新入社員は64歳kintoneおばちゃん
前編はこちらから!
kintone hive 祭りのあと、あとの祭り?
kintone hiveの後、その反響の凄さに驚愕し、いただいたアンケート結果に号泣し、すべての初めての経験に、興奮して眠れない日が続きました。
hiveから一週間後、すっかり魔法が解けたおばちゃんはとうとう高熱を出して寝込みました(笑)
すでに臨月の長女が里帰りしておりましたもので、コロナ疑惑で家中大騒ぎとなりました。
寝込んでいる間に仕事も溜まり始めていました。
仕事だけではなく、家の事も、hiveの準備で先送りにしていた「現実」が押し寄せて焦りました。 寝ている場合ではありませんでした。
●hiveからAWARDまでの我が家のイベント
7月 kintone hive東京
8月 長女の出産(姫の誕生)
9月 次女の結婚式
10月 義母1周忌、 姫のお宮参り
11月 CybozuDays2022 AWARD
AWARD準備
●1分の重さ
この歳になると1年の長さが年々短くなっていきます。
ところが、今回ほど、1分の重さを感じたことはありませんでした。
AWARDでは、hiveに比べ、持ち時間が3分短くなりました。たかが3分。されど3分。
17分でさえパンパンだったhiveの登壇内容を3分削ることは途方もなく難しく本当に苦しかったです(会社で懸念されたとおり、そういったスキルがなかったんですね)
結局、台本も資料のパワポも作り直しとなり、AWARD用パワポが出来上がった時には季節はすっかり秋に変わっていました。
●登壇練習
1)朝と夜の入浴タイムで各2セット
ジップロックに入れたスマホのストップウォッチを睨みながらひとりでぶつぶつ(毎回のぼせてフラフラになりました💦)
2)朝夕の物干しで各2セット
物干しざおの端から端をひたすら行ったり来たりしながらぶつぶつ。
3)夜中の仏間で3-5セット
仏壇に向かってぶつぶつ。
相棒の愛犬りくだけが、いつも心配そうに付き合ってくれていました(笑)
いざ幕張!Cybozu Days 2022
気が付くと、窓の外の景色が朝焼けに変わっていきました。
そしてAWARD本番
この日も早朝から飯塚洋平さんは幕張まで来て同伴してくださいました。
やることはすべてやった!!もうジタバタしてもしょうがない!!
各地の代表のみなさんにお土産の鳩サブレを持ってご挨拶して年配者の余裕を見せてみました(見かけだけ(笑))
特に大阪代表の株式会社ミヨシテックの永谷社長と藤原さんはkintone hive東京にも来てくださっていたので再会がうれしかったです。
AWARD 登壇
残念ながらAWARDは逃がしましたが・・・
幸せでしたー!
最高に幸せでした!!
AWARDのステージは、hiveのそれよりずっと長く、客席も途方もなく広かったです。凄くて、素晴らしい景色でした。
おばちゃん、走り切りましたぁー
まさしく、kintoneの雲の上にいるような半年間が終わりました。
おばちゃんが一生見るはずのなかった景色をみせてくれた、めぐり合うはずもなかった人たちとつないでくれた、
kintone hive Tokyo
cybozu Days2022 kintone AWARD
本当にありがとうございました。
kintone hiveとAWARDの相棒のりくが逝っちゃいました
幕張から帰宅した時、ちぎれるほど尻尾を振って出迎えてくれた愛犬りくが、翌日、急に元気がなくなりその翌日、虹の橋を渡って逝ってしまいました。あっという間の出来事でした。
再雇用期間あと6か月。でも退職することにしました
kintone hiveで思いもよらない方々と繋がり、その方々からまたいろいろな方々に繋いでいただいて、ひとつひとつの出会いがおばちゃんの宝物となりました。
既に再雇用期間は半年を切っていました。
半年後自分は何をやっているだろう?何をしていたいんだろう?と考えた時、それはいまの生活の延長線上にはないと思えてきました。
