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しくじりから学ぶ!成長系ワーケーション

ワーケーションってなんだろう?

ジョイゾーでは2019年ごろからワーケーションを始めました。

最初は、弊社COOの琴絵さんが海外に行った際に時差を利用し、昼間は観光・日本時間に合わせて仕事をする感じからスタートしました。
琴絵さんが、場所に関係なく問題なく仕事をこなし、それを積極的に社内で発信することにより、会社のメンバーもそれぞれ行きたい場所に行ってワークすることにチャレンジし始めました。

元々、自由な社風やパソコン一つで仕事できることもあり、2020年には、ワーケーション手当も開始し、さらにジョイゾー内のワーケーションが活発になりました。2022年には、赤ちゃんが生まれたばかりのメンバーなど一部を除いて、ほぼ全員がワーケーション経験者になりました。

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。
パソコンが普及した2000年代に始まったとされています。
仕事と休暇の線引きや勤務時間の認定が難しいといった印象を持たれている反面、豊かな自然環境や落ち着いた雰囲気の中で働くことで創造性や生産性が高まるとも言われています。

ジョイゾーのワーケーションの始まりは、「みんなにワーケーションを経験をして欲しい」という思いからスタートしています。この1年で社内でもほとんどの人がワーケーションを経験していました、私たちもその中の一人でした。

2つのしくじり!変化し続けるワーケーションの目的とは

社内で多くの人がワーケーションを経験していく中、ワーケーションの目的も成長し、変化していることに気がついていない私たちは、工程と目的の共有も中途半端のまま11月のワーケーションに出発していました。

当初の目標である「みんながワーケーションを経験する」は、ほぼ達成できジョイゾーのワーケーションは確実に成長していました。
私たちが気づかないうちに、第二ステップとしてのジョイゾーワーケーションが始まっていました。

ただ、行くだけが目的ではなく、現地に行って様々な体験をし、知見を広げて地方について学ぶ、それを自分たちに取り入れていくこと。

これが、Joyzoワーケーション2.0です。

成長しているワーケーションに気がついていない私たちは、ワーケーションに参加し、現地でのアクティビティや交流などを楽しみにし、自分たちの行きたい気持ちを優先していました。そして、それがいつの間にか目的となっていました。

ワーケーションはスタートしましたが、社内との認識合わせがうまくできていなかった私たちを待ち受けていたのは「ワークをしないといけない」という固定概念です。
その固定概念により、会社とはワーケーションに対する共通認識に齟齬が生まれていました。

お互いがワーケーションをどう捉えているか意識合わせが全くできていない中、ワーケーションに出発してしまっていた。これが1つ目の「しくじり」です。
今回私たちが参加していたワーケーションは自治体主催のものだったため、初日からアクティビティが豊富で業務の時間がほとんど取れない状態でした。
「業務=パソコンを開いていつもの作業をすること」に固執していた私たちは、いつもの業務に支障をきたしていることへのフラストレーションとワーケーションを楽しみたいとの気持ちの狭間で気分も落ち気味となりました。

そしてここからが私たちの最大の「しくじり」となります。

手段が目的となりワーケーションのワークの捉え方が「通常業務をすること」になっていた私たちは「ワーク」を違う観点からみることができず、ワーケーションを優先するために有給を取りました。

これが2つ目の「しくじり」です。

勝手に有給を取ることは、今ある状況から目を背けたということです。その場で相談をしていたら取らない行動でもありました。
業務に囚われたくない、ワーケーションを楽しみたいという気持ちばかりが先行し、相談もせずに有給をとった私たち・・・もちろん楽しめるわけもありません。
綺麗な景色も白黒に見え、休みといえども会社からの連絡ばかり気になっていました。

ジョイゾーが求めるワーケーションの目的をすっかり見失っていた私たちが取った行動は、変化しているJoyzoワーケーション2.0の認識が全くできていない上の行動でした。

ワーク=デスクワークの固定概念からの脱却

ワーケーションから戻ってきた私たちは、お互いの認識が違っていることを感じて、すぐに対面で話し合う時間を設けてもらいました。ワーケーション中もチャットでやりとりはしていましたが、経営陣とリアルで話すことにより理解を深めることができました。

その時間の中で、ワークはデスクワークに限らないことに気がつかされました。

ジョイゾーのワーケーションのワーク部分は通常業務(デスクワーク)でなくても良いんです。
ワークって聞くとどうしてもデスクワークだと考えがちですが、現地の人との出会い、触れ合い繋がることもワークのひとつという意識でいればワークになります。

普段経験できないことを経験して、そこで得たインスピレーションが何年後かに仕事につながるかもしれません、新しいアイディアが生まれるかもしれません。
アクティビティを行うこともワークの一つという意識で楽しむことが大切だと改めて考えました。

失敗から進化!Joyzoワーケーション2.0

今回のワーケーション自体は「失敗」してしまいました。

ですが、ジョイゾーのワーケーションが「成長するワーケーション」だということを、改めて学ぶことができました。ワーケーション制度自体が進化するだけではなく、ワーケーションを利用するメンバーの意識も成長する必要があると強く認識しました。その変化に気づき、お互い成長していくのがジョイゾー流成長系ワーケーションかなと思います。

今回の私たちの「しくじり」ワーケーションにより、新しい仕組みもできました。それは、社員全員に誰がいつ、どんな目的でワーケーションに出かけるのかを明確にして情報共有する「ワーケーション承認制度」です。

承認制度といっても「承認、却下」というものではなくて、目的を明確にしてみんなに共有するための「承認」制度です。

以前は、「こんなワーケーションがあるから行ってみない?」と経営メンバーからお誘いを受けて行っていたので目的が明確でかつ承認も受けていた状態だったのですが、今はほとんどのメンバーが経験をしたので、「誰でも」「自由に」ワーケーションを選択することができるようになりました。

だからこその承認制度です。
利用する側も目的を明確にして申請して気持ちよく楽しんでくる!

私たちの失敗があったからこそ、今の状況に合わせた改善を話し合うことができました。これで全社員楽しく学ぶ「Joyzoワーケーション2.0」を進めていけそうです。

東京に帰って来た時は、もうワーケーション行くのはやめようと正直思いました(笑)

でも、やっぱりワーケーションって魅力あふれているんですよね。

いつも仕事しているオフィスや自宅ではなく、今まで自分が知らなかった景色や土地の魅力そして新たな出会い。まだまだ世界には知らないことばかりです。
毎回、どこかにワーケーションに行くたびにその土地の100%のファンになって帰ってきます。

現地でオンオフ、メリハリつけた滞在出来ること。限られた時間の中で集中して仕事ができること。

土地を訪れてその場の空気・食べ物を食べる・景色を見る・体験する・全ての五感で感じるがワーケーションです!

失敗から学んだ私たちは、一回り成長しました。

もう、ワーケーションに行くのはやめようと思っていたのに、実はもう次のワーケーションに出かけています(笑)

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