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[レポート]第4回J Camp DAY2

こんにちは!
ジョイゾーの川岸です!✍️

今回は、2/10に行われたJ Camp DAY2について書いていきます。
DAY1についてのレポートもありますので、よかったらそちらも合わせてご覧ください。

参加してくださったのは、DAY1と同じく自治体、銀行、一般企業で働くみなさんです。

DAY2では、DAY1で学んだDB講座をさらに少し進めた「正規化」についてと、ジョイゾーが対面で行っている「システム39」での開発手法および、kintone SIGNPOSTのパターンを使って学んでいく3時間となっています。
DAY2は、以下2つのセッションで行います。

・業務データを扱うためのDB(データベース)の仕組みを知る
・システム39およびkintone SIGNPOSTから業務改善の勘所を知る

DB講座「正規化」について

DAY2では業務改善する時には必ず考えてほしい、「データの取り扱い方」について触れていきます。特に「正規化」の概念を持っているとシステム設計する上でも、ユーザーとしてシステム開発者からヒアリングを受ける時にも役に立ちます。
知ってると知らないとでは、断然差が出てきますのでみなさんにも慣れてもらいます!
どんなことをやっているかは、J Camp DAY2を紹介しているnoteにありますので覗いてみてください。

正規化を学んでみて参加者の感想

一般企業様:
DAY2で印象に残っていること
正規化の話はkintoneを扱う上で必要な知識なように感じました。複数のマスタアプリ作るのはどうなんだろと思っていたところなので良かったです。

正規化を学ぶと、「マスタ」をどのように設定するかなど運用に合わせて設計をしていくことが大切なのが分かってきますね。

アイスブレイク

データベースという「システム構築」に必要な知識を身につけた後は、「業務改善」をしていく手法についてより深く考えていくワークショップに入っていきます。
その時に必要となる考え方として、まず最初にアイスブレイクでみなさんと頭のストレッチをします!

ご飯の炊き方、あなたはどうやってやりますか?

みなさんならどんな手順で炊きますか?

さて、「ご飯の炊き方」について、3ステップで書くとしたらあなたはどんなふうに書きますか?
こんな問いの中にも、実は見えない色々なことが省略されていたりします。
このように一つのことに対しても、「背景」「目的」「手段」を考えることは、DXを進める上でも必要だと、実感してもらえるアイスブレイクです!

システム39(業務改善)の3つのポイント

システム39の基本として3つのポイントをDAY1でもご紹介しています。それをさらに6つづつに細かく分けて、18のポイントにブレイクダウンして考えていきます。

進め方としては、まずこの18個のポイントを読み、参加しているみなさんが実際に業務改善を考えた時、またはヒアリングしたことがあるなど実体験に沿って、当てはまる行動はあったかなどを、kintoneのスレッドに書き出しながらディスカッションをしていきました。

ワークショップの書き込み抜粋(システム39のポイント)

#システム39のポイント【熱量】
自治体様:
選んだポイント:「トップを巻き込む」
トップが先頭に立ってなんでも行うので、そこについていく次の管理職層をいかに巻き込んでやる気にさせるかが大切。
一般企業様:
選んだポイント:「決めきる」
事業を進めるためには目標を決めてみんなで力を合わせられるチームが必要だと思います。
一般企業様:
選んだポイント:「少数精鋭のチームを作る」
他の業務があるので専任になってもらうのは難しいと思いました。
それこそその前段階として「トップを巻き込む」←覚悟を決める が重要ですね。兼務してもらうとすると、巻き込むためには自分の覚悟熱量が必要と思います。昔は仕事は一人でやってやろう!と思っていましたが、今では自分一人でできることはあまりに少ないのだと感じます。。。

みなさんの声がリアルです

みなさんから出てきたのは実践しているからこその悩みや考え方。これをkintone上で共有し、どういう意識で進めていくかなど色々な視点から一緒にディスカッションしました。

実際の書き込みはこんな感じです

kintone SIGNPOSTを使った業務改善の考え方

システム39のポイントをみんなで考えた後は、DAY3のロールプレイングに利用していくツール「kintone」でシステムを構築するときの道しるべとなる「kintone SIGNPOST」を利用しながら、より実践的な考え方を身につけていきます。

44のパターンとそのパターン実践ガイド

kintone SIGNPOSTの中にある44のパターンのうち、システム39の考え方に重なる部分についてピックアップして、先ほどと同じように自分の経験に照らし合わせて書き出し、ディスカッションを進めました。
kintone SIGNPOSTの44のパターンはWebで公開されています。

自治体様:
選んだポイント:「3つ以上のアイディア」
キントーン未利用ですが、「3つ以上のアイデア」が気になりました。
検討の過程を残せることは、議会や住民への説明にとっても説得力が持てるような気がします。また、1案で検討を進めていると、別方向の指摘があり一から考え直す必要が求められることもあるため、多くの時間が無駄になることも・・・
複数以上のアイデアをもつこと自体が、DXの要素の一つのような気もします。2案以上でなく3案以上というのも気になります。

自治体様:
選んだポイント:「業務の付加価値」
DX推進して業務改善をするにあたって、闇雲にすすめていくのではなく、
どういった業務を改善したいのか明確にした上で業務改善をすすめていかないと結局はなにがしたかったのか目的を見失ってしまう・・・というのは感じます。

おわりに

DAY1、DAY2を通して、講義とワークショップという形で座学による業務改善思考の定着を行ってきました。
DAY3、DAY4はいよいよ実践を学ぶ、「対面開発ロールプレイング」に入っていきます!
DAY3、DAY4のレポートもお楽しみに!


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