Cybozu Daysでサイボウズ社の青野社長の基調講演で、たまたま耳にしました武蔵大学社会学部教授 庄司昌彦先生の「支える人を支える仕組み(システム)作り」という言葉が胸に刺さっていました。そんなアプリが作れたらそれこそkintoneおばちゃん冥利だと思いました。
残りの半年を勤め上げて有終の美を飾るより、自分にとって価値があると思う事を始めなくちゃ!なんて、この時はずいぶん気が大きくなっていたんですね(いつものことながら、後になって猛省するんですけどね)
会社からの契約更新のメールに「更新は辞退させていただきます」と一言返信しただけで、再雇用者の退職って簡単でした。
そして最終出社日
コロナ渦でここ数年、数日しかリアル出社していなかったせいか、びっくりするほど感慨の念はなく、こんなもんかぁ。って感じで終わりました。
唯一寂しかったのは会社PCの初期化ツールのスタートボタンをクリックする時くらいかしら。
再雇用の始まりから、kintoneを勉強したりアプリを作ったり、ずーっと一緒でしたからね。
ソロ活動してみました
コロナによってもたらされた長いテレワーク生活を経験して、40年以上も当たり前だった働き方が根本から変わって、「いったい今までがなんだったのかしら」と考えるようになっていました。
働き方の選択肢が拡がった事は、我々シニア世代には追い風です!!
「元に戻さないためにどうすればいいんだろう」と考えるようになりました。
以前から、地域の活性化、特に娘の住む長野県白馬村でのワーケーションについて、シニア世代の自分の経験とkintoneの実績を活かして、何か関わりたいと強く思っていました。「企業」と「働く人」と「地域」の三方良しに必要な条件を突き詰めてみたくなりました。
自分のこれからの活動のヒントがほしくて、有休消化期間と退職後の1か月、いろいろな方にお会いしてお話をうかがいました。
お話しを聞かせていただいた方々
つなぎ人の飯塚洋平さんにご紹介いただいた
サイボウズ株式会社応援プログラムプロデューサーの岩下さん
暗中模索のおばちゃんに最初に手を差し伸べてくださった水先案内人さんです。何かにつけてご相談するたびに貴重な情報をいただいています。
● #hugluma二河さん
NPO向けの業務改善を生業とされているhug-lumaの二河さんに、岩下さんのお取り計らいで、日本橋サイボウズオフィスでお話をうかがうことができました。
時間を忘れてメモを取るのも忘れるくらいのあっという間の時間でした。
二河さんの多岐に渡るマルチなご活動のお話に引き込まれ、自分の話を聞いていただくことで、やさしく伴走してもらっている気持になり、自分が何をしたいのかがぼんやりですが見えて来ました。
自分もひとりで何かできるようなそんな妄想が拡がりました。
●サイボウズ社の竹内さん
岩下さんに、サイボウズ社の竹内さんをご紹介いただきました。
サイボウズ社社員である一方で、新潟県妙高市で「 NPO法人しごとのみらい」で人材育成・組織づくり、コミュニケーション研修事業などの活動をなさっている竹内さんです。
竹内さんはワーケーションコーディネーターとして妙高市のワーケーション事業開発を行い、まさしく、「二拠点ワーク」「複業」「テレワーク」などこれからの働き方を実践されている方です。
ワーケーションの意義についてこれからの課題について、丁寧にお話してくださいました。
静かで温かくて心に染み入るようでした。
●白馬村宿泊シンポジウムに行って来ました
たまたま長女から情報をもらって、いてもたってもいられず行ってまいりました。地元の方々の熱い思いをうかがうことができました。
●株式会社岩岳リゾート代表取締役社長 和田寛さん
何にもなかった白馬岩岳のスキー場の山頂に次々と仕掛けを作って、スキーシーズンだけでなく、一年を通してで1日4000人を超える人々が殺到するマウンテンリゾートに変えた方です。
テレビ「ガイヤの夜明け>山のリゾート争奪戦!白馬の陣」を拝見し感動し、録画を何度も何度も視聴しました。
長女の伝手で無理を承知でお願いしてみたところ、大変お忙しい中、早朝のsnowpeakのスタバで会ってくださいました。夢を見ているみたいでした。「リゾート地が期待するワーケーションって?」というお話を中心にうかがいました。
