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おれは「Source of Madness」でAct 2をクリアしたにすぎない

よくきたな。おれは****だ。Bloodborneっぽいゲームを探している。見かけたら教えてくれ。おれはBloodborneの続編が出ないことに業を煮やし、Bloodborneっぽいゲームを探す旅に出た。わかるか?おれはノコギリ鉈を素振りし続け、メキシコを徘徊するうちに筋肉がモリモリになり、シュワルツェネッガーとなった。だが真の男は同時にFURONTIA・・・新天地を常に追い求めなくてはならない。現状に甘んじるきけん性を熟知しているからだ。


この記事は社会派コラムニスト、逆噴射聡一郎氏の独特な文体を少し真似て作られています。氏の記事に興味があればこちらからどうぞ。


そういうわけで今回おれは「Thunderful Games」より発売された「Source of Madness」をプレイした。Steamのストアページに「悪夢めいた冒険」「ダーク」「宇宙的秘密」「悪夢の獣の群れ」とか書いてあるのに惹かれたからだ。ゲームを起動すると恐ろしくも美しいタイトル画面が現れ、おれはいきなり脳天を殴りつけられた。危険・・・欲望・・・秘密・・・そういうもので溢れたメキシコを求める、おれの中のWOLFが唸った。



2DでローグライクのBloodborne

このゲームはローグライク形式の2Dアクションゲームだ。「エッ!3Dでもソウルライクでもないの!?Bloodborneじゃないじゃん・・・」などとおまえは思っただろう。タルサドゥームの罠に嵌ってあほな予測変換や業者RTに踊らされているおまえの考えはみえみえであり、ジャンルだけでしかゲームを語れず、どうしようもない。おまえはBloodborneがどういうものかちゃんと理解しているのか?Bloodborne・・・それは血と獣とヌメヌメの匂いに満ち満ちており、挑む者は常に生と死の狭間に身を置かされる。おまえは現代でそのような状況に遭ったことがあるか?カネやRT数ではなく・・・死なずに敵を殺す技術・・・恐怖や無力感に折れない心・・・その他のプライスレス・・・現代では培えないものがBloodborneで問われ、あほや腰抜けは死ぬか獣になるかナメクジになる。乗り越えたやつだけが真の男になれる。そして、このゲームでも油断すれば生き残れず、すぐ死ぬ。そういった真の男を作るためのゲームであり、Bloodborneと同じなのは明白だ。


おれはAct 2をクリアした

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おれは2021年12月5日にAct 2をクリアした。その当時のプレイヤーの0.7%しかこれを達成できておらず、おれがこのフロンティアの開拓者・・・まとめブロッゴとか誰かの言葉をおまえに横流しするエアプ野郎でないことが完璧に証明された。そんなおれがおまえにロームランド(このメキシコの別名だ)を生き抜く術を教える。価値は非常に高く、おまえはおれの言葉にみみを傾けるべきだろう。なお、おれはBloodborneっぽいゲームを探す旅の途中で刺客に追われながらこれを書いており、余計なものを書く時間が一切無い。だからおれは今から、おまえがこの過酷なゲームをクリアするために必要なことだけを教える。


この記事は2021年12月初旬に書かれたものであり、大型アップデート「Foul Magic」実装時点でのバージョンを想定しています。現在のバージョンとは仕様が異なる場合がありますので、ご了承ください。


武器:素早くころせ

武器・・・このメキシコでは魔法を指す。魔法は指輪を装備すると使える。指輪は最初から持ってるか、探索中に拾う、中ボスを倒す、宝箱を開ける、商人から買うなどして入手する。強い指輪が無ければおまえはクトゥルフどもを殺せない。

殺すべきクトゥルフどもは腰抜けではなく手強い。A.I.で作られた理不尽ともいえる無秩序な挙動をし、しかも群れを成して襲ってくる。動きや攻撃を完全に見切ることは不可能だ。かといっておまえのライフも有限で、攻撃を全部受けるわけにもいかない。だから敵に殴られる前に、とにかく素早く殺す銃が必要になる。

おれが好んで使った指輪は「稲妻の槍」「竹のバースト」「炎槍の指輪」で、仮にカテゴライズすると「射程距離は短いがDPSが高い魔法」が出せる。両手に2つはめるとかなり火力が出る。射程は短いがそれでも多少離れた場所から撃てるので、引きながら撃つと安全に素早く殺せる。「蜘蛛の指輪」も蜘蛛の巣で敵を足止めしながら攻撃できるので良い。ただ敵の近くで撃つとおまえも蜘蛛の巣に引っかかり、そいつとチェーン・デスマッチをやる羽目になるから注意しろ。「斬撃」は最初の3つを更に尖らせたやつであり、悪くはない。だが、いかんせん射程が短すぎるので被弾もしやすい。他のやつらは派手だがクールタイムがやたら長かったり、自傷したり、当てやすいがDPSがダメだったり腰抜けしかいなかったので、過酷なメキシコでは淘汰された。

