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スピリチュアル「シンプル」

メトロポリタン美術館の絵画の写真をお借りいたしました。

動かない。?
動けない。?
かって、かなりの行動力のあった私だけれど
最近、特にシドニーから帰国してからの日々は
日常のことをするだけで(特に食関係は真面目に)
あまり他のことに動く気持ちになれません。

夫が故郷の同級会で2泊3日で帰省した時も、昔なら、京都や奈良・美術家や博物館・映画や音楽鑑賞など、前もって予定したり、その日のノリで行きたい所に行っていた私なのに、全くその気が起こらない。
シドニーの旅の疲れ?ではなさそう。確かに長時間の移動はしんどかったけれど。

様々なことが、どうでもいい というわけではなく
「あるがままで」という何だか、すごく気持ちがさらに広く広がった感覚に
今、なっている状態。静か~~~。今ここ。状態。

その少し前に、過去のネガティブ感情がワッ~と出ていたけれど
鳩尾あたりがチクチクと嫌な感じに。でも、それもわかりながらのネガティブ感情で、ああ、嫌な気持ちになっているわ~。原因は~と受け入れながら考えていた。

私は、別にいい人ぶっているわけではないが、相手の様々なものが見えすぎる時があり、そこにふれたら言えなくなってしまい、口を閉ざし黙る。
だから、相手ももしかしたらわかっていて、そういう自分にも何も言わないいい人ぶっているように見える私に攻撃してくるのかもしれない。他からも誤解を受けたりするのはわかっている。最近は、静かに言えるようになった。

昔は即、言い返しが出来なかった。その瞬間は、何が起こっているのか私の概念の中がパニック。
「この世は自分の魂を磨くために来た場所」という概念が、根柢部分になんとなく昔からあったから。嫌な感情を他人に当たり散らす人とのギャップがはなはだしかった。

ここで訂正しておくことは、もう一つ「この世は、楽しむために来た場所」という設定もあることに気が付いた。
この美しい地球・感情の有る人間・様々な事が混在しているけれど、やはり、短い人生(思いによっては、ながいかもしれない)楽しまなくて、喜びを見つけなくて何になる。

人間が気を付けないといけないときは、この、他人に自分の感情を当たり散らし始めた時。自分勝手な解釈で、根も葉もない悪口を言いふらし始めた時。運気下がります。自分の意見を言うのは大丈夫だけど。
意地悪になったり、嫌みを言ったり、自分で自分の機嫌を取れなくなった時は、要注意。これは、自分も含めた周りを見ての長年の経験。

思わず、相手に負の感情をぶっつけたときは、後で謝れば大丈夫なのだけど、謝らない人が多い。で、その後……。忘れた頃にやって来る。その時は、自分が言ったことをわすれているのよね人間は。
自分が幸せでいるためには、自分自身で自分の機嫌を取ることは大切。

なかなかね~。それが魂の修業なんだと思う。自分にも言っている。

植物と触れ合うようになり、自分自身が随分と変化したと思う昨今。
昔は、美味しいという有名なレストランを探して行ったりしていた。
それが、今では小さなプティトマト、紫蘇の葉、ササゲ、ゴーヤ、胡瓜など
植木鉢で育てているとれたてのものを、即、頂くということを始めた時から、本当のおいしさ、自然のおいしさがわかるようになってきた。

味だけじゃないのよね。その命を頂いているから。尊い。

加齢とともに自然に戻っていっているのかもしれない。
簡単な外食もよくするけれど、心惹かれるものは、新鮮でシンプルだと
感じるようになった。

だからといって、今からこの歳で本格的な農作業はできない。
自分で楽しむだけの植木鉢家庭菜園を庭でやっているだけ。
それでも、植物や自然の生き方やパワーにふれていると
様々な事は、もっとシンプルでいいのではないかと思えるようになってきた。

辻さんのエッセイの中に、食べるものは、自分の脳や精神に影響するから自分で作る。と書かれてあった。それが30代前半だったかとおもう。
還暦をとうに過ぎた私は、今、それを思っている。この事だったんだと、やっと実体験して理解できるようになった。植物を育ててわかった。

私達人間が口にする様々なもので、その国がどうなってゆくのか?
これからもっとわかる時代がくるのかもしれない。粗食でも、その材料に本当のエネルギーが宿っていれば、極端な話、木の実1粒でも、精神性の高さと生かされる力をもらえるのかもしれない。これは極端かもしれない。

これから加齢とともに、新鮮なシンプルな食をできるだけ、心がけてゆこうと思う。でも、チーズや生クリームや生ハムが大好き人間だから、時には食べたくなった時は、食べると思う。

ただ、できるだけシンプルに。
この世のすべては、シンプルだったのに、人間はどんどん複雑にしていった。
どういうシンプルな生き方が自分の生き方か?2024年からは、あるがまま生きて行って、行き着くところを楽しみにしようと思っています。

思いつくままに書きました。

ありがとうございます。