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「価値を大切にする金融実践者の会」第14回ハイブリッド対話会を開催しました。

8/30にリアルとオンラインのハイブリッド対話会を開催しました。
今回のテーマは「ジェンダーギャップとバリュー・ベースト・バンキング」です。

・世界各国の男女平等の度合いを示すランキング「ジェンダー・ギャップ指数」は先進国の中で最低水準の156カ国中120位
・世界の中小企業の女性社長の比率は33%であるのに対して、日本では8%
・日本の上場銀行の女性取締役比率は10% (GABVメンバーであるリードバンクでは取締役の半分が女性)
・共働きの夫婦の住宅ローンを奥様名義で申し込むと、夫の連帯保証が求められる銀行が存在している

みなさんは、これらの現実をきいてどう思われますか?

政府による女性の活躍推進が叫ばれて早10年。日本での現実はこのとおり。さらに、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、女性の抱える社会的、経済的、健康的な課題がさらに深刻化しています。

金融包摂の視点で言えば、ジェンダーによる金融へのアクセスの制限や格差は顕著であり、より当事者の声を反映した取り組みが求められています。

今回の定例会では、行政機関、NPO、金融機関のそれぞれの立場から、ジェンダーに関わる現状の共有と、方向性について対話を繰り広げました。

「30年前20代の時の問題意識と変わっていない」「無意識の思い込み、アンコンシャスバイアスに気づく。」「選択肢の自由がありそうで圧力を感じる。」「労働金庫はもともと働く人の福祉金融」など、対話はつきませんでした。
当日の模様はモデレータの清水菜保子さんが、こちらでも紹介しています
https://www.facebook.com/localfundyuzuriha/posts/pfbid02JqE95Ty7M9NjoScqMNaUz1BKVhhD2p13n4ftGtfEADp6wWWD4YXQBFc5u7B2tpAnl

簡単には行かないですが、女性だから、男性だから、金融機関だから、市民団体だから…というラベリングで多くを見落としてきていると改めて考えさせられました。


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