●白馬中学校オンライン授業を実現した「駆け付け隊」 平岡さん
「白馬村立白馬中学でコロナによる休校時、おかあさん達の働きかけでオンライン授業を実現化した」という噂は娘から聞いて胸がざわついて、記事を探して読みました。
いつかこのお母さん達とお会いできたらいいなーと思っていたところ、なんと思いもかけない奇跡!先方からご連絡をいただきました。
Cybozu Days kintone AWARDの時のログミーの記事を読んでくださってご連絡いただいたとの事。もちろん、すぐに返信し、白馬に会いに行きました。
白馬村のいろいろなお話をうかがっているうちにこんなLINEのオープンチャットをみせていただきました。
●白馬村役場 渡邊さん
平岡さんはクロスカントリーで岩手国体に出場が決まっている超アクティブなおかあさんでした。本当はとてもお忙しい時期だったんです。それでそんな平岡さんから「白馬村のキーパーソン」とご紹介されたのが白馬村役場の渡邉さんでした。
渡邉さんは「百馬力」という団体でも、白馬で様々なプロジェクトやイベントを開催して、白馬が大好きな人達のつながりの場つくりの活動をされています。
この百馬力のサイトにありましたYahoo!(株) 元代表取締役であり 現東京都副知事 宮坂 学 氏の基調講演の「白馬村の百年後について」の一句一句が心に刺さりました。
小さい挫折
またとない刺激やアドバイス、課題そして大きなヒントをたくさん頂きました。わくわくしながらお話をまとめて行きながら、個人事業主の申請書類を揃えたり、徹夜で屋号を考えたり、名刺の図案まで考えました。
・・・ところが、そこから先に進めない自分がいました。
暗中模索の状態のまま焦って行動を起こしてみたものの、そしてやりたいことはたくさんできたけれど、どうすればいいのかわからない!!
気持ちだけ盛り上がって、頭とカラダが付いて行かない・・情けない自分でした。
それまで企業というぬるま湯にどっぷり浸り切っていたおばちゃんは「独り」という事、そして「非力(キャパの小ささ)」を痛感しました。
(ここで気付くなんて!?って話ですよね)
再会
株式会社ジョイゾーCOO 四宮琴絵さん
にもお話をうかがいに上がりました。
SNSで拝見するジョイゾーさんの各地域でのワーケーションの成功や四宮さんの地域創成のご活動は地球半周くらい私の先を行っておられて(嫉妬するくらい)憧れていました。
>数か月前のhiveの事、まだ覚えていらっしゃるかしらん
不安でしたが、思い切ってご連絡を差し上げてみたところ忙しいスケジュールを空けて会って下さいました。
私のソロ活動の結果や迷路の状況を親身に聞いてくださいました。
そして、なんと、なんと、こんなポンコツなおばちゃんを「一緒に頑張りましょう」と暖かく迎えてくださいました。
この奇跡を、まずは「つなぎ人」の飯塚洋平さんに報告しましたところ、すぐにいただいた洋平さんの返信にぐっと来ました。
64歳kintoneおばちゃんの奇跡の転職
転職すると報告したら、友達や親せきには、「その年でまだ働かなきゃならないの?ローンも教育費もとっくに終わったんじゃなかったの??」と真顔で心配されました(笑)
そんな反応には、この画像を送って自慢します!
>私、このオフィスで働くの!
>この人達と!!
夢見るkintoneおばちゃん
白馬のワーケーションや働き方改革のソロ活動もこのまま終わりません!
お話を聞かせてくださった方々に応えるためにも。
おばちゃんひとりでできることは、どんどん少なくなっていくけれど、「助けてください!」って、手を挙げれば、助けに来てくれる仲間を大切にしながら、ゆっくり進んで行きましょうって思っています。
64歳の奇跡の転職、第3の人生のスタート
目標はやっぱり・・・・
77歳 喜寿で
kintone hive再登壇!!!
株式会社ジョイゾーでは
一緒に働く仲間を募集しています。
#kintone対面開発 #フロントエンジニア
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