東南アジアバックパックの想い出を語る⑨~インド~
こんにちは♪
前回、インドのベアフットカレッジというところへ行った話を書きました。
今回はそこでの出来事をまとめます。
ベアフットカレッジ
創業の想い
ベアフットカレッジを創ったバンカーロイさんは、エリート教育を受けてきますが、貧困地域に裸足の大学を創設します。
創業の際に地元の長の意見を採用し、「学位を持った人は入れない」と条件のある面白い大学です。
大学では、コミュニティに役立つこと、奉仕することを重視して教育がなされます。
「お勉強」をする場所でなく、生きる力をつける場所です。
バンカーロイさんは、どんな辺鄙な村にもプロはいるとおっしゃっています。
ベアフットカレッジで学び活躍している人は、教育を受けていないおばあさんや、読み書きができない人などです。
ですが、彼ら彼女らに太陽光発電の技術などを教えると、しっかりと習得して地元の地域で普及させていきます。
さらに、周辺地域や他国の辺境地域の同じような境遇の人たちにも、身振り手振りでコミュニケーションを取り技術を伝える、最高の先生にもなります。
私は、このTEDを見たときにとても衝撃を受けました。
同時にバンカーロイさんに会ってみたい、この方が創設した大学をいつか見に行きたい、と思ったことをよく覚えています。
様々な取り組み
裸足の大学では、総理大臣選挙が行われ、12歳の女子が役職に就いたこともあります。
操り人形を使用して、読み書きできない人のために劇でコミュニケーションをはかっています。
実際にベアフットカレッジを訪れた際、たくさんの取り組みを見学させていただきました。
太陽光発電の機器を作っているところや、布ナプキンをミシンで作る女性たち、雨水を溜めるダム、料理用の大きな発電機、そして自然豊かでその中に建つ白基調の建物など。
そこで生きていくためのたくさんの仕組みがあり、ベアフットカレッジで働く人たち自分の仕事に誇りを持ち生き生きと働いていました。
ずっと家の中にいて旦那に支えられて生活していた女性も、自分が技術を習得して村の人々の役に立てていることで、自信や尊厳をもって生きていました。
インドの辺境地での学びはすさまじかったです。
素晴らしい教育がなされる場所に行くことができて、とても嬉しかったです。
終わりに
バンカーロイさんはTEDの中で、身近な人が解決策を知っているから、解決策を外に求める必要はないとおっしゃっています。
地元の人の尊厳や、歴史から学ぶこと、先人たちから学ぶことの大事さを私も大事にしていきます。
また、マハトマガンディーの言葉を引用されます。
『First they ignore you, then laugh at you, then they fight you, and then you win.』
無視されようと、反対されようと、馬鹿にされようと、あきらめずに信念をもって取り組んでいきます!
TED バンカーロイ:「裸足の大学」から学べること
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