Bloodborneは救いの無い陰鬱な雰囲気も魅力の一つであるので、一概に「っぽくはない」と断じる気にはなれなかったのだ。あとおれは気に入ったゲームから更にメキシコ成分を摂取したいと思った場合、よく縛りプレイを行っている。2つ目の記事はそれに則った形だ。


Bloodborne PSX

2022/02/04 プレイ開始(同日ストーリークリア)

「Bloodborne」を初代Playstation風にディメイクした作品。ヤーナム市街(ガスコイン神父戦)までプレイ可能。操作方法なども初代PS仕様となっており今となっては若干の面倒くささが伴う場面も少なくなかったが、それに慣れてしまえば原作のコンセプトである「未知を探索する楽しさ」と「死闘感」を少しも損なわない作品だと、おまえは理解するだろう。ファンメイドでありSONYやFROMに「なんかそういうの良くないと思う」と言われたら一発で消し飛ぶような儚い作品であるので、できれば早めのプレイを推奨する。あと「原作はプレイしたことあるけど、ヤーナム市街までしかプレイできないんなら内容スカスカなんだろうなあ」とか考えてるおまえ。四の五の言わずに今すぐやれ。このゲームはおまえのために用意されたメキシコだ。


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