そして、他にもお前をサポートしてくれるサブウェポンがある。それが「竹の装置」や「アルカナ装置」、「アルカナの守護者」、「アルカナの塊」などだ。こいつらは起動すると自動で敵に矢を放つ。クールタイムは長いがDPSがめちゃくちゃ高く、非常に信頼が置ける。ロームランドにおけるおまえのカ・テット、つまりサボタイだ。手に入ったら積極的に使用し、1秒でも早く敵を殺せ。ただサボタイのように自分で考えてはくれないし、装置系は打たれ弱い。起動のタイミングと配置には注意しろ。なお「火球の装置」はバカでかい火球でおまえをフレンドリーファイアしてくるサイコ野郎だから、拾っても捨てるか売れ。

あとはアクセサリーだ。おすすめなのは「ポイズンアイビー」や「毒マニア」で、魔法がクリティカルヒットした時に相手を毒状態にできる。クリティカルになるかは確率次第だが、おれの勧めた魔法は一度に撃つ数も多くその分クリティカルも出やすい。クリティカル時に小さい爆弾を生成して追加ダメージを与える「火炎爆弾の宝石」も良い。とにかく貪欲にダメージを稼ぐ姿勢を忘れるな。

以上の武器があれば戦闘面は問題無いはずだ。だがおれがさっき言った通り、おまえが強い銃を持っていくら素早く殺しても、クトゥルフどもからの被弾は免れないだろう。その時のための、ライフを回復する手段が必要だ。

回復:マントを羽織れ

このゲームでは一度に大きく回復する手段が非常に限られている。第2幕クリアまでを想定した場合、生命のフラスコで回復できる回数は1ステージにつき2回が精々だ(3回まで増やせるが、3回目に必要なスキルポイント量が多すぎる)。しかも一度の使用で全回復できるわけでもない。だから何の手立てもなくメキシコに降り立ったおまえは即刻ジリ貧になり、せっかく強い銃を手にしたにも関わらずライフが13とかのまま中ボスとか雑魚3体とかと戦わされ、名振ごろされる。おまえは一発で心が折れ、コントローラを投げ出しスマッホでYoutubeのザッピングを始め、酒に酔ってゆきずりのベイブを抱き、そのうち日々のJOBと子供の世話に追われ・・・Steamを開くことを忘れてしまい・・・やがて老いて死ぬ。END OF MEXICO・・・二度とおまえは戻ってこれず、世界はクトゥルフされた。どうしてこんなことになってしまったのか?おまえが回復手段がフラスコしかないと思い込み、貪欲にサヴァイヴする気概を失ってしまったからだ。回復手段はほかにもある。それが聖なるマントだ。

聖なるマント

テキスト通りそれはおまえに永遠の命を与える。このマントを装備していると10秒につきライフが1回復する。つまり1分間でライフ6回復だ。画像のマントを羽織るとライフが300ちょっとになるので、仮にライフが1になってから約50分で満タンになる。少し落ち着け。タルサ・ドゥームの罠は強力であり、おまえはスマホゲームをピコピコして美女ベイブをガチャしたり、ジェムとかでAPを全回復したりすることに慣れきってしまった。「そんなに待てないよ・・・」おまえが泣いてそういうのも仕方ない。だが・・・これは真の男のための過酷なゲームだ。全てのクトゥルフの陰にはダニートレホが潜んでいて、投げナイフでおまえの心臓を狙っている。それなのにおまえは、我慢するのに耐えられなくて無防備を晒すのか?おまえには今まで、目的のために何かを堪えて待ち続けた経験は無いのか?そしてそれは無駄なことだったか?違うだろう。このゲームはそういう、人生において待つことの重よう性も教えてくれる。生き抜いて真の男になりたかったら、忍んで待て。

洋服箪笥


なお、それでも時間が長くかかるのが嫌なおまえは強化部屋で「洋服箪笥」をアンロックしろ。これは冒険に出る前に防具を1つ入手できるオプションで、聖なるマントが出ることがある。しかもライフの上昇値が低いので、より少ない時間でライフを満タンにできる。具体的にはライフは120ぐらいになり、満タンになるまでの所要時間は約20分にまで短縮される。これ以上は早くならない。何度でも言うが生き急ぐやつはサボテンに刺され、毒が回って死ぬ。運命を受け入れろ。いいか、探索中にダメージを負ってもフラスコは飲むな。マントを羽織ってじっと待ち、ライフが満タンになるまで何か他の用事でもしていろ。おれは真の男のための映画「デスペラード」を視聴し直したり、この記事を書いたりした。フラスコはボス戦とか本当に回復を急がなければならない時に飲め。ライフが満タンになったらおまえが持ってる一番強い防具を着て、また探索に出ろ。

