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日本語教師歴10年の私が、いまできることは

#いま私にできること で記事を書いてみようと思いました。

2020年の日本語教育業界は「激動」

新型コロナウイルスの感染拡大の話が2020年頭から今まで、増減があるものの収束がいつになるかまだまだわかっていないですよね。

日本語学校に限らず、地域日本語教室や、フリーランスの日本語教師の方々も、在留外国人(特に留学生)の数が激減し、収入が不安定になったのが一番大きいかと思います。

外国人受け入れの話はコロコロと様相を変え、現場も政府職員も大混乱です。10月から緩和の話があったので、はやく落ち着くといいですね。

教育面だけとらえれば、開拓の年だった?

この2020年の「日本語授業」はどうだったでしょうか。

「オンライン授業」に不慣れの方はかなりとまどった1年だったと思います。対面授業だけではすまされないと思いますが、これがこの1年だけでなく、これからも続いていくでしょうね。完全な元の生活に戻るのはインフルレベルまでの脅威に落ち着いてからだと思います。

今回の「オンライン授業」ですが、慣れた人は教師として続けられて、慣れない人は埋もれていく可能性が高いと思います。

これは「オンライン授業だから」「ICT技術がないから」ではなく、「変化についていけない/ついていかなかった」からだと私は考えますが、どうでしょうか。

新人のとき3.11を経験

3.11の大震災を覚えていると思いますが、あのとき私は1~2年の新人でした。

日本語教師としてとりあえずやっていけた、さあ4月からもがんばろう、と思っていた矢先です。

一瞬にして「自宅待機」を命じられ、仕事がなくなり茫然となりました。

「成長」よりも「即戦力」として不要だと切られたのが、精神的なショックとしてあったんでしょう。結構へこみました。

ほかの教師には負けない!という想い

それからは、就職活動とともにスキルアップとして磨かなければこの先も同じことが起きる!と不安になり、それが原動力となって色々と手を出しました。

もっと良い授業は何だろう(様々な形式の授業を実践)

知識が足りない!(検定に合格しておけばいい!)

ほかの先生はどんな授業をしているんだろうか(授業見学)

外国でも働けるように、日本語以外も習得しよう(外国語の勉強)

1つの学校でだめなら、2つの学校でも働いてみよう(就活)


・・・実にいろいろやりました。

おかげで、3.11の4か月後の7月に非常勤講師としての道も見つかり、その年に検定にも合格しました。やらなくてよかったことは、1つもないと思います。

いま私にできること

私は今、僭越ながら後輩の日本語教師を育てていく立場もしています。

その彼らがもっと良い教師になるよう、また、たとえ私のもとを離れても確実に日本語教師として、即戦力として雇ってもらえるよう育てていきたいと思います。

それが今の私にできることだと思います。

#いま私にできること

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