地元から離れる事で地元愛が深まった話
今年の夏に生まれ育った町から、関東の某所へ引っ越しをした。
引っ越し自体は学生時代にもあったのだけれど、今回の引っ越しはかなりの距離を伴った為、本格的な引っ越しという意味では初めての感覚である。
最初は完全に見慣れぬ土地、慣れない事も多く、ホームシックに感じていた時期もあった気がする。
しかもnoteでも書いてきたが、夢を追って出てきたにも関わらず、色々あって10日ばかりで新たな職場を離れてしまったのは拍車をかけただろう……。
それでも何とか食い繋ぐために、色々なことを経験してきた。
近くのスーパー、薬局、コンビニ。
生きていくために必要なお店は場所を把握し、慣れていく。
そうして、少しずつ今の住処を第二の故郷にしようと思っている。
とここまでは私の経験談。
話がずれますが。
よく「●●(地名)フェア」というのがデパートやスーパーの一角で開催されているのを見かける。
今まではあまり興味を示さなかった催事だけれど、地元を離れることで強く興味を抱き始めた。
その中でも、特に我が地元の特産品を扱うフェアはアンテナを鋭く。
「地元限定のアレ、買えるかな?」なんて気にしてしまう。
またテレビなどに出ている有名人の出身地も昔より気にするようになった。
この人も同郷なのか!
この人はこっちの出身なのか!
地元が同じでなくても、知識の一つとなるから面白い。
……最近の私の傾向を見ると、以前より地元に関するアンテナを強く張っている気がするのである。
言い換えれば、これが地元愛と言えるものなのかもしれない。
今まではその地元に居続けたからこそ、日々の生活を当たり前と捉えて、「他の場所から見た特別」も、大して気にかけなかった。
地元を離れ、その「他の場所」から見る立場になったからこそ、地元にしかない&地元の良さを感じられるようになったのだ。
そう考えると、ホームシックな気持ちはゼロではないけれど、地元から離れてみたのも良かったのかもしれないと思うのです。
地元に居続けるのも愛。
一度離れた視点でまた再発見するのも愛。
人と人の繋がりこそよく「離れた時にこそ〜」と言われるけれど、人と地の繋がりもそうなのかもしれない。
地元を離れて上京した人が思う地元。
日本を離れて海外で頑張る人が思う日本という「地元」。
宇宙飛行士も地球という「地元」を離れた時、その地元をより恋しく思うのだろう。
……なんだかスケールが大きくなってきた。
今日もご覧いただきありがとうございます。
貴方にいいことがありますように。
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