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インドネシアという国(経験からの私見)

インドネシアという国
 
学生時代に”インドネシア”という国と関わるようになり、早いもので20年弱になる。
それまで私はインドネシアに入国した事はなく、またイスラム教が大半を占める国を訪ねたこともなかった。行ってみなければ分からない事が多々あり、それは驚きと共に疑問・難問・価値観の違いを思い知らされた日々であった。
 
大学を卒業し、会社員になってもインドネシアを度々訪れては学生時代からの現地の友人たちに会い、ジャカルタの変貌も見てきた。またいつかこの国で仕事がしてみたい、次は仕事という形でこの国と関わりたいと考えてきたものである。
 
私なりに理解しているインドネシアとはこういうものだ。
 
・インドネシアは広大な国土(領域)を持つ海洋国家である。
・インドネシアの人口は2.8億人(2021年のデータ)でまだ増加傾向にある。
・インドネシア人は女性が大らかで優しい、男性はお調子者で見栄っ張りだが優しい。
・大半を占めるインドネシア人のイスラム信仰は非常に寛容で人思いな考えであり、中東
 のイスラムのイメージとは違うと感じる。
・平均年齢が30歳前半と非常若い、また人口はまだ増加している。
・購買意欲が高く、給与・物価共に高くなっている。
・新しいものが大好きですぐにうまく取り入れる傾向が強い。
・富の分配がうまくいっておらず貧富の差が激しい、それが教育格差に繋がっている。
・時間や約束を守らないイメージがあるが、そんな事はあまりない。
・ジャカルタの発展はすさまじい勢いである。
 
以上、思いつくままに書いたが率直な思いはこの様な内容となる。
 
東南アジアの国々には独特のイメージがないだろうか。全体的に適当、街がきれいでない、蒸暑い。。。
 
たしかにそれらが当てはまるのも事実であるが、教育をしっかりと受けた者は非常に有能な人が多く、また多くの都市は非常に発展してきている。ただそれが日本の様にほぼ隅々まで下水道があるかというとインドネシアもそうではない、地方はまだまだ未発展で川は汚い。ゴミを道端に捨てる習慣もまだ多く見られる。それを変えるべきだとは思うが、押し付けるものではなく、知識と知恵、技術や投資で人々の意識を変えていく事が重要だと思う。まさにその新しい視点でインドネシアの環境問題に取り組んでいる友人がいるが、地道な活動を通じて地方の人の意識や気持ちを変えていく努力を続けている。私もいつか何らかの形で関わりたいと思っている。
 
あまり上手な文章にはなっていないが、これから発展する事が確実なインドネシアという国への一つの情報になればと思い、この文章の締めとしたい。
 

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