防具:一番タフなやつにしろ

一番強い防具とは何か?おまえはおれが素早く殺せと言ったから、「水晶の頭巾」とか「焦げた頭巾」とか「宝石の頭巾」とかの特定ダメージがアップするやつを装備すれば良いと思っただろう。別に間違っているとは言わない。おれも第2幕を初めてクリアした際は「竹のバースト」「蜘蛛の指輪」「竹の装置」「竹の装置」「宝石の頭巾」と自然ダメージ特価のビルドが作れた。しかしこれは完全に運が良かっただけであり、終盤でそういう強いビルドにならない場合も多いのが、おれの綿密なリサーチによって判明している。なのでとりあえずライフが一番増えるやつを確保しておけば問題ない、と伝えておく。死なない限りダメージは与え続けられる。目先のダメージ増加に囚われてライフが全然上がらない頭巾を被るやつは、即座に死体になって引き摺られ、モップがけされる末路を迎える。あと上昇値が高いからといって「歯飾りの頭巾」を選ぶあほはおれの話を完全に聞いていないので、この記事を最初から読み直せ。

キャラクターとクラス:腰抜けだけ避けろ

今更だが、このゲームではキャラクターは開始ごとにランダム生成される。最初は1人しか生成されないが、強化部屋で「皆は一人のために」をアンロックしておくと、3人が生成されその内から1人選ぶようになり効率が良い。キャラクターにはクラスがあるが、リセマラして聖なるマントが欲しい場合はクラスにも拘ってるとそのうち脳味噌がしぼんでEND OF MEXICOするので、ジオマンサーとブラッドマンサー以外を選んでおけばだいたい問題ない。逆にこいつらはとんでもない腰抜けであり、まだ銃の扱い方もままならないおまえがこいつらを選ぶと死ぬほど後悔するだろう。

その他:Bloodborneを忘れるな

この記事を読んでいるくらいだから、おまえはBloodborneをプレイしたことがあるだろう?Bloodborneで学んだことは、全てこのゲームにも当てはまる。「敵の動きをよく見てタイミング良く避ける」とか「こちらの攻撃が届くギリギリの範囲を頭に入れる」とか「敵の特徴を探る(死んで爆発するのか、触れただけでダメージを負うのか)」とかだ。そういう細かいことを説明をする時間はないので、実際にプレイして覚えていけ。あとはこれまでに書き漏らしたことを伝えて、おれの話は終わりだ。

・祠に触れるな
祠はおまえにバフをくれるか、さもなくば呪いをかけてくる。祠には絶対触るな。バフを引いても一定時間だけだし、呪いの場合はクリアまでずっと呪われる。特に「追われている」とか「永遠に続く、あの邪悪なもの」とかにかかった場合は永続的にクトゥルフがおまえの近くでリスポーンし、先述のマントで回復する方法を滅茶苦茶邪魔される。そうなればおまえのやる気も尽き、たぶん泣いて「ランを終了」を押すことになる。おれはAct 1をクリアした時にこの状況に陥ったが、根気よく回復してそのままクリアした。ただ・・・無駄な努力だったと思う。おまえは無益なことをせず、祠はスルーして先へ進め。

・凍傷と酸素不足に気を付けろ
ダメージを受ける原因は敵の攻撃だけじゃない。後々のステージでは居るだけで寒すぎて凍傷になったり、あるいは長時間水中に居ることを強いられて酸素不足になる場合もある。どっちもライフが減っていくが、特に酸素不足の場合は初見殺しみたいな勢いで減るので、すぐに陸に上がるか近くの酸素泡に触れろ。そもそも酸素不足になんかならないように常に注意しろ。「水の中なんだから酸素不足には気を付けるにきまってうrじゃん」とか考えてる腰抜けは、いきなり襲ってきたクトゥルフとの水中戦に気を取られてあっという間に窒息死だ・・・・。


第3幕に備えろ

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このゲームはアーリーアクセス・・・つまり未完成だ。執筆段階でAct 3は実装されておらず、おれですら未だにこのゲームの全貌は掴めていない。いつ実装されるかも分からないので、おれはこの記事を書いたらBloodborneっぽいゲームを探す旅に戻る。だがAct 3が実装されたらおれは帰ってくるつもりだ。おまえはどうする?ここまでついてきたおまえなら、もうクトゥルフどもと渡り合える覚悟は決まったはずだ。指輪を嵌めろ。マントを羽織れ。やつらを分からせるために。またAct 3で会おう。





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